(段差参考記録)下腹つきました@半身動作研究会

この日は半身動作研究会~システマのはしご稽古。
まずは半身動作研究会の話。

構造動作トレーニングで紹介された『片足立ち』というトレーニングメニューを取り上げて、
技への作用を確認するという内容であった。

技を成り立たせるには、相手に触れても触れる前の状態で立ち続けることが条件だが、
『片足立ち』は一人でたつのがきついくらい不安定な状態で立っているため、
相手に触れるとどうしても、相手に寄りかかってしまう。
この誘惑に勝つには相手を気にせずに動くという稽古を続けることと、
『片足立ち』を苦もなく出来るようになるための『片足立ち』トレーニングの2本立てが良いだろう。

元々『片足立ち』は構造動作トレーニングの股割りの回に紹介されたメニューということで、
『片足立ち』の後、一人で勝手に『股割り』をやってみた。
会場にあった10数センチ程の段差を利用したのだけれど、いつになく股関節が働いた。
段差ありとはいえ、初めて下腹が床に着いたのだ。
『片足立ち』の効果がいきなりあらわれたと言えそうだ。
ポイントは2つ
・足首の背屈
足首の背屈が強化されるとその分だけ股関節が働くようだ。
・お腹をつける場所を確保しておく
お腹が空中にあると、ある位置でどうしてもブレーキがかかってしまう。
段差をつけて取り組む場合、なるべく深い位置に座ると良い。
前傾したときにお腹をつける場所を確保しておくのだ。
段差ありという条件付きながらも、お腹がついて感じたことは、以前予想していたものと一致した。
お腹がつくことによって重心が前に移動し、踵から体重が抜けていくのである。
股関節の可動域がひろければこのままロールオーバーになりそうだ。

この日は、他にも色々と『片足立ち』の効果を確認するメニューで稽古をしたが、
『片足立ち』が『股割り』に与える効果に一人興奮気味であった。


講座後に、最近甲野先生に教わった遊びを参加者のみなさんに紹介した。
・2人で向かい合って立ち、1人がペットボトルのキャップを持って手を前に伸ばす。
・もう1人は相手の手と同じ高さに手を挙げて待つ。
・キャップを持った人は、自分のタイミングでキャップから指を離す。
・待っている人は落ちていくキャップを手のひらを下に向けたまま上から掴みにいく。
というもの。
初級編では手を離す動作がわかるようにすると良いです。
慣れたらキャップが予期しないタイミングで落ちるように、緩く持った状態でやると良いです。
なるべく相手の手の近くでキャップが掴めるように目標を設定して遊んでも面白いです。

この稽古は相手のおこりを捉えることと、捉えたと同時に全身が連動して動くことの稽古になります。
落ちてきたら動こうかな。という気持ちで待っていると良いです。
いつくるかいつくるか!と待ちかまえていると、無駄な力が入ってしまいかえって遅くなります。
それから最近あまり聞きませんが、以前甲野先生が”2連続で避けられたら講座料金をお返しします。”と言われていた『鎌柄』からも、練習を続ければ少なくとも1回は逃げられるようになると思います。
スポーツにも応用がききそうだなぁ。

コメント

匿名 さんのコメント…
たいさん、バス二人で貸切だったHです。きめ細かい記録、いつもありがとうございます。よくこんなに文章化できますね。居合刀かあ。さっきまで杖をやっていました。
たい さんのコメント…
Hさん
コメントありがとうございます。
相変わらず稽古熱心ですね。
最近は自分の稽古を整理するのが目的になってきています。
良かったらまた読んでみてください。
過去の日記もこっそりアップしたりしていますよ。