動作術『重心移動で崩す』

重心移動の前に構造動作トレーニングの深部感覚トレーニングを行った。

◆骨盤立位を探しだす指標
坐骨結節の反対側にある鼠径部付近の骨盤の出っ張ってるところを使う。
正座からお辞儀して前に倒れていって、出っ張りが腿に触れる方向に近づいていくかを確認する。

◆深部感覚
股関節と肩関節を整える。
・足首をもって引っ張る
左右交互に、股関節でカッチリ止まるようになるまで行う。

・手首をもって引っ張る
左右交互に、肩関節でカッチリ止まるようになるまで行う。

整えるのは引っ張られている自分。
引っ張る側は、うっかり技を使わないように注意すること!

この効果はすごいです。

◆重心移動で崩す
ニュートラルから動く(一人で)
ニュートラルから動く(掴まれて)
ニュートラルから動くとは、重心が移動するということ。
余計なことをしなければ重心移動が相手に伝わる。
相手が動き始めるのでそれについていく。

◆能の歩法による重心移動
この崩され方は何でしょうか。
中島先生の技には以前なかった質の感触で驚かされた。
これは柔道にも通ずるところが大いにある。

◆◆◆
中島先生、Tさんと一緒に食事へ。
Tさんは競技カヌーで浮きをかけるという検証をされている。
波に対してぶつからない乗り方がカヌーにおける浮きなのだろうという話になり、体がまとまった状態で、櫓で漕ぐ水の圧力にカヌー全体が負ける(つもりで動く)『謙譲の美徳』が有効そうだという話などで盛り上がった。

中島先生がしてくれた武井壮の上達の話と、その話を聞いた中村先生の反応が実に興味深かった。
構造動作トレーニングは「リハビリ」なのだ。
リハビリロボットの話も実に興味深く、一度体験してみたい。

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