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2014年7月25日金曜日

時間感覚の変化

松聲館で甲野先生が、『上段に構えた剣を振って相手の腕に触れたところで止める。』という動作を行いながら言っていた内容が、印象的だった。
私の時間に対する感覚が、これまでとは異なるものに変化出来る確信を得た。

「エネルギーだけを取り出す事で、剣は自動的に飛び出している。」
「剣は自動的に動いているので、意識は剣を止めることだけに向けることが出来る。」
普通は剣が動いている間、剣を動かしているという意識に囚われる。
甲野先生は剣を振り始めた直後、次の動作『剣を止める』に意識を向けられるので、より細やかな制御を行うことが出来るようになったという。

この話を聞いて、ネットで見た毎日新聞の記事を思い出した。
ワールドカップで活躍したブラジル代表のネイマールは、ボールをコントロールするのに、一般人の数%程度しか脳を使っていないという内容だった。

動きの設計図を頭に思い浮かべたら、後は体が勝手に設計通りに動いてくれるような感覚なのではないだろうか。
これなら複雑な動きをしている最中にも次の設計図を描くことによって、連続的に動くことが出来るはずだ。

まだ想像の域を出ないが、甲野先生やネイマールの感覚で動ければ、今までとは違った時間の感覚を得られるに違いない。
この時間の感覚は、動作の一つ一つを速くして得られる感覚とは違う。また、恐らく先の先、後の先の感覚とも違う。
順序のある直列的な感覚というより、同時平行的な感覚だろうと想像している。

この感覚は動ける身体によって得られるものに違いない。


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