根本@沖縄古伝空手城間流 琉煌會

根本が変われば動きが変わる。
動きが変われば技になる。
術はその先にある。
根本とは、身体と心。
身体と心はわけられない。

相手を思いやる心。
自分を知るということ。
今の自分は過去の自分から知ることが出来る。

城間先生は過去の話をされていたが、根本の心の部分を教えてくれていたのだ。
城間先生の話は、話の内容が感動的だからという理由ではなく、常に琴線に触れられているような感じ。
さしで話したら泣いちゃう自信あり。
と思っていたら、城間先生も泣きそうになるのをこらえてお話されているらしい。
私の琴線に触れていたのはこれか。

初めて参加したときもきっと同じように説明されたはずだけれど、今回はまた違って受け取ることが出来たなぁ。
城間流に初参加した日記
http://vtotai.blogspot.com/2010/04/blog-post_28.html

細かい動きの話は今回は省略。
動ける身体になるということ。
相手を思う気持ち。
根本の一番大事なことを教わることが出来たのだ。



と思ったけど4時間弱も稽古してなにも書かないのももったいないのでちょこっと書いておこう。

■ご挨拶
私「本日はよろしくお願いいたします。」
城間先生「どうですか、最近の調子は?」
股割りのことである。
私「続けています。でも変化はちょっとずつです。地道ですね。」
しかし、ここ最近忙しくてさぼっていたなぁと反省。
私の根本の半分くらいは股割りで変わってきているのだから、ちょっとずつでもやっていこう。


■体操
根本になる身体を作るための体操。
構造動作トレーニングと実に相性がよい体操。
お互いの教えが矛盾しないので、安心して取り組める。


■開放サンチン
城間流のサンチンは沖縄にある流派のどれとも一致しない。
オリジナルの型になるのには理由があるのだ。
貫手の形だが親指は使わない。使わないから型が変わる。
サンチンの動きの中には根本のところが含まれている。だからただ手順を追っていてはなにも変わらない。
この日のセミナーではこのあたりをよくよく説明していただいた。


■2段受け(名前はあっているかわからない)
O氏と最初の稽古メニューで組ませていただいた。
身体の動きに手が連動するということ(手を使わないということ)。
「手を使っていないのでバッチリです。」と言われた。
このメニューがバッチリだったので、他にも色々と教わることができた。
O氏は人柄の良さが雰囲気ににじみ出ているような印象の方で、強そう(実際そうでしょう)なのにそれをひけらかすようなところが全くない。
3回目の参加となる私に丁寧に教えてくれた。

・2段受けに加えて、腕の回外を行うことで外方向への崩し効果が増す。腕を使わないことができた上でやらないと余計に腕を使ってしまいがちな形。
・一方向目の動きに反発してきた力を別方向から相手に返す(DVD手を極めるに収録されているやつだ!)。
・一部ではなく全体で動くと相手はその動きに同調する。

驚きの技を色々と紹介していただいたが、この日一番の驚きは、O氏が51歳ということを知ったことだ。
びっくりして聞き返してしまった。私より上だとしても40代前半だろうと思っていたのに。


■当波(?)
腕を持たせて、崩す形。
城間先生に密着して身体の動きを教えていただいた。
見た目に腕で崩すような形でも身体から力が伝わっている。
どんなに小さな動きでも腕だけで動いてはいない。
根本を変えていく必要がある。


■腕相撲
初参加のときK氏(今は渡米中だがこの日は参加されていた)に指2本でやっていただいたものだ。
感じていた印象は間違えではなかった。突きの要素が入る。
・寝そべって
動きに突きの要素が入ると相手が身体ごとコロンと転がる。
・立って
相手に動きの自由度が増す分、崩れにくくなる。色々検証してみるといきなり横方向に倒そうとするのではなく、真っ直ぐに突くような感じで動き、相手が崩れた後で横方向に動くとコロンといきやすくなるようだ。


■根本(心の部分)
相手を知るということは、自分を知るということ。
相手を感じるということは、自分を感じるということ。

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