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2016年7月11日月曜日

松聲館の技法レポート『激流くだり』

夜間飛行から出ている甲野先生のメルマガ向け動画撮影に松聲館にいってきた。

稽古の最中、甲野先生の最近のツイートにもあった、山崎弁栄上人と激流下りの○さんの信じられないエピソードを伺うことができた。

わたしも買う予定の弁栄上人の話と激流下りの超人たちの話はこちらの二冊です。
『一葉舟 岡潔』
『超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験』


相変わらずと言っていい、甲野先生の目まぐるしい変化のなかでも最新の変化は音に関する気づき(あ、い、う、あ、を同時に発音する)だったはずが、この日あれよあれよと技が変わり『激流下り』の内観による動きになった。

この変化を最近の術理と繋げるなら、『謙譲の美徳』が『吸われる』内観によって早く強力に作用するようになって、今度はそれが『激流』の内観によって次々と継続的に向きを変えながら働き続けるようになってきた。
前に書いたように『吸われる』と『激流』の間に、『あいうあ』を同時に言おうとする音の内観で変化した動きが過程にある。



激流の技はその勢いが内観そのままに激しく、『雪庇落し』は水中で縦回転させられているような感覚で投げられ、『払えない突き』は払ってもすぐに次の流れに巻き込まれて跳ね返される。

それならば!
とこちらも激流を下るカヤックの内観で流れに乗ると、『払えない突き』をそらし、『雪庇落し』を柔らかく受けることが出来た。


すると今度は甲野先生が流れを変えてきた。変えたというより、より流れに委ねたというべきか、カヤックが転覆するように跳ね返され、投げられるようになった。

あっという間に対応されてしまったものの、カヤックの内観による受けの状態は我ながら理想的といってよかった。
止められなくなったからダメだではなく、この受けは今後検証していきたい。


話を甲野先生の技に戻すと、『吸われる』同様、『激流』も応用範囲はひろい。
柔道の組み手争い、組んだところからいきなりかける『小外刈』『大内刈』、『払えない突き』『直入り身』『(座り)正面の対応』。
特に『正面の対応』では片手対こちらが両手でいなしまくるという条件でも止められない。


かれこれ10年間弱、技を受け続けているわたしが毎回新鮮な驚きを受けているように甲野先生の動きはたえず変化し続けている。

先日、NHKの番組switchインタビューで女優の片桐ハイリさんと甲野先生との対談が放映された。
内容も面白く、興味を引かれた方も多そうなので、今後のセミナーはしばらく盛況が続きそうだ。


 参加されるかたは自身の興味に関することを質問したり、リクエストしたりすると思いもよらないヒントが得られるかも知れません。
直接答えがもらえなくても関連する技を受けることで、今までにない発想や刺激を得られるかも知れません。
見ているだけではなかなか伝わらない部分もあるので、積極的に前に出られることをおすすめします。



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