雀鷹舎稽古)柔道『五の形』3本目を練習しました

珍しく主宰の岡田さんと2人稽古。

久しぶりに木刀を振って模擬刀で抜刀も練習した。
岡田さんに腰と股関節の抜けに関してアドバイスを受けるとかなり抜きやすくなった。これまで意識出来ていなかったが今回スムーズに抜けるようになってから思い返すと少し腰を反っていたようだ。
スムーズに動けるようになってまた抜刀が面白くなってきた。

その後は岡田さんに付き合ってもらいひたすら柔道形を研究した。
やったのは五の形で、今回は主に3本目。
この形は2つの物体が旋回しながら1つになりまた分かれる様子をあらわしている。
旋回で相手を崩すには相手と自分の足を円で囲いその円に自分の踵が内接するように動くと良い。形のように捨て身技の横分で投げる場合はその円が中心に向かって渦を巻くような軌跡で動くとなお良い。
今回の研究では1本目の崩しの感覚で取りが受けと旋回しながら下方向に追い込んで崩すというのも成立することを確認した。形通りではないがこの崩しの感覚は柔道技のうち名前に車がつく技に共通する根本的な崩しの感覚であるような気がした。

岡田さんの提案で横分に入る要領で横捨て身技の崩しに入りそこからさらに回転して一本背負投にはいるというのを試した。
捨て身技は実際に投げないとわからないということで道場にマットを敷いて投げの確認をしたところこれがかなり良さそう。通常の一本背負投と異なるのは投げの入りを横捨て身技と同じようにする点でこうすると頭を残して腰からしただけ背負い投げに入っていくような形になる。
相手にとっては横捨て身をかけに来たと思った相手が急に背負いに入るという意外性もあって非常に面白い。体格の大きな相手に奥襟を掴まれた状態からでも仕掛けられそうな気がするので今度試してみたい。

五の形はそれぞれ何をあらわしているのか?
「柔道形大全」には詳細にやり方の説明が書かれているが形が表す意味までは書かれていない。
これまでやった限りでは1本目は押して崩す。2本目は引いて崩す。3本目は回転で崩す。4本目は背中で崩す。5本目は間合いで崩す。という感じがするが果たしてどうか?





コメント