空気投げ研究会開催します(詳細未定)

これまでの空気投げ研究のまとめ。しようしようと思いつつ、振り返る暇があるなら研究の続きを、と後回しになっている。先日道場に来てくださった方に空気投げを紹介しつつ練習していたらマンツーマンなのに2時間では振り返りきれなかった。

先日動作術の中島章夫先生とお話して、3ヶ月先以降、半年以内くらいを目安に技アリ企画で『空気投げ研究会』を開催していただけることになった。これでお尻に火がついたぞ。DVD発売以降に進んだ空気投げ研究をいったんまとめます。

空気投げ研究はもちろんのこと柔道練習は打ち込みも乱取りも楽しいが、形の練習も面白い。柔道形には刀や短刀を使うものもあるので練習を充実させるために鞘付き木刀と木製短刀を購入。練習が楽しみ。

空気投げ(隅落)は三船十段にしか出来ない幻の技と言われています。一方で講道館サイトの投げ技一覧に隅落があり特別な技ではないとも言えます。私の研究対象は三船十段の空気投げ。『相手に触れずに倒すことは出来ないだろうか?』と工夫して生まれた経緯は柔道技としては特異です。

空気投げを単なる柔道技の1つと決めつけるのも、神業として崇めるのも研究の妨げになります。実現可能で理に叶っていて誰でも取り組める技として、そのやり方を日々研究しています。ヒントになるものは何でも取り入れます。他の柔道技、空手の形、抜刀からサッカーのドリブルまで(!)何でもです(笑)

空気投げ研究の助けになっているのは何と言っても稽古仲間の方々の協力です。これなしでは研究は妄想のまま進みません。空気投げへのアドバイスだけでなく私の知らない動きを教えていただくことも多く、大きな助けになっています。本当にありがたいことです。

空気投げが実在することは甲野先生のように実際に私を様々な種類の空気投げで投げる人物によって証明されています。私の役目は空気投げのやり方と効果を確認して練習出来るようにすることです。このため私が空気投げを出来るようになるという手段を取っています 。

初めに『空気投げが出来る』と定義したのは『柔道の試合か乱取りで黒帯相手に空気投げを決めること。』でした。これは実現できています。いま取り組んでいるのは前後斜め8方向への空気投げ、足技などへの空気投げの応用、効く空気投げ、空気投げの練習方法です。

空気投げ研究に欠かせないのは動ける体です。このことは構造動作トレーニングの中村考宏先生、動作術の中島章夫先生を通じて強く実感しています。凄腕の先生方は漏れなく体が細かく動きます。未知の動きで触れられるとこちらが無抵抗になるか相手を馬鹿力のように感じるのです。


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