松聲館の今を稽古する)太刀奪りの空気投げ研究

甲野先生の恵比寿稽古会メモ。納刀の体捌きをされると吸い込まれる感覚で崩される技の仕組みを考える。相手がかける力に対して接触面は拮抗しつつ接触面以外は脱力により逆らわない状態を作り出すことで相手がかけた力の方向に崩す効果があるのではないか。

posted at 23:54:33

メモ。単に脱力するのではなく納刀の体捌きであることから刀を鞘におさめる感覚で相手の力を吸い込んでいるのではと予想した。Aさんに簡単な形でわかりやすく力をかけてもらうと同じような感触で相手が崩れる。

posted at 23:54:34

メモ。腕を掴まれると脱力し易いが前腕を手のひらで上から押さえられるとやりにくい。後者は拮抗のために肘を固定する力が必要なので脱力を肘以外で行うと同じ現象が確認できた。いずれの形でも相手がかける力の方向を無視すると引っ掛かってうまくいかない。

posted at 23:54:34

メモ。柔道家でもあるAさんとはここでしか会わないが話すネタが被ることが多く面白い。太刀奪りの投げへの応用もその一つ。Aさんは刀の反りを返す動きで体を動かす工夫、私は相手を引く動きで体を動かす工夫。刀の返しによる重心の変化はわずかななので微妙な変化が求められる。

posted at 23:54:35

メモ。先週動画入りでツイートした太刀奪りの空気投げは横回転とどめると社交ダンスで相手と一緒にクルッと回るイメージの動きになる(ダンス未経験なので想像です)。ここに引き手を下げ釣り手を上げる縦方向の力を加えると太刀奪りの空気投げになる。

posted at 23:54:35

メモ。社交ダンスのイメージでクルッと回るには引き手で相手を引く力で自分の右半身を進め右半身が進む力で釣り手を押す。この時相手の体と向き合うようにすると一体化して回れる。先週よりも綺麗に回れてたかも。他に空気投げの剣の投げはAさんに相手に力の方向が伝わりにくい効果を確認して貰った。

posted at 00:02:43

メモ。先日先生に教えてもらった満月と呼ぶ剣の使い方を早速投げに応用できた。奥襟を叩かれた場面で釣り手を満月にしながら一本背負いのような格好で相手の右腕を掴み横別れの要領で捨て身をかけ、畳につく直前に相手を巻き込むように反転して投げる。

posted at 00:02:44

メモ。満月を使うと普通に腕を差し入れるよりも楽に入れるし逆上がりのような感覚で自然に重さをかけることが出来る。満月の応用その2。Aさんと喧嘩四つの釣り手を上から制するのにも満月が有効であることを確認した。しかしこれは肘で前腕を潰されるので痛いの痛いの。今回も楽しかったです。

posted at 00:02:44

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