つくば身体操法研究会)浪之下も空気投げに繋がった日

柔道練習からのはしご参加。

NHK趣味ドキッ!で講師を勤めた林久仁則さん主催のつくば身体操法研究会に参加した。
ここは10数年前から続く自主稽古会。初心者でも参加できる自由な稽古会で、最近は初心者のために、学校の部活動からの依頼にも応えてスポーツ指導もされているこいそ接骨院の小磯院長による初心者向けの初学講座も同じ会場内で開催しており、申し込めば誰でも受講出来る。

林先生の趣味ドキッ!効果で遠方から初めて参加される方含めて初参加の方がいらっしゃってました。やはり反響ありますね。

前半わたしは質問に答える形でいくつかの稽古法を紹介して説明しました。今回説明した浪之下や謙譲の美徳は、単にやるだけでも面白くて最初はそれでもいいと思います。ただ見た目が同じ形でもやり方がたくさんあって人によってやり方の説明が異なるのではじめの頃は混乱するかも知れません。
それぞれのやり方が何の練習になっているのか意識できると混乱しなくていいんですけどね。私が教えるときは後で別の方の違うやり方を聞いてもなるべく迷わないようにやり方がひとつではない点とその形でやる目的を意識して伝えるようにしています。

大阪で稽古会を開かれている方から何かやりましょうと声をかけていただき、先日から整理して28種類になった空気投げの一部を体験してもらいました。床が固いので柔らかく崩す形でしたが、何度もリクエストをしてくれて、この感触を大阪に持って帰りたいとご自分でも練習されていました。
いいお土産になれば嬉しいです。
そのかたも色々と動きを稽古されていて左右の手を連動させて動く練習法や相手を居付かせてから大きく崩す練習など私もいくつか体験させてもらいました。
ありがとうございました!

後半は小磯さんと柔道研究。空気投げ研究の過程で考案、教わったものを順番に体験してもらって感想を聞くという形で色々とやっていたらあっという間に終了時間!
結果的に後半は小磯さんを独占してしまっていました。参加者のみなさんすみません!小磯さん本人からは本当に楽しいと言ってもらえたのでその点は良かったです。

空気投げが28種類になったのは技を説明するのに細分化する必要があったからで、例えば三船十段の空気投げもその足捌きの違いにより3つに分類しています。後ろ方向への空気投げとして考案した浪落も左後ろ、真後ろ、右後ろの3種類に分類していてそれぞれ大外落、大内落(仮名)、小外落(仮名)の足技に繋がります。
分類しておくと説明が早くなるので便利というわけです。
途中、小磯さんが空気投げを乱取り中に決められる感覚が出てこないというので受けてみたところ釣り手が私の胸に引っ掛かっていたので釣り手で相手の胸を押さないで背負投げ的な感覚でやるとお伝えしたところ、投げられそうな感覚を得られたようで急に動きに迷いが無くなっていました。これは畳でなげてもらいたいですね。
ちなみに三船十段の空気投げは相手の両袖を持ち、相手の身体を捻って横から押すように投げるので、それを釣り手を持った状態でトレースすると相手の胸を押す形になりやりにくいです。

小磯さんに空気投げの研究について説明すると、小磯さんからもそれならこんなものもありますやら、以前こんなことをやってましたやらで、私にとっては新鮮な稽古情報が感覚と共に得られて、それがまた空気投げの進展に繋がったりするので本当にありがたいです。

以前もあったと思いますが今回も林さんと稽古しないまま終わってしまいました。つくばには数ヵ月に一度の参加ペースなので、やりたい稽古が貯まっているし、私にも色々と教えてくださるので気がつくと時間が過ぎてるんですよねぇ。
次回は林さんとも稽古したいです。





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