雀鷹舎稽古)皮膚の崩し、言葉の崩しを体験しました

主宰の岡田さんはお休みでしたが、太極拳に取り組まれているKさんが久しぶりに参加。

Kさんが私と岡田さんでやっている柔道『五の形』に興味を持たれたので、1本目から5本目まで一通りの動きと4本目までの我々の解釈を説明しながら受けてもらった。
それを受けたKさんが以前やっていたS空手の練習に通じるところがあると紹介してくれた。
特に2本目の古式の形の曳落に近い投げ技は相手の突きを捌いて投げる形に近いようだった。

治療家でもあるKさんからは相手への触れ方の違いによる効果をいくつか教えてもらった。
2点ある接点の距離による認識や、皮膚に触れる方向による反応の違いなどどれも新鮮だった。
施術では相手の緊張を解すのに武術でいう崩しを皮膚から与えると言える。
そう考えると武術と共通するものを感じる。

面白かったのが肩幅程度に足をひらいて立った状態で横から押されるのに耐える形で、普通に押されたら耐えられる状態で立っているのに、自分の名前を呼ばれてから押されると耐えられなくなってしまうというもの。他人の名前の場合は影響がない。
Kさんが言うには自分の名前が聞こえてくることでそちらに意識が向き、バランスが崩れているのだそうだ。人の身体は面白い。


コメント