柔道練習184回目『鱗の効果』(動画あり)

柔道練習。鱗の効果がどうでるのか、自分でも全く予想が出来なかったが受けたRさんは激変に驚かれていた。乱取り中、一歩も後ろに下がらないで圧力を掛け続けられた。そして背負い投げの餌食になった(笑)やはりこちらから技を掛けられなければ。逆に言えば技に入れたらかなりの驚異になりそう。

鱗をRさんに説明するも伝わりにくい。しかし激変と感じる効果は伝わった。その1つが木刀の先をお腹で押し込む形。


木刀の圧力は感じているが気にならないで進めている。

柔道練習。これで技をかけられないので背負い投げでやられてしまう。Rさんは終始何かされそうな感じに耐えていたそう、でも何も来ないので背負いに入ったそうだ(笑)これで技が来たらかなり怖いというもの。



動画は投げ無しで確認してます。14秒あたりから鱗に切り替えてます。

Rさんに最も驚かれたのは木刀の稽古。鱗の効果を説明するのに正眼の構えから相手の打ちを防ぐ形で説明した。剣道有段者でもあるRさんはフェイントを混ぜながら小手、面、胴と狙うのをこちらがフェイントにかからず打ちだけ防ぐのが不思議でしょうがないといった様子だった。

フェイントにかからないのは私が剣道未経験のせいもあるだろうが、打ちだけに的確に対応できるのは自分でも良くわからない。Rさんも触れてわかるのはまだ納得できるが剣は触れる前にわからないと対応できないはず。なぜわかるのかがわからないと驚かれていた。

この推測にあまり意味はないかも知れないが私が思うに鱗は自分の体も心も安定させる効果があるので、相手の動きにつられて動かなくなるのと、ギリギリまで待てるようになった結果、最小限の対応で済むのではないかと思う。

稽古を始めてから毎週のようにあれが出来た、これが変わったと喜んでいるが、振り返ると覚えてたり忘れてたり。小手先のテクニックはすぐに忘れてしまう。残るのは根本。動ける体、動かされない心。どちらも練習で得られるもの。劇的な効果をもたらした鱗も練習の成果を引き出す呪文。

鱗は誰にでもあるという山口先生の説明はその通りだと実感する。なぜなら私にもあったから。どんな鱗が出てくるかはこれまでの練習との相性もありそうだが、山口先生によれば鱗は磨けば強くなるらしい。練習は大事。



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