日常に活きる武術の奥義

Twitterより

終電。「ドン」という音の方向を見ると二つ向こうのドア前に人が倒れている。近くの人が声をかけるかと思って見ていたが誰一人声をかけるようすがない。酔っぱらいかと思ったが病人の可能性もあるので席を立ってその人のもとへ。

サラリーマン風の男性がうつ伏せで倒れていた。声をかけると反応はあるが起きてくれない。様子と反応からすると酔っぱらいのようだったが、倒れて顔を打ったのか鼻血が出ていた。次の駅で駅員さんに通報してくれた人がいて、声をかける人数も増えた。

駅員さんが担架を用意しつつ、何人かで起きられるかと声をかけると男性が自力で起き上がって座席に座った。駅員さんは救護が必要ないことを本人に確認して退散。私は念のため男性の前に立って様子を見ていたが特に異常無さそうなので予定通り乗り換えのために下車。大丈夫そうでよかった。

この話にはもう1つ大事なオチがある。男性が起き上がって大丈夫そうだと皆が思ったタイミングで、駅に降りる女性から『遠かったのに駆けよって行ったの格好良かったです!』と声をかけられた。ちょっと歩いて無事を確認しただけでこの効果。最小の力で最大の効果を発揮するのが武術の技。

そう言えば4年前にも似たような場面で奥義を炸裂させていたのだった。 http://vtotai.blogspot.com/2014/12/blog-post_3.html … みんなで奥義を使いまくったらいい。

これにも甲野先生からリプライをいただいた。
甲野先生
ご苦労様でした。こういう気遣いは大事なことですね。

ありがとうございます。微々たる労力で心配事が解消されるならやらずにいるほうがストレスです。性格ですね。何事もなくて良かったです。

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