柔道練習148回目『燕返し(つばめがえし)』

Twitterより転載

柔道練習。足技が面白い。小内刈、大内刈、出足払。打込みをしないと乱取りで出ない。足技だけ出来ても足技は効かない。背負い投げも打ち込み練習。

小内刈は小さく纏まってかける。大内刈は両手でハートを描くようにかける。なぜそうするのか、なぜそうすると相手が倒れるのか。練習の中で根本原理を探る。そこからまたどうやって倒すのかを探る。

柔道練習。乱取り中に珍しく足技が2本決まった。小内刈と出足払。なぜ決まったのかはっきりわかる。失敗はその倍以上、その理由もわかっている。わかっているので練習出来る。

柔道練習。K先生が子供達に燕返しを説明しているのを見てハッとした。足の速度をあげることばかり考えていたが、最短距離を動くという発想が抜けていた。なぜ出来るのかがわかればなぜ出来ないのかがわかる。その後の練習では『燕返し』も『燕返し返し』も上手くいった。足技も面白い。

柔道練習。昨日の『燕返』。子供達は足が素早く動かせなくて避けられない。大人のSさんも避けた後の返しが素早く出来ないと困っていた。直接の原因は膝下の振りにある。膝下を素早く降ることができれば上手くいく。

膝下を早く振るにはなぜ今出来ないのかを知るといい。子供たちは股関節から動かしているのでスピードが出ていない。Sさんは振り下ろす動作で外側に膨らんでいるので時間がかかっている。

出来ていない原因がわかったらまずはそれを『止める』。大抵の場合は余計なことをしているせいで上手くいかなくなっている。目的は変えずにやり方を変えて練習することになる。場合によって前より動けなくなる事もあるが、経験上、上達の過程として受け入れると結果として上手くなるようだ。

『燕返し』。乱取りはしていないがSさんとの打込み練習では前から出来ていたかのように動けた。毎回乱取りでSさんの『燕返し』をくらっているが、そのSさんが「これをやられたらヤバいかも!」と言うほどらしい。

『燕返し』の打ち込み。左より右が動易いのはサッカー経験が影響してるかも知れないが、最近『太刀奪り』でも確かめた動きの変化の影響が大きい。軸足の膝が伸びてしまうと上手くいかない。右も左も足は自由に動くこと。

柔道練習で一つ書き忘れていた。『大内刈』と『内股』。乱取り中、わかっててもやられる内股が得意なSさん。大内刈がしっくり来ないと言うので、足が掛かったら内股の要領で相手を乗せるように追ってはどうかと助言したら、やり易くなったと言う。助言した自分は内股が少しやり易くなった。一石二鳥。



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