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2014年9月17日水曜日

生涯柔道(怪我をしない柔道を考える)

怪我をして練習できないので、今後のために怪我をしにくい柔道について考えている。

乱取りで怪我をしたから乱取りを禁止するなどと、場当たり的な対策はつまらない。
練習方法など色々と工夫されているところもあると思うが、もっと根っこのところでも対策を打つ必要がある。

そのひとつが『一本をとる柔道』である。
乱取りの時からこれを心掛けるだけでかなり事故率が減るはずだ。
受け身ができていれば、投げ込み練習で投げられて怪我をすると言うことはほとんどない(木村政彦の『大外刈』は別だが(笑))。乱取りでもお互い一本を取る技で応酬すれば投げられても怪我はなく、しかも動きの中で綺麗な技を身に付けることが出来るようになる。
まさに一石二鳥だ。

それから初心者同士で乱取りを行う場合、体重差はなるべく小さいほうがよい。
もつれて倒れた場合、体重はそのまま威力になるからだ。
お互いに一本を取る技術が伴わないうちは、不慮の事故が起きやすい。
出来れば有段者が受けをとってあげるような乱取りが安全で上達できる乱取りとして望ましい。

では、試合ではどうか?
お互いに技術が伴った有段者同士の試合については特に言うことはない。
問題は子供や白帯同士の試合で事故をいかに減らせるかだ。
上達する前に怪我をしてしまっては、せっかくの楽しい柔道が練習できなくなってしまう。
ここもやはり『一本を取る柔道』を考えるべきだ。
高段者から見たらドングリの背比べのような試合で、勝ちを急いで怪我をしている場合でも相手に怪我をさせている場合でもない。
勝ち負けよりも怪我なく終わる方が遥かに重要だ。
これに賛同できないかた(特に指導者で賛同できないかた)がいるとしたら、試合の目的を今一度考え直す必要がある。
国の威信も、生活のための報酬もかかっていないのだ。ドングリの背比べなのだから自身の名誉も気にしなくて良い。
道場のメンツももちろん気にしなくて良い。
目的は純粋に技術の向上でいい。試合では練習で見つからない課題が突き付けられる。
柔道の理念『自他共栄』に基づいて考えるなら、お互いの優れたところを学び会う場としても良い。
どちらにしても試合で勝つことは目的にはならない。
怪我なく続けていって技術が向上すれば試合に勝つチャンスなどこの先いくらでもあるのだ。
そうやって練習を続けていけば魅力的な技を身に付けた強い柔道家になるに違いない。

もうひとつ安全に楽しめる方法がある。
寝技で一本を取る柔道だ。
これには引き込みありのルール改正が必要だが、練習なら引き込みありでやっても構わないだろう。
寝技の上達も柔道の上達だからだ。
絞め技や関節技が危ないといえば危ないが、腕を伸ばされたら参ったしなくても終わりなどルールを決めておけば良いだろう。白帯のうちは押さえ込みに絞っても十分良い練習になると思う。

自分が怪我をしたお陰ではっきりと整理できた。
一本を取る技を身に付けたい。



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