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2015年12月17日木曜日

腕(かいな)をかえす

恵比寿での稽古。

Sさんと稽古した。
三船十段の柔道を身に付けるために考えた練習方法を試した。板張りの床では厳しいと考えていたがゆっくりやれば悪くない稽古が出来そうだった。
リラックスしたまま相手の動きを抵抗せずに受ける練習。私の構想ではこの続きがあるが、それはこの先の話だ。
つくばのKさんにご協力いただいて形にしていきたい。


これに近い要素を練られそうだということて、Sさんの剣術稽古の相手をつとめた。
同じ流れで小太刀を持った『太刀奪り』を久しぶりにやったが、気持ちよく動けた。
条件
・Sさんは剣を上段に構える。
・私は小太刀を右手に持つ。
・お互い間合いを詰める。
・Sさんは打てるタイミングで真っ向に打ち込む。
・私は捕れるタイミングで入って止めるか、かわして制する。


かなりの確率で打ち込みを防ぐことが出来た。相手の打ち気をとらえて動き出せたので動きにも無理がなかったように感じた。


『肩車』の研究。
足を抱えてはならないルールなのでどうすべきかという検討稽古。
サンボの動画で見た形はうまく行きそうだったが、本屋で立ち読みした井上康生さんの解説によるやり方は思い出すことができなかった。
それでも根本原理を、「相手が崩されて足を出したくなったところにつっかい棒を出し、つまずきそうになるところを転がす。」として投げるとして考えてみると、形が自然と見えてきた。
また本屋で確認してみたい(買えよ)。


『隅返』
相手の『背負投げ』が潰れて、背を向けてしゃがんでいる状況下、防いだ側は何をするか。
いくつかあるうちの1つが『隅返』だ。
立ち技からの捨て身だけではない、有効な場面がこんなところにもあったとは。
相手の懐下に回り込みながら差し込んだ足を相手の膝裏に引っ掻ける。



たまたま本屋で見つけた相撲の技術本を立ち読みし始めたら止まらなくなってしまって、けっこう読み進めてしまっていた。
面白いと感じたのは、投げをうつ仕組みがシンプルだということ。
これはルールによる進化の結果だと考える。
相手を土俵から出すか、足の裏以外を土につければ勝ちだ。
なるべく倒れにくい姿勢で、なるべく相手に大きな力がかかる動作を追求する。


投げれば勝ちにつながる点は柔道と同じだが、柔道のように投げ技が細かく分類されておらず、決まった技の打ち込みや投げ込み練習はない。
これはルールに導かれて、投げの本質的なところを稽古した結果だと考えられる。


この日は相撲で使う『かいなをかえす』 とはどういう動作か、Sさんに受けてもらい色々試した後で中島先生に聞いてみた。
腕撓関節から動ける状態で上腕を背中側からあげるようにして相手に押し付けるようにする。
逆に脇を締めるとは、同じく腕撓関節から動ける状態で、上腕を体側に寄せる動きになる。
見た目には同じに見えても、単に脇の下が開いたり閉じたりする動作ではない。


柔道でお互いしっかり組むと、『背負投げ』にも足技にも入れないような近い間合いになることがある。
捨て身技に入る手もあるが、相撲の投げがうてれば強力な武器になる。


帯を掴めれば理想的たが、相手の腕を抱えての上手投げなどは応用の幅がひろく、そのなかでも重要な要素となる『かいなをかえす』動作は正しく身に付けたい。
道場のKさんは高校の頃、格技部で相撲と柔道を、全国区レベルでやっていたというが、あのずっしりとした重みは相撲で培われたものに違いない。
こんどは柔道だけでなく相撲も教えてもらえるか聞いてみよう。

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