柔道練習166回目『丈夫な姿勢のまま空気投げ』

柔道練習終了。今日は乱取り練習は無しで打ち込み練習と技の研究にお付き合いいただいた。丈夫な姿勢のまま動く練習方法として、帯を引き合ったままの背負い投げの打ち込みが有効。

指導者のK先生にも丈夫な姿勢のまま動く打ち込み練習を説明したところ、自分は大内刈でやっているという。子供たちに教えてもなかなか出来ないのでどうしてかと思っていたが、その原因がわかったと納得されていた。

丈夫な姿勢のまま技に入る感覚がわかれば、背負い投げ、小内刈、大内刈、大外刈、小外掛、体落、内股、すべての技がパワーアップする。

丈夫な姿勢のまま技に入ることでパワーアップする技にはもちろん空気投げも含まれる。この日Aさんに浮けてもらって確認したのは三船十段の空気投げの形。相手を引き出した後、踏みしめる右足に対して丈夫な姿勢を取ると相手に崩される事なく投げきることが出来る。

技に入る途中で丈夫な姿勢が解けてしまう問題はなかなか厄介。恵比寿の稽古では回ってはいけないと言われたがよく分からない。だが釣り合いの感覚で技に入ると相手に対する力を継続することが出来る。

丈夫な姿勢のまま掛ける空気投げ。技の始めは自護体でやや後ろ重心のまま相手を引く、技の途中で相手が自分の正面にくる位置では騎馬立ちで足裏の外側で受け止める。向き変わったら自護体で相手を押す方向のテンション。これで相手の抵抗は相手に跳ね返るようになる。

騎馬立ちはちゃんと出来ているのかわからないが、足の外側に相手の重さがかかるように腰を落とす。三船十段の説明に『腰がすわる前の一瞬、右手で押し上げ左手で引き崩して』とある。腰がすわった瞬間、伸張反射で相手が浮き崩れるところを投げ飛ばしているのではないかと思われる。


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