第5回「技で振り返る松聲館の歴史」~抜き付けから~

甲章研究室企画「技で振り返る松聲館の歴史」講座に内部資料用の撮影スタッフとして参加。 
第5回となる今回は、第4回のおさらい、『四方輪』、『体内波』から、今回は『抜き付け』、『一足立ち』、『体の差しかえ』まで進んだ。 


『井桁術理』と比べると説明が細かくなってきているので、その分、気づきの順序や試行錯誤を重ねていた当時の様子が追いやすい。 

技がうまくかからない→重心がぶれている(重心のお手玉現象)→『一足立ち』の発見 

腕を掴まれた状態で、体を差しかえると(なんだか)相手が動く 


しかし、講座から日が経ってしまった。 
GWで風邪ひきながらディズニーやら公園やらに出かけた上に、明けて仕事までしてしまうとさすがに細かい記憶が薄れている。 
特に『抜き付け』の説明が記憶に残っていないとはどういうことか。私が撮った写真には残っているというのに(笑) 


歴史講座の後は、懇親会から飲食稽古会 
システマのRさんが鞭とトレーニングナイフをもって登場。 
というわけで撮影スタッフとしての大役を果たした私は、股割りしたり、システマのトレーニングをしたりして楽しんだ。 

■プッシュアップ 
システマのトレーニングではプッシュアップのやり方。 
呼吸とともに動く。 
腕と足にそれぞれ負荷が分散するようにする。 
見よう見まねでやったプッシュアップで沈み込んでからの片手を外す3点静止が思ったよりもうまく言ったか。 

■腹筋? 
仰向けに寝てバンザイ。そこからバンザイした腕が頭を追い越さないように起き上がり、長座の姿勢へ。 
腕の反動や腕の重みを使って起きあがるのではなく、リラックスしたまま起きあがるというもの。腹筋が緊張するとつっかえる。つまり腹筋を固めてはならない腹筋運動。 
こちらも思ったより動けた気がする。 

■ナイフトレーニング 
RさんとAさんのナイフトレーニングを見学。 
リラックスして受け流し、相手の動きを貰って動く。 
ナイフは1mmでも離れていれば切れないので安全。ナイフとの物理的な距離ではなく安全な状態かどうかが重要。 
とても参考になった。 

■鞭打ち 
セミナー後にRさんにリクエストして、ちょっとだけ鞭打っていただく(笑) 
ストライクとは異なる質の、身体の表面で弾けるように感じる痛み。 
様々な痛みに対してもリラックスし続けられるようにというトレーニング。 


セミナー後、Rさんに「何かストレスがありますか?」と聞かれ「仕事っすねー!」と即答。 
このところ午前様が続いていて、どうも張りつめている感じがにじみ出ていたらしい。 
さすがシステマで相手の緊張を感じるトレーニングも積まれているだけあって、鋭い。 
この日の稽古でほぐれているといいけど。 

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