稽古日誌関西中部特別編「その4浜松稽古」

最終日、静岡に続いて浜松の稽古会に参加。
今回の特別稽古最終回となる稽古会。

純粋に稽古が楽しい。それをあらためて実感した3日間だった。

ここ浜松には、浪之下』を井上持ち』で強力に受ける方がいらしていた。
甲野先生に促されて私もその方に『浪之下』をやろうとするが下がらない。
下げるのは諦めて『屏風座り』で動かすとようやく動いてくれた。
どこにも熱心な人がいるんですね。嬉しくなってしまう。

『謙譲の美徳』
甲野先生はいつものことだが、早くも最近のセミナーではあまり説明することがなくなってしまった。
しかし、参加者の方に個別に紹介すると『謙譲の美徳』は受けがよい。
浜松では特にバスケット部の顧問をされているという先生に、ボールを奪うときに使うと強力に奪うことが出来る点について、高い評価をいただいた。

その他にも親子で参加されていた方にサッカーの競り合いの形でポジションを奪う方法を、
浮木之腿』を用いて行う方法を説明した。

中でも名古屋でもご一緒した女性格闘家兼ピアニストというMさんとの稽古が楽しかった。
『謙譲の美徳』を空手に応用するというもの。
・左右のパンチ連打。
・突き
・前蹴り
・ミドルキック
・ローキック
特にMさんのパンチ連打が変わった。
左を打った力を貰って、右を打つ。その力を貰って左を打つ。
これを繰り返して高速連打を行う。

私は空手の試合も組み手もしたことがないので、実際にどういう形で役に立つのかはわからないが、
状況によっては相当有効なのではないかと思った。

『太刀奪り
山口先生が数日前に気づいたというやり方。
肩を入れていくというもの。
このやり方だと「うわっ」と肩を竦めたところからでも動く事が出来る。
これを教わる前と後では心の落ち着き方が段違いに良くなったように感じた。

課題
左腰の動きが鈍い。全体の動きの足を引っ張っている感覚がある。


この後は懇親会があったのだけれど、最終の新幹線に乗るため欠席。
浜松を後にしなければならなかった。
それを知っている山口先生が「明日の始発で帰るのですか?」とからかってくる(笑)
後ろ髪を引かれ過ぎて後頭部が禿げそうだったが、おとなしく帰ることに。まあ、ここで帰らなければ家から前髪を引かれてどちらにしても禿げそうだ(笑)

あっという間に過ぎて、振り替えれば密度の濃い、小学生の夏休みのような三日間だった。
ご縁のあった方々に感謝します。
ありがとうございました!!!

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