詰め込まれ@八光流柔術


職場から徒歩5分の場所で稽古が出来るとは超便利。何しろ稽古後職場に戻れるのだ(^^;;
ちょっとひらめいて参加した八光流の稽古。


広沢師範もブログに書かれているが、八光流の稽古会を開く前に活動されていた「ノーブランド柔術研究会」(通称「ノーブラ研」)には回数こそそれほどではなかったが4年程前にお世話になった。
その後、ノーブラ研は休止。現在は本格的に八光流師範としての活動をされている。
門人ではない私ですが、今回はゲスト参加者として門人の方たちに混ざって参加させていただきました。

だいぶ詰め込まれていたようです。日記にまとめるのが大変(笑)
ようやく少し整理出来てきました。


最近お断りしていませんが、特定流派の稽古日記ということであらためて。
この日記に限らず、すべての日記に当てはまることですが技の説明や感想は私が実際に聞いて体験したことを書いています。
しかし内容には私の主観が入り込みます。
忘たり聞き逃した部分、その時興味がない部分(笑)は、書かれていません。
興味を持たれた方は是非一度私のフィルターを通さずに体験されてみてください!


メニューは盛りだくさん。でも言われている事はシンプル。
目的
・最小の力で最大の効果を出す

理解することは2つ
・構造を知ること
・最小を知ること


■構造を知る
・小指のライン、人差しのライン
構造的に強い(考えようによっては弱い)のが人差し指側のライン。構造的に弱い(考えようによっては強い)のが小指側のライン。
このラインを意識して相手に触れる稽古。
手をグーにして伸ばしているところを押す。
小指側を押す、人差し指側を押す。
手のひらを合わせて同様に試す。
宴会芸:相手が拳で押してくるのを小指で受け止める。ネタいただきました(^^)

この稽古については、広沢師範のブログにも紹介されています。
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-301.html

視界に入れる
相手を視界に入れた状態とそうでない状態の差。
動かそうとする腕や手首にばかり注目していてはいけない。
常に相手全体を視界に入れておく。
視界に入れるだけで、効果があらわれる。
目も居着いてはいけないということでしょうか。


■繋がる
この日は「繋がる」ではなく人差し指の説明で、人差し指のラインなら動くという説明をされていたが、人差し指の方向にあわせるとこれまで言われていた「繋がった」状態になる。
・拳を突き出された形、手のひらを突き出された形。
人差し指のラインから後ろへ崩す
・両腕(手首)を掴まれた形
自分の人差し指と相手の人差し指のラインをあわせる。
このとき手首は動かさずに指だけ動かすのだけれど、指を動かすときに手首も一緒に動いてしまう人がいる(私のことですが)。
このようにバラバラに別々に動かすことを「割る」という。「割る」については後述。


■居着かない
場所に居着かない。
「脱力していれば行きたい場所に導かれる。」
稽古中、相手が出した手や立っている位置と今現在自分が立っている位置に囚われて動けなくなってしまう人がいる(私のことですが)。
無理な姿勢で技をかけるのではなく、脱力して自分が動きやすい位置に自然と身体が導かれるようにすること。
言われてみれば、相手が崩れて後ろに下がっているときに、前に引っ張られるようにつんのめって耐えているようではどちらが技をかけているのかわからない。
自然と足が運ばれて相手が下がった分だけ前に進めば良い。相手が下がった以上に前に行くのはまた別の動き。


■八光攻
難しくて細かい説明は出来ないが、見た目だけ言えば相手に両手をもたれた状態で前に進むというもの。
このとき半身で前に動く。
この稽古は色々とやることがある(笑)
・(スタート)まず相手とつながる(=視線、人差し指)
・半身で動く(これが難しい)
・動いても繋がり続ける(これがさらに難しい)
身体が捻れると半身でなくなる。
半身で動くときに逆側を引くと、繋がりが切れる。
この稽古については広沢師範のブログがあります。
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-305.html
相手に胸をあわせ続けるように動くと良さそうだ。
(昔の日記より: http://vtotai.blogspot.com/2009/03/blog-post_09.html )


■半身
前後の割り。回らない。
同側で動く。
ここまでくると稽古の形はこれまで教わった全部の組み合わせ。
・ライン
・半身(=割り)
・居着かない
・脱力

まずは簡単な形から。
■手のひらを下げる
前にまっすぐ出した腕を掴まれた状態で下ろそうとする。
色々な方向に向かって下ろそうとしてみる。
自分の同側の足首に向かって下ろそうとしてみる(ナンバの動き)。
この効果には驚いた。


■座りで腕を掴んでもらう
座り。腕を出し、そこを掴みにきたところを人差し指のラインを合わせて相手の動きを止めずに崩す。


■半身を切って崩す
広沢師範の技を受けさせてもらうのみ。これは今の私がやると回ってしまってよろしくなさそう。
両腕を掴まれた状態から半身を切る。これだけ。
受けると技の感触が伝わってくる。
骨盤が左右で分かれて前後に割かれるような感触。左右の肩胛骨が前後に割かれる感触。受けてみてあらためて感じたが、やはり私は出来ていない。
腕をきめるとか虚をつくとか余計なことはいっさいしない。ただ半身をきるだけ。ガクンと崩れ落ちる。
これ出来るようになりたーい!!


この日の様子は広沢師範のブログにも書かれています。
やはり詰め込まれたようです(笑)
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/blog-entry-310.html

広沢師範はじめ、門人の皆様どうもありがとうございました!
またお邪魔させてください!!


もちろん「ノーブラ研」時代の稽古メモも残っている。
今あらためて目を通すと懐かしい。色々発見したことや、発見したはずなのに進歩していない事とか確認できる。
不思議なことに当時の日記を読むとそのときの技の記憶まで蘇るよう。ぜんぜん思い出せない部分もありますが。
日記にしておいて良かったです。
私の日記を「ノーブラ」で検索するとヒットします(笑)

コメント

匿名 さんのコメント…
時々、いつもお世話になっておりますが、このプログ大変ためになると言うか、自分の現在のレベルでも読んで興味が持てる。面白い。
半身動作研究会で学んだことともつながるし、たいさん自身楽しんでいる感じが楽しい!
たい さんの投稿…
コメントありがとうございます。
楽しい雰囲気が伝わったようで嬉しいです。
稽古ごいっしょされた方でしょうか、今後ともよろしくおねがいします!