手放し虎拉ぎ@半身動作研究会

忙しい中、間隙を縫って恵比寿へ。 
雨のせいか人数は少な目。 
北海道は旭川(!!)からこの稽古と翌日の甲野先生の講座のために来たという方も参加されていた。 

テーマは足指トレーニングだったが私は自主トレで股割り、腰割り、胸割り。城間流の体操。体の転換。 

最近、特に感じるのが姿勢の重要性。姿勢と聞くと静的なイメージを持たれるかもしれないが(実際私もそのように考えていたが)、そうではない。 
いつでも動き出せるという、動的な部分が重要なのだ。 
システマ4原則のうちの3つ、真っ直ぐ・リラックス・動き続けるにも通じるように思える。 
・自分の姿勢が感じられる身体になること。 
・リラックスできる姿勢をとり続けられること。 
・いつでも動ける姿勢であること。 

これらを練ることの重要性を今更ながら強く感じるし、以前と比べた場合の効果も同時に感じている。 
様々な武術やトレーニングがあるように、これらに対するアプローチも様々存在する。 
私の場合は、構造動作トレーニングであり、城間流の体操であり、システマで言われる呼吸であったりする(いっぽんに絞れない私)。 

■股割り 
一本足にしたバランスボードに座り、傾斜を利用して股割り。 
上への意識を保ち続けると、身体が伏せてしまうのは防げる。しかし、なかなか前にはいけず、難易度があがったように感じる。 
しかし、この方向がきっと正しい。 
改善ポイントはいろいろありそうだけれど、細かいところでは、右膝が内に入っているのが気になる。 
左股関節の外旋可動域を意識的にあげてきたせいで右股関節の外旋可動域が足りないのか。 


■城間流の体操、体の転換 
どちらも動いていて気持ちがいい。 
この気持ちよさを感じられるようになって、太刀取りの動きがよくなってきたように感じる。 


■手放し虎拉ぎ 
気になっていたのがこれ。 
空手をされているAさんにお願いして虎拉ぎの手のうちなしで状態だけを取り出した効果を検証。 
この日は脚まで効果が及んでいるかを確認したかったのである。 
試してみると脚にも効果あり。効果だけを取り出すことに成功!手のうちがフリーに出来る。 


■システマ、カリ・シラット 
虎拉ぎの様子を見ていたシステマのKさんが興味を示されて合流。 
手のうちフリーの虎拉ぎは手指の張りからも解放され、リラックスした状態。 
Kさん曰く、ブラッドの背中の感じに通じるものがあるとのこと。 
これは嬉しい。 

Aさんとゆっくりスパーリングをするようすを近くで見ていたが、Aさんの受けが柔らかく見ていて心地よい。 
相手の動きを貰って動く。 
止まらない。動き続けるなかで相手の緊張や弱点を見つけだし、そこから崩す。 
グラウンドでも同じ。 

システマ多摩でスティックワークトレーニングを丁寧にやった後でグラウンドに移ったところ驚くほどスムーズに入れたという。 
実際にスティックワークの動きをもとに素手でゆっくりスパーリングをやってもらうとスティックを持っているときと同じように相手が崩れるのがわかる。 

グラウンドワークも見せていただいた。 
相手の動きをもらって動いている。とても楽そう。 
いいなぁ、これ。 


■Hさんと 
正面の斬り最新版を受ける。 
床に刺さっている柱のような感じ。 
それでいて接触面は柔らかく、下半身は自由。 

甲野先生の最新版『斬り落とし@巨大な手のひら』の研究。 
私なりの巨大な手のひら版は、膝と足首が積極的に参加するもの。 
Hさんに受けてもらったところ、こちらは身体をまとめる系の感じがあるとのこと。 
Hさんの解釈版は、全身が少しずつ同時に参加するというもの。 
確かに上半身が指にあたるから、もっと参加してもよいかもしれない。 


稽古から10日以上経過している。 
日記を書く&アップする時間がなかったということ。 
やっぱり忙しいんだなぁ。 

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