Nさんとの技術交流会は2時間があっという間でした。

不定期でやっているNさんとの技術交流会。
実際に投げられる柔道場で2人で2時間。
たっぷり時間はあると思って始めたのに閉館時間まであっという間。
お互いやりたいことがまだまだある状態で仕方なくお開きになりました。
またすぐにやりましょうと約束しましたがほんとに明日にでも続きがしたいくらい。

Nさんは少林寺拳法の技もこ存じで森道基先生を話題にしたこともあったということで、京都の出島さんからいただいた少林寺拳法のお土産稽古からスタート。
私が体験した出島さんの技術を説明して、2人で練習する形式でやったものの私が再現できない技術が多くてもどかしい。
それでも相手の反応を利用する技術を探りつつ、Nさんからも前回からこれまでに取り組んできた稽古を伝えていただいた。


Nさんから聞いた、軸を整えると相手が崩れて吸い込まれてくるという技術は相手にとらわれないで動く技術とも言えて鹿島神流の足払浮舟の形で身体を沈めるときの状態に似たものを感じた。

受けの反応を利用する技術に加えて、取りがどの位置に移動すれば受けが崩れるのか?という検証をしてみると、どうやら受けが接点を通じて取りを杖の代わりにしていることがわかってきた。
そこで取りが受けの目の前からいなくなるように体を開く体捌きを行うと受けが目の前にあった杖を失ったかのように前方向に崩れる。

これに森師範が動画で説明していた前に崩す場合は遠い足、後ろに崩す場合は近い足という原則を当てはめると前に投げる柔道技で意識すべきところがどこなのかはっきりしてくる。
支釣込足、足車、膝車、大車、体落これらは前に崩して遠い足に重心がある状態で掛ける。車系の技の場合、先日柔道のT先生に教えてもらった相手の背中を見て押すようにするとここに捻りを加えながら重心を寄せることができる。
逆に大外刈、小外刈、小内刈、大内刈は後ろに崩して近い足に重心がある状態で掛けると整理できる。

ここでも肩車。とにかく軽くなったのでNさんにも受けてもらうとやはり軽い。
Nさんにもやり方を教えると10回ちょっと持ち上げたあたりで受けていて明らかに軽くなった。

相手との位置関係を変えると相手が崩れるというのはなかなか面白い。
相手と横並びになるようにすると前に崩れ、腰の位置が相手より後ろになると後ろに崩れる。
Nさんからこの位置関係による崩しが上下にも使えるのではないかという仮説が出たが時間切れ。
続きはまた今度やることになった。
楽しみですよこれは。




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