この日はとても良い天気で、張り切って居合刀を持って出てTwitterでもそれをつぶやいてみたりしたのだが、
それをみたウッチーさんから「千代田は居合刀禁止ですよ。」とのご忠告メールが届いた。
H川くんからも「畳で居合刀はまずいのでは、、、」というつぶやき投稿が。
いやぁ、全然知りませんでした。助かりました。
Twitterのリアルタイム性と思わぬ活用方法にびっくりしました。
というわけで、居合刀を持っていって、ケースから出さずにそのまま持ち帰った千代田稽古会の話。
■剣術
この日はなんと言っても剣術に注目だ。
やはりこれまでとは違って見える。
先生の真剣はとんでもない速さだ。
恵比寿で抜刀を見学させてきれた松田さんが、先生の動きに対応しきれない。
横で見ている私にも剣の変化が目で追えない。
見えていて間に合わないということはあっても、目で追えない速さの剣は甲野先生以外では見たことがない(そもそも甲野先生以外の剣はほとんど見た経験がないが)。
・刀の反り
・重心の偏り
これらをうまく使うのだそうな。
手首の返しと、股関節のあたりの動きを組み合わせると、
剣の軌道に様々な変化を与えることが出来るという。
蒸気機関車の動輪につくおもりに偏りがあるということを例に出して説明されていた。
竹刀よりも真剣が速くなったということだが、竹刀も速い。
受けを取った方々はことごとく呆気にとられるか、笑うしかないという様子。
私も自分で受けるつもりで見ていたが、全く間に合わない。
■背中をまっすぐ
以前は身体の使い方の一例として紹介されていたこの動作。
これが最近は技に応用されている。
道場にある鏡に自分を映しながら確認すると、思ったより前傾していた。
けっこう出来ているつもりだったのに。けっこう出来ていなかった。
胸椎の可動域と足首の背屈だな。
■抜刀、納刀
残念ながら甲野先生の抜刀、納刀は見ることが出来なかった。
剣術をやっているときも何気なく抜いていたし、納刀などはかなり適当にやられていたように見えた。
しかし、この日はH川くん、松田さんから色々と教わることが出来た。
ちょっと教わって試しただけだが、これはおもしろい。
なぜもっと早くやらなかったのか。
対人稽古こそ楽しくて、一人稽古は構造動作トレーニングに限るなぁ。と感じていたが、これからは抜刀&納刀も一人稽古のメニューに入れていこう。
H川くんからは又聞きの抜刀稽古方法を伺う。
真っ直ぐ上方向に立ち上がる動作がそのまま抜刀になるというもの。
この動作が出来ていると、正面から柄を持つ手を押さえられても抵抗無く刀を抜くことが出来るのだ。
松田さんからは「長谷川英信流」と「松聲館」の抜刀・納刀を教わった。
抜刀は左で抜くのが基本。
初心者の練習では、右手を使わずに左半身だけで抜く稽古などもやってみると良いという。
抜刀時、上段、中断、下段それぞれに剣をとばす形。
しかし、どの形でも原則として鞘は真っ直ぐ後ろに送る。
色々やっても発散しそうなので、まずは中断の形で稽古をしてみよう。
問題は納刀だ。
抜いたら納めなければならないが、毎回納刀にもたもたしていては抜くのが嫌になってしまう。
5つの方法を教わったが、どれも稽古をつんで慣れてくるまではもたもたせざるを得ないようだ。
・鯉口を挟むように親指、人差し指で入るの時を作る形。
・鯉口を指一本の太さ分、延長させるように挟む形。
・鯉口を指一本の太さの半分程度、延長させるように挟む形。
・鞘と刀が真横で一文字になる形。
・鞘と刀が平行に並ぶ形。
・その間くらいの形(ちょっと記憶が曖昧)。
しかし、どれとどれの組み合わせで5パターンだったのか忘れてしまった。
どれかしらを組み合わせてやっていれば稽古にはなりそうだから良しとしようか(良いのか?!)。
・それから、剣が跳ねるように手首で弾き、鯉口にあわせる松聲館の納刀。
共通するのは、一度抜刀後の体から通常の体に戻った状態から納刀の動作を行うということ。
抜刀のフイルム逆回転が納刀というわけではないのだ。
それから、鯉口に添えた右手を納刀のガイドにするという点。
はじめのうちは剣の根本からガイドに沿わせ、剣先まで滑らせるように稽古すると感覚をつかむのに良さそうだ。
慣れてきたらいきなり剣先付近をガイドに沿わせるようにするとよりスムーズに見える。
もう1つお得な情報をゲットしたのでメモをしておこう。
まだ手元にない居合帯の代替品を使っている場面を目撃したのだ。
その代替品とは、杖や竹刀をしまう布袋。これを居合帯のかわりに腰にまくと長さがちょうど良いらしい。
杖の布袋が家にあるのでしばらくの間、これが使えそうだ。
■風格的なもの
千代田でももちろん、端っこで股割りをやっていたのだが、それを見た世話人のTさんが、
「なんだか風格というかオーラ見たいなものが出てますよね。こんな腰の人と相撲をしたくない。」
などと冗談まじりに中島先生と話をされていた。
股割りでは妻にも最近、
「前と違うことをやっているみたい。」
と言われたばかりだったが、怪しい雰囲気でも漂い始めているのか。
以前と決定的に変わった準備段階での座骨結節の位置だろう。
お尻でつぶしていた座骨結節だが、今は後ろに位置してきている。
そうこうしているうちにあっと言う間に終了時間。
楽しい時は過ぎるのが早い。
■講座後
「下腹がつくのが見たい。」
講座終了直後、S川さんにリクエストされたが、この日は残念ながらつかなかった。
以前との違いはわかって貰えたようだったが、これは残念。
しかし、調子に波があるのは、目指すべき動作が身に付いていない証拠。
この日はストレッチ的な動作が邪魔をしてしまったのだろう。
だいたいお腹をつけようと強く意識すると背中が丸まってくる。
背中が丸くなるとお腹が折れてしまうのでますますつかなくなってしまうのである。
いつリクエストされても見せられるように、自分の自然な動きとして出来るようトレーニングを積んでおこう。
■見逃したこと
システマインストラクターの北川さんが甲野先生の受けを取っていたらしいのだが、すっかり見逃してしまった。
中島先生が「あれが受けというものです。」と言ったという動きを見ておきたかった。
残念。
■濃い
食事会はやたらと濃いメンバーが集まっていた。
話も濃すぎるので省略。
松田さんが意外とよくしゃべる人だと判明。
H川くんがたまにはいいことを言うのだと判明。
S川さんが甲野先生に「たいしたもんだ。」と言われてとーっても嬉しそうだった。
I女史が、普通に聞いたらとんでもない話をつい最近の体験談として聞かせてくれた。
とんでもない体験談の内容が奇跡的過ぎて軽々しく書けない。
それをみたウッチーさんから「千代田は居合刀禁止ですよ。」とのご忠告メールが届いた。
H川くんからも「畳で居合刀はまずいのでは、、、」というつぶやき投稿が。
いやぁ、全然知りませんでした。助かりました。
Twitterのリアルタイム性と思わぬ活用方法にびっくりしました。
というわけで、居合刀を持っていって、ケースから出さずにそのまま持ち帰った千代田稽古会の話。
■剣術
この日はなんと言っても剣術に注目だ。
やはりこれまでとは違って見える。
先生の真剣はとんでもない速さだ。
恵比寿で抜刀を見学させてきれた松田さんが、先生の動きに対応しきれない。
横で見ている私にも剣の変化が目で追えない。
見えていて間に合わないということはあっても、目で追えない速さの剣は甲野先生以外では見たことがない(そもそも甲野先生以外の剣はほとんど見た経験がないが)。
・刀の反り
・重心の偏り
これらをうまく使うのだそうな。
手首の返しと、股関節のあたりの動きを組み合わせると、
剣の軌道に様々な変化を与えることが出来るという。
蒸気機関車の動輪につくおもりに偏りがあるということを例に出して説明されていた。
竹刀よりも真剣が速くなったということだが、竹刀も速い。
受けを取った方々はことごとく呆気にとられるか、笑うしかないという様子。
私も自分で受けるつもりで見ていたが、全く間に合わない。
■背中をまっすぐ
以前は身体の使い方の一例として紹介されていたこの動作。
これが最近は技に応用されている。
道場にある鏡に自分を映しながら確認すると、思ったより前傾していた。
けっこう出来ているつもりだったのに。けっこう出来ていなかった。
胸椎の可動域と足首の背屈だな。
■抜刀、納刀
残念ながら甲野先生の抜刀、納刀は見ることが出来なかった。
剣術をやっているときも何気なく抜いていたし、納刀などはかなり適当にやられていたように見えた。
しかし、この日はH川くん、松田さんから色々と教わることが出来た。
ちょっと教わって試しただけだが、これはおもしろい。
なぜもっと早くやらなかったのか。
対人稽古こそ楽しくて、一人稽古は構造動作トレーニングに限るなぁ。と感じていたが、これからは抜刀&納刀も一人稽古のメニューに入れていこう。
H川くんからは又聞きの抜刀稽古方法を伺う。
真っ直ぐ上方向に立ち上がる動作がそのまま抜刀になるというもの。
この動作が出来ていると、正面から柄を持つ手を押さえられても抵抗無く刀を抜くことが出来るのだ。
松田さんからは「長谷川英信流」と「松聲館」の抜刀・納刀を教わった。
抜刀は左で抜くのが基本。
初心者の練習では、右手を使わずに左半身だけで抜く稽古などもやってみると良いという。
抜刀時、上段、中断、下段それぞれに剣をとばす形。
しかし、どの形でも原則として鞘は真っ直ぐ後ろに送る。
色々やっても発散しそうなので、まずは中断の形で稽古をしてみよう。
問題は納刀だ。
抜いたら納めなければならないが、毎回納刀にもたもたしていては抜くのが嫌になってしまう。
5つの方法を教わったが、どれも稽古をつんで慣れてくるまではもたもたせざるを得ないようだ。
・鯉口を挟むように親指、人差し指で入るの時を作る形。
・鯉口を指一本の太さ分、延長させるように挟む形。
・鯉口を指一本の太さの半分程度、延長させるように挟む形。
・鞘と刀が真横で一文字になる形。
・鞘と刀が平行に並ぶ形。
・その間くらいの形(ちょっと記憶が曖昧)。
しかし、どれとどれの組み合わせで5パターンだったのか忘れてしまった。
どれかしらを組み合わせてやっていれば稽古にはなりそうだから良しとしようか(良いのか?!)。
・それから、剣が跳ねるように手首で弾き、鯉口にあわせる松聲館の納刀。
共通するのは、一度抜刀後の体から通常の体に戻った状態から納刀の動作を行うということ。
抜刀のフイルム逆回転が納刀というわけではないのだ。
それから、鯉口に添えた右手を納刀のガイドにするという点。
はじめのうちは剣の根本からガイドに沿わせ、剣先まで滑らせるように稽古すると感覚をつかむのに良さそうだ。
慣れてきたらいきなり剣先付近をガイドに沿わせるようにするとよりスムーズに見える。
もう1つお得な情報をゲットしたのでメモをしておこう。
まだ手元にない居合帯の代替品を使っている場面を目撃したのだ。
その代替品とは、杖や竹刀をしまう布袋。これを居合帯のかわりに腰にまくと長さがちょうど良いらしい。
杖の布袋が家にあるのでしばらくの間、これが使えそうだ。
■風格的なもの
千代田でももちろん、端っこで股割りをやっていたのだが、それを見た世話人のTさんが、
「なんだか風格というかオーラ見たいなものが出てますよね。こんな腰の人と相撲をしたくない。」
などと冗談まじりに中島先生と話をされていた。
股割りでは妻にも最近、
「前と違うことをやっているみたい。」
と言われたばかりだったが、怪しい雰囲気でも漂い始めているのか。
以前と決定的に変わった準備段階での座骨結節の位置だろう。
お尻でつぶしていた座骨結節だが、今は後ろに位置してきている。
そうこうしているうちにあっと言う間に終了時間。
楽しい時は過ぎるのが早い。
■講座後
「下腹がつくのが見たい。」
講座終了直後、S川さんにリクエストされたが、この日は残念ながらつかなかった。
以前との違いはわかって貰えたようだったが、これは残念。
しかし、調子に波があるのは、目指すべき動作が身に付いていない証拠。
この日はストレッチ的な動作が邪魔をしてしまったのだろう。
だいたいお腹をつけようと強く意識すると背中が丸まってくる。
背中が丸くなるとお腹が折れてしまうのでますますつかなくなってしまうのである。
いつリクエストされても見せられるように、自分の自然な動きとして出来るようトレーニングを積んでおこう。
■見逃したこと
システマインストラクターの北川さんが甲野先生の受けを取っていたらしいのだが、すっかり見逃してしまった。
中島先生が「あれが受けというものです。」と言ったという動きを見ておきたかった。
残念。
■濃い
食事会はやたらと濃いメンバーが集まっていた。
話も濃すぎるので省略。
松田さんが意外とよくしゃべる人だと判明。
H川くんがたまにはいいことを言うのだと判明。
S川さんが甲野先生に「たいしたもんだ。」と言われてとーっても嬉しそうだった。
I女史が、普通に聞いたらとんでもない話をつい最近の体験談として聞かせてくれた。
とんでもない体験談の内容が奇跡的過ぎて軽々しく書けない。
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