柔道練習79回目『乱取りで空気投げ』

基礎練と乱取り。
大会前の子供たちの相手をつとめた後で乱取り練習。
最後に空気投げの研究にお付き合いいただいた。


Sさんとの乱取りでは久しぶりに完璧な内股をくらった。
Sさんは30秒前くらいからいつかけようかと思っていたと言うのでわたしはいつ掛けられてもおかしくない状態を30秒も放置していたことになる。
危機感が足りませんね。



練習後のSさんとの空気投げ研究では動きを見えなくしていく過程で陥りやすい失敗を明確にすることができた。
これがわかったいれば自分でどこが間違えたのか自覚しやすい。
大きな動作でやったときと技の原理が変わってはいけない。
相手に作用する力も方向や質が変わってはいけない。
ここを丁寧にやれば動作を小さくする過程で勢いまかせの雑な技にならないように出来る。


乱取りのなかでかける空気投げは『渦落』がやりやすい。
相手を前回り受け身の形に導くように体捌きをするが、その前提となる崩しは真ん前の方向であり、攻防のなかで相手が前に出ようとする動きをもらって仕掛けやすいのだ。
実際、乱取りの中でよく成功している。
相手が腰を引いて技にかかるまいとしているときに良く掛かる。
さらに、この形は相手が投げられずに粘った場合でも背中越しに帯が取れることが多いので、そのまま帯取り返しに入ることも出来る。

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