3分間稽古@浪之下

恵比寿の話しの前に、、、
日曜日にあった骨盤おこしセミナーの休憩時間に寸暇を惜しんで稽古した話。

『浪之下』
Iさんの最新版。
身体をまとめるという発想を転換して、落ちるところは落ち続けるという動き。
受けてみると、落ちてくる水袋の端っこを掴んで止めようとする感じでとっても止めにくい。

そう言えば以前甲野先生が、「2車線にすれば『追い越し禁止』に違反しない。」という話をしていた。
未だに全く理解できていないけど、Iさんの最新版も身体を割って複数車線にすることで
「追い越し禁止」にならないようにしているという事か。

ちょっと間違えると「追い越し禁止」に違反する動きだから、見よう見まねでやるのは危ない。
実際やってみると、バラケながらも一緒に落ちるという難しさを感じることが出来る。

ただ自分でやってみた感じとしては、「落ちるところは落ち続ける」と意識することで、
これまで固めていた身体が弛む効果を感じることが出来た。
つまり、『(一体化して落ちる為に)身体を固めるのだけれど、(力んではいけないので)固めない。』という
一見矛盾する状態を作り出せるという効果を得られたという事。

Iさんにも身体がまとまりが良くなったと指摘されたし、
3分間稽古にしては内容の濃いものになった。


この日は綾瀬で一緒に稽古しているシンさんも来ていたので、
1回だけ骨盤おこしの成果を技で見てもらった。
『辰巳返し@骨盤おこし版』
私の場合、これまでもこの技はほとんど骨盤おこしトレーニングの動きでやっている。
(そもそも骨盤おこしトレーニングに進展が見られるまではほとんど出来なかっ。た)
つまり、骨盤おこしトレーニングが進むと強力になる技(らしい)というわけだ。

シンさんには定期的に受けてもらっているけど、
今回、また少しよくなったようだ(^^)


セミナー終了後は方条さんからのリクエストで
『平蜘蛛返し』を受けた。
Iさんのは剣術バージョン。
以前よりかなり触れる感触が柔らかくなっている。
スピードが増していることも考えるとかなりの進展ですね。
せっかくなので、私もやってみた。
わたしの場合はこれも骨盤おこしの動きのみ(厳密には違うけどほとんどそう)でやっている技だ。
腰痛持ちだった私は怖くてやる気もおきなかった技だったから、
やろうとする気になっただけで(骨盤おこしの)相当な成果が出ていると言える。
私がこの技の成否判断の基準にしていることは1つ。
・受けた側がどこも痛くない。
だ。
今回Iさんからは「痛くはない」と感想をもらったので、とりあえず及第点か。
課題は、技のおこり。まだまだ手を使っているようだ。
もっと柔らかく触れられるはず!

今回は2つだけやってみたけど、
骨盤おこしトレーニングの成果を技で検証するというのも面白いな。
トレーニングの成果が現れそうな技は、、、
おっと、全部ですね(笑)

その中でも持ち上げる動きのある技は検証しやすそう。
思いつく技では、
・一本釣り
・添え立ち
・辰巳返し

ちょっと難しくなりそうだけど、
・浪之上

前に力が働く技でもわかりやすそうだ。
・垂直離陸(歩法)
・正面の斬り
・直入り身
・正面押し

そのうち試してみようっと。

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