皮膚の稽古@半身動作研究会

先週、皮膚の稽古に遅れて飛び入り参加。

最後にまとめで言われたとおり、皮膚をテーマにした稽古での要点は「接触面の状態を変えない。」ということ。
色々なメニューで接触面の圧を変えないということをやることで、感覚を磨いていく。


■手のひら
お互い向かい合い、手のひら同士を重ねてくっつけたところから相手の手のひらをこするように動かす。
すると相手が動くので接触面の状態が変わらないようについていく。

■腕@両手とも前
手のひらが下を向くように小さく前へならへをしてもらい、差し出された手の腕の部分に下から手のひらで触れる。
皮膚の水平方向(相手の肘の方向)にこするように手のひらを前へ動かす。
すると相手が動くので接触面の状態が変わらないようについていく。

■腕@互い違い
上と同じ状態から、片方の手を後ろへ、もう片方は前へ動かす。
動かす方向は、皮膚の水平方向(相手の肘、自分の肘の方向)にこするように手のひらを前へ動かす。
すると相手が動くので接触面の状態が変わらないように両手ともついていく。


ポイント
・手のひらだけを出すこと
・身体が前にでないこと
・背中が力まないこと
・肩が力まないこと
・肘が力まないこと
・指先から意識を抜かないこと(肘が力む)
・身体が捻れないこと(互い違いの時)


■ほっぺたを触る
合気上げのような形、座りで両手を膝に乗せ、上から押さえつけてもらう。
指先で自分のほっぺたに触りに行くと相手は押さえていられなくなる。
この時の相手との接触面に注目すると、ぶつかりが無い状態のままである。


■なんでも
たとえ皮膚の稽古でやったメニューではなくても、
技がうまくいっているときの相手との接触面の状態はかわらない。
色々な形で技を試してみる。
抵抗無く相手が崩れるとき、接触面の圧は変わらない。


同じ技でも理解の切り口を変えると違った技のように思えたり。同じ技のように思えたり。新たな発見があったりと面白い。
・皮膚、離陸、骨、姿勢、中心、軸、重心移動、イメージ・・・

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