一人稽古)ボール胡坐(雪の日)


今日は、朝から雪だった。 
雪でサッカーの練習も中止。 
身体がなまっちまうので、「何か代わりに出来る事、、、」と考えていた。 

そういえば、今日は甲野先生が歩法の説明で度々使われる比喩、 
「薄氷を踏む足」が素で出来る! 
と思ったけどあまりの寒さに外に出る案は却下。 
明日の通勤で嫌でもやることになるし(^^; 

かわりに(?)「ボール胡坐」をやることに。 
これは腰のあたりの普段使わない筋肉を刺激します。 
あと、バランス感覚も養われそうです。 

やり方は簡単。 
1.ボールに座る(中学生用のバスケットボール程度の大きさ)。 
2.手は後ろ。 
3.足の裏をボールの前であわせる。 
これだけ。足の付け根あたりがグラグラしたら成功です。 

家にあるボールがフットサル用だったのでそれでやってみた。 
高校生の頃、部活でサッカーボールに座っていて先生に怒られたので、 
ボールに座るのには抵抗があるけど(笑) 

あ、やる人は以下ご注意。 
1では、ボールの上にまっすぐ体重が乗るように(足によりかからない)。 
3が難しい人は、足の裏をちょっと離してもOK。 
3が簡単な人は、足をボールの近くにひきよせる。 
3でふらついたら、倒れても、足を広げでも手をついてもいい(ケガしないで)。 
でもグラグラの状態になる事が目的なので、ぐらつきはOK。 

実はこの日記も「ボール胡坐」をしながら書いている(2には違反してるけど)。 
フットサル用のボールはおしりが痛くなるので、長時間やるには向いていないかも

「技アリの身体になる」(※)でも紹介されているこの「ボール胡坐」。 
先日、恵比寿でやったもの。 


写真右は「ボール胡坐」の図。 

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以下は、半身動作研究会@恵比寿 
色々体験したので、メモ。 

・オープニング 
ボールあぐら 
不安定な状態でグラグラ揺れる状態にするのが目的。 
グラグラしている状態がトレーニング。 
ボールに体幹が真っ直ぐになるように座る。 
両足の裏同士をくっつける。 
出来たら踵をボールに寄せていく。 

・オープニングに関連した稽古 
不安定は強い。 
ボールあぐらから、向かい合わせに座った相手に両手を持ってもらう。 
座ったまま手をのばす。 
相手の方が安定しているが、崩れるのは相手。 

・体幹を使う、正中をとる 
立った状態で脇に丸棒をはさんで、相手を押す。 
手で押し続けようとすると棒が落ちそうになるので、体でついていく。 
棒無しでやる場合よりも体幹が使えるので、ぐいぐい押せる(はず)。 
ちょっと私には難しかった(棒を思いっきりはさんでしまう)。 

・床にあるものを拾う動作。 
手首を持たせた状態から、細い古井戸に手を突っ込むように指先からひじ、のびたら肩、体と下にのばす。 
この稽古で先端から動く事は「追い越し禁止」を守るのに重要な要素。 
手だけ動かす動作はかなり苦手。 
手を掴まれない時(素振り)は出来ていても、手をつかまれると駄目な動きが出てくる。 
そんなに簡単に出来たら技じゃないと自分を慰めてみるが、、、 

・立位体前屈 
硬っ)日記でおなじみ(?)の立位体前屈。 
針灸をやられている方と。 
原理の名前を忘れてしまったが、前に倒しずらい場合は、後ろに反らせてからやり直すと、 
少し倒しやすくなる。と聞き、やってみる。 
後ろに反らせる時、両手を広げ、さらに掌を外旋させると背中を強く意識出来てよいとの事。 
ほんとだ。 
お返しに裏技を3つ。 
1.前屈の状態で背中を上から押さえてもらう。 
押さえられたほうはそれに逆らって体を起こそうとする。 
押さえるほうは相手を潰すのではなく、起き上がる力に抵抗する。 
これを10秒程続けてから、前屈をやる。5cmは違う。 
2.片方の手を相手の肩に置いたまま片手で前屈。 
両手の時よりも下まで届くのでその位置をキープしたまま肩に置いた手を持ってくる。 
両手とも届く。 
続いて同じ状態のつもりで、今度は両手でやってみる。届く。 
3.割り箸を横にして奥歯に挟む。 
そのまま前屈。もっと下まで届く。 
今度は割り箸をはさんだつもりで前屈。同じくらい下まで届く。 

・浪之下 
Hさんと色々と確認。 
技が効くとか効かないよりも、どういう状態でどうなっているかを確認した。 
・下に沈むとき腕に寄りかかると、相手に力の方向が伝わる。 
手がかりが出来て相手はそれを支えにするので耐えやすい。 
・Uさんに聞いた、「まっすぐしゃがむ。」をやると 
相手はかなり重さを感じる。 
・まっすぐしゃがんでいるつもりでも、 
腕側の足が上がったりして、寄りかかってしまうと相手にそれが伝わる。 

・両手で持たれた腕を外す。 
前回の恵比寿で、斬り結びをやった方と。 
相手(私)が思いっきり両手で腕を掴んでいる。その手をはずすという技。 
1.腕を残して自分は消える(手がかりを伝えないという事らしい)。 
2.この状態から体を真っ直ぐに落とすのと腕を外す動きを同時にやる。 
はずされてしまう。 
やったみた。 
消えるところまではなんとかなっているみたい。 
手を引き抜く動作で現れてしまい、捕まっちまう。 
これはちょっと、、、難しすぎる(^^; 

・斬り結び。 
左右の動きに対して上下で対応されると抵抗出来ない。 
何度か試す。 
相手の竹刀を上から潰すような形に持って行くのだが、肩をあげて竹刀を被せるのではなく、 
肩はあげずに背中(特に堅甲骨)の操作によって竹刀を上に持って行く。 
これもかなり、難しい。 

・鍔迫り合いを制する 
競り合いの状態から竹刀の先端を(やや上方向に?ずらしながら)動かすと相手が崩れるので、 
そのまま先端を動かし続ける。 

今週は大イベントがあるので、稽古はお休み。 
しばらくは一人稽古かな。 

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