つくば身体操法研究会)譲らない謙譲の美徳で威力があがりました。

6/10(土)開催予定の空気投げセミナーで取り上げる予定の新しい空気投げを当日受けを取ってもらう小磯先生に受けてもらうために参加。

小外刈の位置に入る新しい空気投げは喧嘩四つなら左組が、相四つなら右組がやるほうが効きそうという感想。
以前M先生が言っていた話を思い出しながらの感想で、新しい空気投げの距離感だと受けの左側より右側にかけたほうが効きが良いと感じるとのこと。
ここは当日覚えていたら参加者の皆さんにも感想を聞いて見たい。

この日は柔道有段者のSさんに柔道技の研究に付き合ってもらった。
Sさんからも前回やったことを踏まえて質問をいただいたりしてお互いに得るものがあった。

肩車
引き手から相手の左腰を浮かすようにして崩し、相手の重心が右足に寄るようにする。この重心が左足のほうに戻らないようにしながら肩車に入ると受け手もはっきりと感じるくらい軽く持ち上がる。
Sさんから相手の腰をどうやって崩すのか?という質問があった。
これは乱取り中にという話だがここは私も聞きたいくらいだ(笑)
止まった相手にやることを同じようにやるというのが回答になるが相手が動いている場合は、相手の動きを利用することも出来る。私は出来ないが一本背負や大外刈が得意な人なら同じタイミングで肩車に入れるのではないかと思う。

反発を使う技の練習と柔道技への活用例
Sさんは柔道技を防ぐ動作が無意識レベルで身についていて、技にかかりにくい。
空気投げの説明をしていても腕を引き出して崩した分、腰を後ろに退いて全体のバランスを取るのでなかなか説明が難しかったりする。
そんなSさんに防御反応が強いと技が失敗したのか、Sさんが防御したのかわからなくなるので崩れることろまでは受け入れるように説明した後で、京都の出島さんに教わった少林寺拳法の崩しを受けてもらう。
相手の反発を利用する崩しでそのままでは柔道への応用は出来ないのでピンと来ていなかったようだったが、大内刈で相手を下方向にぶら下がるようにして入るのは上方向への反発を利用して足を刈るためだという説明をしたら目から鱗が落ちたのか、相当感動されたようだった。
Sさんは組んだらわかるが私よりも柔道の実力は確実に上で、練習もしっかりされてきている。当たり前だが柔道の練習が中心で私のように空気投げの研究なら手裏剣やら少林寺拳法の稽古を試してみるみたいな経験は無い。
そういう方のほうがかえって私がやっていることは新鮮で面白く受け止めてもらえるようでその感動の様子を見るのはいつも楽しいものです。

譲らない謙譲の美徳。
謙譲の美徳を譲らないで出来るようになった。
やり方は変わっていないと言えばそうだが、反射を使って相手に触れるので積極的に下がるというような意識がいらなくなった。
ある状態を保って相手を押すと、相手の強度に対して丁度よい強さで自動的に発生する感じ。
ゴムまりが縮んで元に戻る感じと表現できるかな。全身の反射を使う触れかた。
張りを使った腕立て伏せで感じる状態に近い。
受けた林さんが耐えようとすればするほど遠くに飛ばされるのが面白かったようで何度もリクエストしてくれて、私にとっても良い練習になった。

この動画は従来の”譲る”謙譲の美徳

腕相撲
林さんの発想。
腕相撲に譲らない謙譲の美徳の張りを使ってやれないか?これは面白そう。
これを試しているうちに腕相撲のコツがちょっとつかめた。
柔道の組手で重さをかける組み方があるがそれを腕相撲に応用する形。
やっていないのでたぶんですが腕相撲が数段強くなったと思います。



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