Nさんと投げ技の研究

某所で有段者のNさんと柔道技の研究稽古してきました。
先日の空気投げに磨きがかかり、図らずも三船十段の記録映画に残る弟子達の投げられ方を体験できました。
足がもつれるように踏ん張れなくなって投げられてしまう。




私は五の形からNさんは古式の形から得たものを交換稽古した。
私からは相手と自分の腰の位置関係による崩し、相手と一体化する瞬間の仕掛け。
Nさんからは捨身技の妙技と腰の位置による崩し相手から消える体捌き。
Nさんとは普段別々に稽古しているが気づきのタイミングと中身が重なることが多く面白い。

Nさんの浮腰が強力だった。
ちょっとでもこちらの背中に触った状態で組まれるとかなり警戒して受けていてもいつの間にか投げられてしまう。
これは先月話していた体捌きで接地面積を広げる投げだが、浮かし崩す体捌きで入りつつ、相手が自分の方に崩れてくるのを待って投げているそう。
随分余裕がある。

Nさんの浮腰の要領で私が山嵐をかけてみると予想外にNさんが吹っ飛んだ。
この体捌きで設置面積を広げる投げは強力。
Nさんが言うには初心者の頃に何も知らないでぶん投げられて以来の勢いだったそうです。

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