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2015年5月1日金曜日

浮かし崩す『空気投げ』

『空気投げ』がどんどん進展する、Oさん主催の恵比寿自主稽古会。


Sさんが小手返しの新しい稽古方法を提案されて、その検証から。
きざから始まるので簡略版になっているかと思いきや、求められるものは同じで動きが小さくなる分、動きとしては難しくなるようだった。


『空気投げ』の検証。
先日ツイートしたKさんの受けでは尻餅をつくのみだった動きを、SさんにKさん風の受けをとってもらって試した。
技にはいった瞬間に落下をしつつ、両肘を張るようにして抵抗する。
ここにこれまでのやり方による技を施すのは困難なようだった。
ただ膝抜き後で固まる受けの場合、落下が終わったあとはそこから崩すのはかえって容易だった。
その場合は崩したなりに『浮落』に入るのが早い。

そこからは自護体に対する崩しの検証に入った。
私が柔道的な崩しを紹介して、相手の状態による効果を考える。
柔道的な崩しの場合、足腰の強さを利用するので相手の状態がよほどしっかりしているのでなければ、崩し投げる事が出来る。
しかしながら三船久蔵十段の映像を見る限り、足腰の強さがに頼って相手を崩してるようには見えない。
三船十段の足腰が弱いわけはないのだが、それに頼っているとは思えない。


「浮かし崩す」


『空気投げ』に入るにはこのキーワードに合致する崩しでなければならない。
引き出す動きを大きくする為に右足を大きく下げれば、その分だけ自護体の相手を崩すことが出来るが、『空気投げ』の体捌きを行うには妨げになってしまう。
引き出す動きを小さくしながら相手を崩すにはと考えると、方向を変える必要が出てくる。
引き出す際に下方向に沈む事で距離を作るとうまくいきそうな感じがした。
この形には『感覚の記憶』がある。
沖縄で体験した健心流の稽古だ。
実際何度かやってみると自護体の相手の踵を浮かせる崩しを掛けることが出来るようになってきた。
Oさんにとっては松聲館の術理である『仙椎の軸立』を逆に行う感覚のようだった。言われてみれば『正面の斬り』で見られる井桁の形を逆向きに動かす形になっている。
私は井桁の稽古をOさんほどやっていないので、(一見)形が異なるこの崩しを井桁に結び付けられなかった。
私もかけてもらうと、この崩しをかけられた感覚は、崖から落ちそうになっているところを堪えているようで面白い。

この崩しから丁寧に『空気投げ』の形をなぞってみると、抵抗なく技に入れるようだった。
ここからも簡単ではないが、体捌きと腕の動きを一致させる事、
崩しから技に入るタイミングを逃さない事。

やればやるだけ新しい発見があったり(なかったり)。
全く飽きることなく時間が過ぎていく。

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