柔道練習)亀を返す練習をしました。

いつもの通り準備体操、回転運動、打込み、乱取り練習ときて、今週は亀を返す寝技の練習をしました。
柔道は白帯ですがブラジリアン柔術は黒帯なので寝技では先生のHさんにY先生が質問します。
「中学生向けに締め、関節抜きで柔道家が知らなそうな亀の返し方を教えて下さい。」
H先生が言うにはいろいろなやり方があるけれども、頭と下げて腰を上げる姿勢を取らせるのが基本でそこから下に入り込んでひっくり返すと良いそうです。

この日教わったのは2つ。
・亀に正対して襟で頭を下げて帯を持ったところから帯側の足を投げ出して後ろに転がって返すやり方。
・亀に正対して襟で頭を下げて帯を持ったところから相手が足を延ばして防御した際に、帯から足に持ち替えて足を持ち上げ、襟から帯に持ち替えるや右手で相手の左足を持っている場合は自身の左足を相手の左足に大外刈をするように引っかけてそのまま相手の身体の縦の向きに前転してひっくり返すやり方。

どちらも回転の途中で腰を切って抑え込みにはいれるように準備する必要がある。
前者のやり方は亀の姿勢の相手に対して、立ち技でいうところの浮業をかけるような感じでやると上手く行った。ちなみに足を前に出さずに相手の腹の下から対角線の膝裏まで回しこんで回転しても返せるが、これは立ち技でいうところの横車に近い感覚でやると上手くいった。


練習後は空気投げ講習会に向けて空気投げの確認をしました。
今の小学生向けのルールでは反則負けになりますが三船十段が空気投げを施すときは両袖を持って投げています。私も普段の練習で空気投げを使うときは襟を持ってやっています。
最近NHKの明鏡止水という番組で三船十段の空気投げ映像が流れてあらためて確認してみると、相撲の呼び戻しのように相手の脇を開けさせるようにして投げている印象が強く見えました。
両袖を持つと相手の脇を開かせやすくもなりますね。
動画はこの日の研究稽古の風景です。わかりやすく大きく動きを確認した後の投げがだんだんスムーズになっていくのが見て取れますね。
講習会ではこのバージョンで説明をしようと思います。


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