キャッチボール@松聲館の抜刀術・剣術入門講座

先月末に参加した剣術講座の話。 
日記を書くまでにこんなに日が開いたのは初めてかも。 

剣術に絞った形での講座に参加するのは初めて。 
この日は中島先生、三増 紋右衛門先生による2部立て。 
なんとか具体的な動きを覚えて、自分で稽古できるようになるのだ!という意気込みで参加した。 

■重心の移動 
中島先生 
構造動作トレーニング。 
重心の移動を足裏の小指側で感じる姿勢を取る。 
動きの中で効果を確かめる。 
と日記はさらり。 


■剣術 
紋右衛門先生 

初心者向けと題してあっただけあって、説明が丁寧。 
剣術をやっている人なら当たり前でも、私のような素人は知らないのが当たり前というところまで説明していただいた。 
甲野先生からは聞けない情報だ(笑) 
しかし、紋右衛門先生はこの細かい手順の内容も全て、甲野先生から直接教わったのだというから、甲野先生も聞けば教えてくれるということだ。 


(講座前)帯の締め方。色々とやり方があるようだけれど、1つだけ教わった。 
飛び出させた帯の端の下に下にと残りを巻いていく。 
最後、余りそうな部分は内側に折り返し、わっかを作る。 
最初の端を動かして結ぶ。 
わっかを動かして結ぶ。 
結び目を右か後ろに移動させる。 

全て甲野先生から直接教わった内容であり、自分の解釈などは加えていないという。 

・刀礼 
右手で持ったところから、フルートをあげるがごとく左手の甲で迎えに行き、目の前の高さまで上げる課程で刀を捧げる形に変化させて、礼。 
下げ緒は右手の小指にかけておく。かける場所は端から3分の1くらい。 

・刀を差す。 
左手の親指で帯に隙間をあける。その親指をガイドに鞘を差し込む。 
下げ緒を左手の小指にかけ、腰の後ろに回す。 
このとき緒が鞘の外側を通り、鞘の端の部分下側から上がって、帯に引っかけるようにする。 

・鞘引き 
左手は親指(11時)、人差し指(5時?の位置)で柄をおさえる。これで下向きに刀が滑り落ちるのを防ぐ。 
右手は親指、人差し指は柄を巻くように添える。中指は第一関節がかかるくらい。薬指は左側が柄の側面に触れる位置。小指は柄に触れない。 
柄の位置が正面に来るように構える。 
右手は使わず、左半身で刀を抜く。 
完全に抜けた後、右手の形をそのままに刀がぐらつかなければ良し。 

・納刀 
左手、右手が拍手をするが如く、右手と左手でキャッチボールをするように鞘と刀が合うように。 
右手にかけた刀を左半身の抜きを使って跳ね上げる。 
ここから先は感覚。うまく鯉口に刃先が飛んでくるように練習。 
切っ先が刺さりそうで、ついつい鯉口をみてしまう。 

・抜刀 
鞘引きと納刀の後というところがミソ。 
前足の抜きを使って落下中に抜刀を終える。 
こわくて出来ない。 
借り物の模擬刀では(壊すのが怖くて)思い切って動けない。 
さすがにそろそろ買おうかな。 


2尺4寸で2.5万円以内。 
Twitterでつぶやいていたら、武道具屋さんにフォローされた(笑) 

講座の中では剣術の動きを体術に応用したり、体術の動きで剣術の動きを確かめたり。 
剣術の動きがわかってくると体術の動きが変わるのでとっても面白いらしい。 

久しぶりにお会いしたP女史の動きが以前の私の記憶に比べてとっても良い感じに変化されていた。 
みなさん良い稽古をされているようです。 

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