柔道練習162回目『空気投げ研究』

柔道稽古初め終了。こんなにきれいな支釣込足をやられるとは!乱取り中、お手本のようにきれいに投げられた。Rさんが言うには連続技を狙ってて取り敢えず説明された通りにやったら私が飛んだらしい(笑)

Rさんがやったのは下を向かずに横回転するというもの。何も抵抗できずに飛んだ。柔道を練習してきた人が技を理解し直すと上達が早いようだ。人に教えるなら、駒井さんが言っていた「最後の形に向かって動く」も当てはまる。

足技の連続技の練習はK先生の指導のもと子供達も取り組んでいた。きっと上達するに違いない。練習後はRさんに甲野先生から受けた空気投げ「浪落」の研究に付き合っていただいた。試してみるが全く投げられそうもない!技の仕組みは理解しているつもりだったが、、、

空気投げ『浪落』研究。Rさんに受けてもらい、かけてもらって出来ない原因ときく理由がわかった。技の切れは先生に及ばないのでひとまず置いて仕組みはわかった。『隅落』と同じく相手が側転する方向に体捌きをすると投げられる。

空気投げ『浪落』研究。両足を結ぶ線で作る三角形の頂点に向かって投げる。両足を結ぶ直線上に向かって投げる。どちらも根本原理。これがわかったら応用の幅は広い。

空気投げ『浪落』研究。こちらから相手を押して左足が下がったら相手が側転する方向に向けて左に体を捌いて投げる。右足が下がったら相手が尻餅をつく方向に向けて右に体を捌いて投げる。押す際に『謙譲の美徳』を使って弾き、引き手を引くと相手の左足が下がる。この場合は前者がきく。

空気投げ『浪落』研究。相手を引いて右足が前に出たら相手が側転する方向に向けて左に体を捌く。左足が前に出たら相手が尻餅をつく方向に向けて右に体を捌いて投げる。右に体を捌く場合、小外掛をやるとさらに投げやすい。

昨年から柔道技をあらためて分類して理解し直す整理を進めてきたが、おかげで技の仕組みに対する理解が深まった。それがまた空気投げに還元されてきている。我ながら面白い取り組みだ。ここからまた空気投げ以外の柔道技に還元していくのだ。

例えば『謙譲の美徳』で後ろに崩して相撲の『呼戻し』のように体を捌く『隅落』は、同じタイミングで『背負落』に入るとより確実に投げられる。『体落』も入れれば有効なはずだがどうも足を差し入れるのが遅くなる。遅くなるくらいならタイミングを逃しにくい『隅落』のほうがききそうだ。


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