半身動作研究会@恵比寿

遅れて参加した恵比寿。
間もなくして構造動作トレーニングのゆっくり走りが始まった。ゆっくり走りは最低20分間は続くので、遅れてきた私はこれを横目に自主トレ。

お気に入りの城間流体操から始めて、股割り、バランスボード、みちのく山道。
・城間流体操は、胸・腕・身体・腰の繋がりを感じるように。
・股割りは丁寧に。
・バランスボードはリラックス。わざと揺らす。
・みちのく山道もリラックス。飛び乗ったり。


この日は久しぶりにお会いしたNさんに色々と教わった。
Nさんは私が普段やらない剣術を中心に稽古されていることもあってとても刺激になる。

■一畳相撲
崩されなかったのは初めてではなかったか。
Nさん「構造的にかなり丈夫。力んでくる人には壁のように作用するはず。」
なるほど相手によっては勝手に崩れるように感じることがあるのは、力みが相手自身に跳ね返っていたせいか。
試しに壁に向かって一畳相撲を挑むと確かに跳ね返される
(当たり前ですけど)。
Nさんの感想「守りの構造になっている分、攻めに転じにくいはず。こちらがやられる感じはしない。」
私の稽古への取り組みかたが動きに出ているようで面白かった。
一畳相撲は、相手を倒すというよりも構造的に丈夫であり続けているかという検証として稽古している。なので相手を崩すという動きが出てこないのだろう。
元を辿れば一畳相撲をこの位置づけにしようと思ったきっかけが、Nさんであった。ずいぶん前になるが、千代田稽古会でNさんに「構造強化の方向で進めていけばいいんじゃないですか。」言われていたのだ。
このことは書いていないけどこの日だったはず(2009/11/11)
http://vtotai.blogspot.com/2009/11/blog-post_11.html


■中心、間、気配
Nさんが所属するJ会の稽古を色々とご紹介いただく。
稽古後のお茶でも色々と話を伺ったり、稽古を紹介してもらったり。
ちょっとだけ覗かせてもらうことが出来た感じだ。奥が深い。
中心とか間とか気配に対して、シビアに稽古をされている。


■体の転換
楽楽動作研究会で新たな気づきを得てから初めての恵比寿。
私の動きをみていたHさんが、ゆっくり走りをしながら「いいね、浮いてる。」と一言。
Nさんも近寄ってきて「いいですね。」とのほめ言葉。
こうして何気なく見た感じで上達に気づいて貰えるというのは、先入観なしでの感想なので素直に嬉しい。
今の感覚は「上体の動きを足が邪魔しない。」という感じ。
Nさんに「その動きが出来るなら。」ということで四方投げを教わった。(これきっと自分で自分の技を受けたら楽しい感触だろうな)という感覚で四方投げの動きが出来た気がする。


■腕相撲
稽古後のお茶でNさんに紹介してもらった腕相撲の技法数々。
・二度打ち(原理わからず)
・重心(身体の重心移動のみで動く)
・援軍(親指、手のひら、手首、、、肩、背中。順に参加させる)
・負け(負けきった状態を再現して動き続ける)
・間(虚をつく?)
・逆転(相手の動きをもらって返す)


■技の構成要素
・物理的なこと。骨、筋肉、重心、距離、速度。
・反射的なこと。神経、皮膚、筋肉、視覚、触覚。
・心理的なこと。意識、間、早さ。


■確信が高まった感覚。
・動ける身体で自然に動けば技になる。
・自分から攻めるのは性に合わない。


■斬り落とし
Hさんのを受けるが重い。
身体の芯に残った力みに気づいたのでそれを消す。
意識を消すの気づきによって、身体の状態がよりシビアに感じられるようになったのか。

前回恵比寿で受けたときの感想として「こんな感じ?」と、沈みによって足裏の状態が変化しないように足裏を引き上げ続けるというのを受けてもらっていたが、このやり方では無いようだった。
しかしこれはこれで有効。
実際Hさんも垂直離陸代わりに使っているとのこと。
この技法だと、『平蜘蛛返し』をゆっくりかけることが出来る。

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