壁に向かって立ち、座る

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。

Sさんが仕事で来れず、OさんWさんと私の三人稽古になった。
三人稽古といいつつ、始めに起倒流の形をやった以外はほとんど話をしていた。




私は先輩方が喜んでくれそうなネタはあまり持ち合わせていないので構造動作トレーニングをしながら話を聞いていた。
トレーニングメニューは股割りだ。
股割りはいつも同じようなところで股関節の可動がとまってしまう。
あらためて思ったが骨盤を起こすのは楽じゃない。
それでも自分の体だから自分で動けるようになるしかない。
この日は股割り、腰割りに取り組んだ。
地道の一歩だ。


OさんとWさんが壁に向かって立って何かしているので私もやってみたいと思いやり方を聞いてみた。
・壁に向かって立つ。
・足を肩幅にひらく。
・爪先を壁につける。
・爪先を並行にする。
・そのまましゃがむ。


やってみたら出来たが、あるポイントで後ろに倒れないことをWさんに不思議がられたので簡単な動きではないことがわかる。
実際やってみても股関節と胸椎が動かないと後ろに倒れてしまう動きだと感じた。
やってみるとわかるが、膝が壁方向を向いているので横に逃がすことができない。
逃がせないと当然お尻が壁から遠ざかるので重心が後ろに行きそうになる。
ここをいかにして調節するかがこの動きの課題とみた。
私がやったのはこうだった。
骨盤を起こしながら股関節を畳んでしゃがむ。
腹圧をかけて胸椎を前にだし、頭部と胸部を前方位置させることで前重心をキープした。
膝が90度になるまではこれでいく。
そこからさらにしゃがむには骨盤を寝かせていく。体の前方に丸め込んでいくような動きになる。
これでしゃがみきれる。
同じことを逆にやって立つ。
後でWさんの見解を聞いたら大腿骨が短い人の方がやり易いのではとのことだった。私は足が短いので当てはまる(笑)
自分の体の動かない部分を自覚できたりするので、成否はともかくやろうとしてみると面白い。



全く別の話の流れで一般に受けるネタも持つべきだという話になり、私の出来る宴会芸を2つ披露した。
正座から立つ(名古屋の山口先生に見せてもらった立ち方。武蔵一族の技名は『炎龍立ち』)と、腕相撲で負けたところから相手を転がすやつ(八光流の広沢先生に習ったその名も『宴会芸』)だ。
やらなかったが、辰巳返しも受けがいい。


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