練習したいと呟いたら甲野先生からアドバイスをいただいた

Twitterより転載

田島)練習出来てないと練習したくなる。練習してるとあれもこれも練習したくなる。練習が終わると練習したくなる。しかし時間は有限。日常生活を練習の場に変えないと練習不足のストレスにやられてしまう(笑)

甲野先生)私もそうです。本当に「稽古をしたい」「身体の使い方、動かし方の工夫をしたい」と思うのに、朝目が覚めてすぐ「ああ、あそこに連絡して確認とって、あの原稿を校正して、あの依頼の原稿書いて…」ということに追いまくられています。
そうしているところに、またメールや電話や郵便物が届くというありさまで、気付けば辺りが暗くなってきています。
田島)コメントありがとうございます。先生には共感していただけると思います(笑)稽古に行けないときの方が体はむしろ稽古モードになっているような気もしますね!

甲野先生)ただ、「したい、したい」と思って中々稽古できない時、身体は感覚を錆びつかせずに待っていてくれるか、少しもう研ぎ始めていてくれるものです。

甲野先生)「したい、したい」と思って稽古出来ない時間は、強制的に稽古をさせられている者が、休みで解放された思いで時間を過ごしている場合とは、まったく違います。

甲野先生)人目につかない程度に、トイレの行き帰りでも、ちょっとした体の落とし方を工夫し、前傾度合、膝の抜け具合、また振り返る時の身体全体のまとまり具合などをチェックしているくらいでも稽古になります。

甲野先生)大声上げて稽古に集中しているフリをしている稽古より、僅かな段差を跳び下りた時の全身のまとめり具合の微妙な違いを感じ取り、何気なく振り向いている時の、その振り向き方の質の違いの検討に強い興味が出るような稽古をしていれば、確実に上達すると思います。

甲野先生)そして、本当に無理をしていただいて!?また動画撮影に来ていただけることをお待ちしております。
田島)数々のアドバイスありがとうございます。動画撮影にも伺いたいです!よろしくお願いいたします。

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