手裏剣打ちまくり@水天宮稽古


水天宮の稽古。
この日はI上さんが仕事で参加出来ず、K山さんと2人稽古となった。

■体幹立ち
「ちょっと教えてください。」
以前、これが股割りに効くと私が紹介したのを受けてやってみたが、どうも納得がいく感覚にならないという事で、質問を受けて説明。
K山さんの動作を見ると、曲げた膝側に体幹部を寄せる動作で腰が捻れている。ここも股関節から動かなくてはならない。
この動作も関節可動域によって、とれる形はかわってくるはずなので、とにかく丁寧にやることが重要だろう。

■手裏剣
K山さんが棒手裏剣を用意してくれていて、ひたすら投げる。的もシステム畳にコルクボードをセットして周りをござで養生したものを用意。
この稽古場は普段は私設図書館なのだが、稽古道具が充実しすぎるくらい充実している(笑)

甲野先生のように直打法で打つのだが、身体は思い通りに動いてはくれない。もちろん剣もうまく飛ばない。
的に刺すのではなく、手から離れる感触に注意して稽古するも剣を指で押さえてしまう。
ここまでほとんど経験が無かった棒手裏剣だが、「始めると止まらなくなる。」と甲野先生が言われていたのを思い出す。
確かに止まらなくなるが、せめてもう少し刺さって欲しい(笑)
K山さんに色々とアドバイスをいただきながら繰り返していると、ときたま剣がスッと手から離れる感触が出てきて、これが良さそう。

■剣術、杖
剣術のほか杖も少し見てもらったが『下段抜き』の動きを練習していると、以前よりも動きがまとまってきたように感じた。K山さんも「良くなりました。」と言っていたので間違いないようだ。ブログを読んで気づいたが、分解して動きを説明してくれたのはK山さんの指導者としての工夫だったよう。
剣よりも杖のほうが今の身体にあっているのか、「道具を身体の動きと連動させる」という点に集中しやすいようだ。剣を持つとどうも振り回される感と手順を覚えなきゃ的重圧に襲われて、身体を錬る稽古になりにくい。
この辺は単純な手順の形から稽古を進めると良いのかもしれない。

■体術
ここに来るまでしばらく稽古出来ていなかったのだけれど、身体の使い方で気づいたことがあり試してみようと思っていた。
K山さんに受けていただいたが、地味すぎて違いが出ていなかったかもしれない(笑)
股関節で動くと思いながら、まだ無意識に腰椎で動くようなくせがあったのだけれど、それに気づけたような気がしていたのだ。
言葉にすると「腰椎で動かないで股関節で動く。」ということになるので、今までと変わらないみたいだが、自分の動きは変わったと思う。
こちらはもう少し検証が必要だ。

■腕相撲@非宴会芸
この日はK山さんが腕相撲の提案をされて、宴会芸の技を封じた純粋な腕相撲を本当に久しぶりにやった。これもずいぶんやったので腕はパンパン、案の定、翌日は筋肉痛であった。
それでもこれまでの稽古は応用可能で、特に「先端から動く」(半身動作研究会で教わったこと)や「先端を動かす」(八光流の広沢師範に教わったこと)は有効なようである。
立った姿勢の方がやりやすそうだが、背中や股関節を使うというのもやはり有効。
負荷がなるべく全身に散るようにしたい。
これもまた今度やってみたい稽古だ。

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