久しぶりの皮膚の稽古。
この日は宮崎からという熱心な方も参加されていた。
本当にこの稽古の為に来たとのこと。驚いてしまった。
少しでもたくさんお土産を持って帰るのだと意気込み十分!すばらしい。
おかげで良い時間が過ごせました。
『皮膚』と『離陸』がテーマだったが、そもそも皮膚系の技は接触面に離陸がかからないと成り立たないのでどちらかと言うと、
離陸の稽古を接触面(特に皮膚)の状態に着目して行ったと言える。
しかし、比べてみるとアプローチが違う分だけ受けた感触や注意する点が違うようだ。
『離陸』も普段と異なる感覚を必要とするが、『皮膚』と比べると大ざっぱでもそれなりの効果が出る。
これは私が『離陸』を大ざっぱにしか出来ていないというだけのことなのだろうが、『皮膚』は大ざっぱにやると全然相手が動かないのでその点において違いがあるのだ。
『皮膚』
・出来ないと相手が全く動かないか、明らかに生力(なまぢから)で動いているのかがわかる。
・出来るか出来ないかなので、出来ないと段々焦ってくる(笑)
『離陸』
・離陸のかかる度合いに差は出るが、それなりに出来るようになるのでとっつきやすい。
・離陸のかかる度合いが低いとかかっているのかどうかわかりにくい。
・稽古では、わざと力んで行うので疲れる(笑)
○
『皮膚』
触れた相手の皮膚を、擦る方向に動かす。
摩擦力を超えて滑り出さない程度に、弱くしようとして自分でブレーキをかけないように。
大事なこと。
①.手が先行すること
②.接触面の圧(皮膚の張り具合)を変えないこと
③.相手が動くのについていくこと(初動以外は自分で動かさない)
これらが成立すると触れただけの相手が崩れだし、
そのままゆっくり崩れ続けるという受けてもかけても楽しい技を体験することが出来る。
どう動くかは相手次第、後ろに倒れていったり、右や左に回るように崩れたり。
スピードも様々、多くは動きの初速に影響を受けるが、
相手の姿勢・皮膚の状態などによっても変わってくる。
ほとんど動かないように思えても動くのを待っていると、ほんの少しずつゆっくりゆっくり崩れていったりする。
これが出来るようになると達人になったような気分が味わえるのだ(笑)
特に注意点②、③の感触はうまく出来ているとやっていて楽しくなってくる。
しかし、実は①が出来れば②も③も意識しなくてもよろしいとのこと。
手の先行さえ出来れば技になるのである。
「それが面白いかどうかは別として(笑)」というのは説明をする中島さんの補足。
②と③で磨かれる感覚もあるので稽古メニューとしては②も③も捨てがたい。
『離陸』はパントマイムということで良さそうだ。
架空の相手の腕を掴んでいる状態をパントマイムで作り出し、
その状態を保ちながら相手に触れる。すると離陸がかかった状態で触れることが出来る。
相手に触れた途端、ついつい手のひらを握る方向に動かしてしうが、動かしてしまうと離陸は解除されてしまう。
○
以下は実際にやった稽古
<<皮膚と平行方向>>
■皮膚@両手で大皿献上
■皮膚@片手で一教風
■皮膚@片手でドアノブ
■皮膚@両手で上下スライド
稽古の形の詳細は省略するが、どの形も皮膚を擦る方向に触れる。
・皮膚が張る以上の圧力をかけないこと。
・相手が動き始めても接触面の状態を変えないこと。
相手が動くのについていく感覚を磨く。
受けは初動以外は何もされていないように感じる。
中島さんによる皮膚の稽古解説動画(皮膚@両手で大皿献上の形)
http://www.youtube.com/watch?v=okYpnn1OoPY
<<皮膚と垂直方向>>
■皮膚@指
これは皮膚を骨に向かって押す方向に触れる。
両手を重ねて突き出した形の相手の手のひらを、指の腹でプニっと押す。
押すと相手が少しだけ動くのだけれど、相手との接触面の状態が変わらないように手を伸ばしてついていく。
・手のひらの表面がプニっと凹む以上の圧力をかけないこと。
・相手が動き始めても接触面の状態を変えないこと。
手が先行する感覚を磨く。
受けは抵抗の仕方がわからない働きを受ける。
(無意識に)手を引いてしまう相手に対して
①.皮膚の張りを作ると相手がほんの少し動き出す。
②.動き出した分だけついていく。
のだけれど、①の動きが割合大きい人がたまにいる。
それでもついていければいいのだけれど、一瞬張りが解除されるくらい引かれることもある。
その場合はもう一度張りを作るべく、積極的に動いてもよいようだ。
試していないがあるいは初動のスピードをあげても良さそう。
■離陸@指
■離陸@手のひら
■離陸@腕
■離陸@足裏
皮膚との違いは皮膚の張りは関係ないという点。
接触面に働かせたい方向と逆方向の力を生み出しながら相手に触れ続ける点がポイント。
この日は宮崎からという熱心な方も参加されていた。
本当にこの稽古の為に来たとのこと。驚いてしまった。
少しでもたくさんお土産を持って帰るのだと意気込み十分!すばらしい。
おかげで良い時間が過ごせました。
『皮膚』と『離陸』がテーマだったが、そもそも皮膚系の技は接触面に離陸がかからないと成り立たないのでどちらかと言うと、
離陸の稽古を接触面(特に皮膚)の状態に着目して行ったと言える。
しかし、比べてみるとアプローチが違う分だけ受けた感触や注意する点が違うようだ。
『離陸』も普段と異なる感覚を必要とするが、『皮膚』と比べると大ざっぱでもそれなりの効果が出る。
これは私が『離陸』を大ざっぱにしか出来ていないというだけのことなのだろうが、『皮膚』は大ざっぱにやると全然相手が動かないのでその点において違いがあるのだ。
『皮膚』
・出来ないと相手が全く動かないか、明らかに生力(なまぢから)で動いているのかがわかる。
・出来るか出来ないかなので、出来ないと段々焦ってくる(笑)
『離陸』
・離陸のかかる度合いに差は出るが、それなりに出来るようになるのでとっつきやすい。
・離陸のかかる度合いが低いとかかっているのかどうかわかりにくい。
・稽古では、わざと力んで行うので疲れる(笑)
○
『皮膚』
触れた相手の皮膚を、擦る方向に動かす。
摩擦力を超えて滑り出さない程度に、弱くしようとして自分でブレーキをかけないように。
大事なこと。
①.手が先行すること
②.接触面の圧(皮膚の張り具合)を変えないこと
③.相手が動くのについていくこと(初動以外は自分で動かさない)
これらが成立すると触れただけの相手が崩れだし、
そのままゆっくり崩れ続けるという受けてもかけても楽しい技を体験することが出来る。
どう動くかは相手次第、後ろに倒れていったり、右や左に回るように崩れたり。
スピードも様々、多くは動きの初速に影響を受けるが、
相手の姿勢・皮膚の状態などによっても変わってくる。
ほとんど動かないように思えても動くのを待っていると、ほんの少しずつゆっくりゆっくり崩れていったりする。
これが出来るようになると達人になったような気分が味わえるのだ(笑)
特に注意点②、③の感触はうまく出来ているとやっていて楽しくなってくる。
しかし、実は①が出来れば②も③も意識しなくてもよろしいとのこと。
手の先行さえ出来れば技になるのである。
「それが面白いかどうかは別として(笑)」というのは説明をする中島さんの補足。
②と③で磨かれる感覚もあるので稽古メニューとしては②も③も捨てがたい。
『離陸』はパントマイムということで良さそうだ。
架空の相手の腕を掴んでいる状態をパントマイムで作り出し、
その状態を保ちながら相手に触れる。すると離陸がかかった状態で触れることが出来る。
相手に触れた途端、ついつい手のひらを握る方向に動かしてしうが、動かしてしまうと離陸は解除されてしまう。
○
以下は実際にやった稽古
<<皮膚と平行方向>>
■皮膚@両手で大皿献上
■皮膚@片手で一教風
■皮膚@片手でドアノブ
■皮膚@両手で上下スライド
稽古の形の詳細は省略するが、どの形も皮膚を擦る方向に触れる。
・皮膚が張る以上の圧力をかけないこと。
・相手が動き始めても接触面の状態を変えないこと。
相手が動くのについていく感覚を磨く。
受けは初動以外は何もされていないように感じる。
中島さんによる皮膚の稽古解説動画(皮膚@両手で大皿献上の形)
http://www.youtube.com/watch?v=okYpnn1OoPY
<<皮膚と垂直方向>>
■皮膚@指
これは皮膚を骨に向かって押す方向に触れる。
両手を重ねて突き出した形の相手の手のひらを、指の腹でプニっと押す。
押すと相手が少しだけ動くのだけれど、相手との接触面の状態が変わらないように手を伸ばしてついていく。
・手のひらの表面がプニっと凹む以上の圧力をかけないこと。
・相手が動き始めても接触面の状態を変えないこと。
手が先行する感覚を磨く。
受けは抵抗の仕方がわからない働きを受ける。
(無意識に)手を引いてしまう相手に対して
①.皮膚の張りを作ると相手がほんの少し動き出す。
②.動き出した分だけついていく。
のだけれど、①の動きが割合大きい人がたまにいる。
それでもついていければいいのだけれど、一瞬張りが解除されるくらい引かれることもある。
その場合はもう一度張りを作るべく、積極的に動いてもよいようだ。
試していないがあるいは初動のスピードをあげても良さそう。
■離陸@指
■離陸@手のひら
■離陸@腕
■離陸@足裏
皮膚との違いは皮膚の張りは関係ないという点。
接触面に働かせたい方向と逆方向の力を生み出しながら相手に触れ続ける点がポイント。
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