東京武道館『柄杓投げ(ひしゃくなげ)』

スタッフのMさんから、甲野先生が少し遅れるのでこられるまでの時間繋ぎに何かやっておいて欲しい、と頼まれた。

正面押しを紹介して皆さんと練習しつつ、なるべく先生の技を受けることをお勧めしているうちに先生が登場。
時間を繋ぐ任務は果たせた。
最初の説明で練習してもらったのが良かったか、参加者のかたが練習する場面が多く見られて、甲野先生の講習会らしい光景に見えた。


小磯さんと柔道技の研究。
柄杓投げや、火焔を使った投げを練習し、その効果を確かめた。
加えて、小磯さんから喧嘩四つの相手に対し、前側の足を脛の方向から払うという柔道技にはなかった投げを教わった。
これはやる方もやられる方も全くなれてないので投げられる気がしない、が見事に投げられる。


柄杓投げの要領を掴んでいると、他の形でも応用がきく。
この日、甲野先生が初めてやった、袖を絞られた状態からの火焔の手による投げの原理は柄杓投げと同じ。
相手がこちらの足を杖がわりにするように立った状態から、杖を外す。

柔道をされているという参加者のかたとも試したが、今までにない感触で投げられると大変興味を持たれて、熱心に練習されていた。

わたしも研究を続けたい。

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