半身動作研究会@恵比寿

稽古をしないと日記を書かないということがよくわかった。
遅れて参加した先々週の恵比寿の話。

大にぎわい。
久しぶりにお会いできたTさんと話しながら、Kさんの抜刀術を見ながら、城間流セミナーで教わってDVDで復習していた体操で身体を動かしながら過ごす。
続いて構造動作トレーニングの腰割り、股割り、システマのマッサージをヒントに鳩尾あたりに拳を当てて、緊張を確認した後で呼吸によりリラックスするというのをやってみた。
震災、停電、仕事、気がつかないうちに凝り固まっていたのか、しばらくやっているとどんどん身体が楽になる。

Hさんのリクエストで手刀で影抜き系の受けをしていると、中島先生が胸割りの技への効果を紹介してくれた。
構造動作トレーニングで言われる『胸は前へ』という動きだが、前に意識を持ちすぎると背中が丸まってしまったりしてしまうことがある。
『胸を上へ伸ばす』という動きに切り替えてみると

胸を上方向に伸ばすと、それだけで相手に作用するというもの。
相手の背中に手を置き、胸を上方向にのばす。
すると相手が動き始める。

もう一つ。
胸を上方向に伸ばした状態で、相手に腕を持たせる。
中島先生に受けを取っていただいたが、腕が(積極的に)動いてしまっているとの指摘を受ける。
3度目で成功。
駄目だとわかっていても出てしまう動き。ここが稽古のしどころである。
ちなみにこの形の稽古でうまくいくと、腕を掴みにきた相手が勝手に崩れていく。


■方条さんと
正面の斬りの形を用いた動きの検証。
『何もしない』に気づきなおしたとの事。
『技術のみ』で動いた場合と、『何もしない』で動いた場合との違いを検証。
油断せずに受けてという条件なので、こちらも『虎拉ぎ』状態でリラックスして構える。
受けた感じでは後者の方が真っ直ぐ大きな力が一度に向かってくる感じ。
前者との違いはおそらくこちらの対処が間に合うかどうか
というのも関係しているだろう。間に合わないので真っ直ぐ入ってこられるという事だ。
しかしそれだけでもない。後者の方が動きのまとまりがあるように感じる。
それにしてもこちらが両手、方条さんは片手という条件でこれだけの効果を出されるとは。
方条さんの進展ぶりは相変わらずだ。

『浪之下』や竹刀の稽古を通じて方条さんのテーマで検証を続けた。

「たいさん、前回斬り落としの受けで気づきがなかったっけ?」
「忘れた。」
日記を書いていて思い出した。
『肘から先は無い』
だったような気がする。
接触面となる前腕は何もしない。その他の体捌きだけで受けるというもの。
また今度お願いしよう。


■システマのKさんと
最近システマにもなかなか行けていないので、本当に久しぶりにお会いした。
システマと城間流については、雑誌「秘伝」でのシステマ北川氏との対談のこともあって、システマ関係者の中では城間流をご存じの方やセミナーに参加した方も多い。
ちなみに私も北川氏との対談記事で城間流を知った人である。
一般公開のセミナーに4回通っただけだと断った上で、城間先生に教わった動きをちょっとだけご紹介。
「あー、これー!わー!」
システマと城間流は相性がいいようです。
Kさんも城間流セミナーに参加されたことがあるので、
その方から楽しい反応をいただけたのは嬉しかった。

スロースパーリング
システマのトレーニング。ゆっくりスパーリングをするというもの。
ゆっくりだけど当てるときはしっかり当てます。
スパーリングなんて、普段は全くやらない稽古。
ゆっくりだから一瞬パニックになっても冷静に戻れる間があり、リラックスして稽古できる。
相手がKさんだという事もあるけど、とてもいい稽古になった。


やっぱり稽古はいいなぁ。

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