膝の痛みが手も触れずに消えた話

膝の痛みが手も触れずに一瞬で消えた話。
と書くと不思議な治療の話に思われるかも知れませんが、そうではありません。

先日、沖縄土産を渡しに実家に帰ったときのこと。

実家に帰って腰痛の話になったときに、私の父が「腰痛にはなったことがないが最近膝が痛い。」という。
「年のせいで仕方がない。」という言葉に対し、私は「年は原因ではない。」とすぐに否定した。
もちろん年齢で身体の機能が衰えていくのは当たり前だが、それと膝が痛くなるのは別の話である。
聞くと、階段を上るときに痛くなるのだという。平地を歩くときと階段を下りるときは痛くないそうだ。
さらに上りもいつも痛いわけではなく、何も気にしなければ痛みを感じないまま上れるのに、ちょっと気にし始めるとどうしようもなくなるらしいのだ。

これを聞いて確信した。
重心移動が充分でないまま筋力で上ろうとして膝に負担がかかっているのだ。
痛みを気にして、上り階段で足だけ先に上げた状態を作ってしまうと、自ずと後ろ重心で筋力に頼った上り方になる。
近くにあった椅子で「重心を先に移動させてから真っ直ぐに膝を伸ばして立つ。」という上り方を簡単に伝えるとその場で痛みなく上れるようになった。
「重心を移動させて、足の真上に体重をのせてから膝を伸ばして立つ。」の連続で階段を上るということ。

沖縄土産よりも役に立ったプレゼントになったかも知れません。
やってて良かった構造動作トレーニング。やってて良かった武術稽古。

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