武術と柔道、理想への一歩

岡田さん主催の恵比寿稽古会に参加。『ごろ寝スクリュー(仮)』を紹介。逃げにくさを体感してもらうも速くやると利かない。岡田さんの助言でこの謎が解けたと同時に、謎の解き方がわかった!ゆっくり動いて体のセンサーを働かせ、速い動きでも同じ条件が成立するようにセンサーで監視するのだ。

この助言をもらったのは後方向への空気投げ『浪落』を『謙譲の美徳』と組み合わせて、相手がなにも出来ない時間に自分が技をかけるスタープラチナ計画(わかりますかね?)の実現に向けた研究をしている場面だった。ゆっくりやると利くのに速くやると利かない理由。それは言えば単純な話だった。

ゆっくりやるときと速くやるときの動きが違っていたのだ。技の仕組みが成立していないのに速度だけあげても技は利かない。違いを監視するのは体のセンサー。『浪落』なら釣り手の拳が重要だ。相手が崩れたら下方向へ、拳の接触面が変わらないように動く。速くすると離れてしまいがち。

この動きで何が変わったか。速い動きでも『浪落』が出来るようになったという表面的な話もあるが、三船十段の『空気投げ』と甲野先生の『浪之下』、中島先生の『皮膚の稽古』、私が見つけた『謙譲の美徳』が全て繋がったことが大きい。これはちょっと、我ながら楽しくてしょうがない。

理想とする動きへの一歩目を踏み出した気がする(ちょっと大げさですかね)。


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