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2011年9月30日金曜日

半身動作の基礎

半月くらい前の半身動作研究会、『半身動作の基礎』の回に参加した話。

メニューは大きく3つ
・立つ
・歩く
・触れる
このうち2つが構造動作トレーニングであった。


 ■構造動作トレーニング
・足指の接地
足裏小指側のラインに体重が乗るように立つ
小指側のライン上で重さを支えるように重心移動
抜足・踏足の要領で歩く

・頭の位置
カンペル平面を保つ 顔が下を向くと首が曲がり、背中が曲がり、腰が曲がって、骨盤が後傾する。
顔が上を向くと腰が反る。丁度良い位置がカンペル平面という事らしい。
ギックリ腰をやったとき、下を向くだけで腰に響いたのはこの繋がりを感じていたことになる。

・片足立ち
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
<やり方省略>
最終的に前重心を保ったまま片足立ちになって、
壁から手を離す。
壁から手を離すとき、後ろに重心を移動させない。
これが難しい。足首の背屈可動域が要求される。

・底屈トレーニング
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
座布団などを敷いた柔らかい床の上でやると良い。
・片足の膝を上げ、上げた方の足首を伸ばす
・伸ばしたまま足指を握る
・足指を握ったまま膝をおろして足指を地面に接地させる
・股関節を外旋させる(足も一緒動かす)
・接地した足に体重をかけていく このトレーニング、セミナーでも紹介されていて知っていたが、痛いし、地味だし、効果がわからないので自主トレでは全くやっていなかった。
なんだか普通のストレッチっぽいし。
 しかしこの日、中島先生に教わった効果を実感して俄然やる気が出てきた。
足首の背屈可動域がググッとアップするのである。
知らなかった。やりますよ。

※動画見つけました。これです。
http://www.youtube.com/watch?v=zoCo0lw6NJs


・おまけ
足首の背屈可動域と股間節の外旋可動域は関連があるよう。
片足立ちでの足首の背屈がひっかかるような感じでうまく行かなかった。
ふと股割りの準備トレーニングが良さそうな気がして、股関節の外旋方向に刺激を与えてから再チャレンジしたところ、背屈で足首が引っかからないようになっていた。
個人的な経験なので万人に当てはまるのかどうかわかりませんが。

■半身動作研究会
動作の基礎をどう技に結びつけるか。
・『触れる』と『何もしない』
足指の接地を変えて相手に触れる。
頭の位置を変えて相手に触れる。
片足立ちで相手に触れる。
これらの変化が相手に伝わると触れた瞬間から相手が動き出す。
相手に伝える為には『何もしない』ことが必要。
何かしようとすればそれが相手に伝わり、触れても相手は動かない。
 今までさんざん体験してきて体でもわかっているつもりだが、まだまだ何かしようとしてしまう。
うまくいったときの感触には毎回「本当に何もしないんだなぁ」としみじみ思うのだから、稽古は初心の頃とかわっていない(笑)
しかし一方で、この感じを脱することなどないような気もする。

2011年9月6日火曜日

太刀奪り研究@甲野善紀「武術の実演と解説」東京武道館

甲野善紀先生の講座@東京武道館に参加。 
稽古も気づきもたくさん。
ここの講座は時間が長め(2時間半)だわ、周りで稽古できるスペースが十分にあるわ、一緒に稽古してくれる人はたくさんいるわ、比較的家から近いわで参加するとなにかしら進展が得られるお気に入りの場所。
 甲野先生に「『辰巳返し』『斬り落とし』『太刀奪り』の3つが出来るようになると色々と変わってきます。」といわれた技のうちの1つ『辰巳返し』から。

■辰巳返し 甲野先生に「『辰巳返し』『斬り落とし』『太刀奪り』の3つが出来るようになると色々と変わってきます。」といわれた3大技(?)のうちの1つ。
 「いたいた、稽古すれば出来るようになるというところを見せて下さい。」 
と合流早々、辰巳返しを披露することに。
押さえてくれたのは女性だったので、重さ的には問題ないと思ったのですが、押さえ方が素敵でした。 腕立て伏せなみに身体を伸ばした状態で私の手首を押さえるというもの。
これを見た甲野先生が
「これは厳しそうですね。」
といわれた通り、 上がるには上がったけど、途中で滞りを感じた。 先入観の無い押さえ方には、あのような方法もあるのだと勉強になりました。 精進します!!

 ■太刀奪り
これまで全く見えなかった甲野先生の動きが見えるようになってきた。
相手の左側へ抜けるには、右膝を抜き身体を右側へ移動。
同時に左足を降りあげて左半身を移動。
見よう見まねで、実際動いてみると悪くない感じ。
見えるようになって、あらためて説明を聞いてみると見えたままの説明をされているから何だか不思議。
しかしこれでは不十分。
不十分なのは前への動き。実際、甲野先生の打ち太刀で受けさせて頂いたが、剣を避けきることは出来ない。
「お、いいですね。」
の一言をいただいた点は、見えるようになった進展の証拠か。
次はどうやって前に出るかだ。ここから先は甲野先生の言葉をかりれば「進入禁止区域」へ進む必要があるということだ。
相手の剣を避けるために、相手の剣に向かう。という身体が本能的に拒否したくなる動きを行う必要がある。
甲野先生「普通は進入禁止区域があることにすら気づけない。」
太刀奪りの研究がちょっと進んだかも。


■斬り落とし
気にしないということ。
手を使わないということ。
どうやら手を引っかけようとすることすらしないようだ。
頭では理解したつもりでやってみても、気になっちゃってしょうがない。
この誘惑に打ち勝つのは難しそう。 『進入禁止区域』に入れるか?!


■U田さんと
・みちのく山道 「みちのく山道」で身体の状態を検証。
身体を後ろに引いていないか
手を前に出し、前にいるU田さんの肩に軽く置く。
この時の上下の感じ。上下の感じがあると左右・前後も発生している。
前後に動いたときに上下が消えないように。
色々な動きがあるがこれに尽きる。
相手に何かしようとしたり、相手が何かしてこようとしたりしたとき、この感じがどうなっているか。
普通は消えてしまう。しかし常に”在る”状態でいれば、触れたら即、働く力となるようだ。
面白い稽古方法を教わった。
「追いかけっこしてる感じで逃げて下さい。」
U田さんが上下の感じなどを無くした状態と、そうでない状態で私に向かってくる。
私は背を向けて逃げる訳ではなく相手の様子を見ながら、相手が何かしようとしてくるところを避け続ける。
前者は気配と次の動きが丸わかりで難なく逃げ続けられるが、後者はどこまで行っても逃げられない感じ。距離感が狂わされるのか、いつのまにか捕まってしまう。
その他にも。
上下の感じが出ていると相手に触れたときの働きがまるで違ってくる。上下の感じは前後にも働く。
特に前に行くときは、しゃがんだ位置からぬめっと出てくるように動くと強力な働きが生じる。
初めのうちは本当にしゃがんだような位置から動いてみると良いらしい。
実際U田さんの動きに触れてみると、触れた瞬間にはもう働いている。触れてから何かをするという速度ではないのだ。
気づけない手。
これも面白い、目の前のU田さんが私に向かって下げた手を上げながら伸ばしてくるのでそれを払うという単純な形。
たいした速さで挙げられているわけでもない手が払えない。
正確には気づくのが遅れて間に合わない。
手・肘・肩と身体全体の繋がった感じ。その感じのまま手を挙げて来られると、こちらが気づけない動きになる。
面白い。かつて甲野先生が、韓先生の動きを見て「一瞬テレビの砂嵐が起きたように見失った。」と言われたのは、このような質の動きではないだろうか。

■K磯さんと
K磯さんがみちのく山道の上で180度転換をしていた。
面白そうなので私もやってみると案外からだが軽い。
360度もいけそうな気がしてやってみると悪くない。
ジャンプしたり、蹴ったりすると痛いのでけっこうシビアなはずだが、動くのにほとんど支障がない感じ。
我ながら動きが軽くなっているなぁ。
K磯さん「遊びましょう。」 面白い遊びを紹介していただいた。
私がK磯さんに背を向けて立つ。
K磯さんは私の背中に手を当ててつつ背後で構える。
私は身体を反転させて背後にいるK磯さんの左右どちらかを抜ける。
K磯さんは私の進路を邪魔して止める。
攻守入れ替えて遊ぶ。
面白かった。
絶対的な速さと気配を消した動きが求められる。
この場合の気配とは、身体の動きに見えるところだけではなく、接触面から伝わる情報のこと。
一段階進むと駆け引きも楽しめる。
接触面に偽の情報を与えて、相手を反応したところを逆をつくというもの。
これはスポーツへの応用が期待できそうな遊び。
うまい人って相手を止めてしまうような動きをしているように感じます。
もう1つのお遊びメニュー お互い横向きに立って、一方が相手の肩に手を当てる。
後は同じで、相手の前側か後ろ側のいずれかを抜ける。
一方はそれを阻止する。 これも面白かった。
「たいさん早いな。」
という嬉しい言葉つき。

■中島先生と。
この日は2人でお揃いのMATAWARI JAPAN Tシャツ。
ここ東京武道館の柔道場の縁には股割りに丁度よい段差がある。
特に何かを話すでもなく中島先生と横に並んで股割り。
なるべく厳密に。
なぜ前に行けないのか、自分を観察しながらやっていて気づいた。
自分の意志の及んでいないところで、体の前側を縮めている。
・頭は前を向く
・腹圧をかける
・力こぶは前
これらを守っていても前に行けないのは、鳩尾が縮んでしまうからのようである。
それならばと、鳩尾が1mmも縮まないように動いてみると、動けない。
どうしても鳩尾が縮んでしまうのだ。
この時、胸椎の下の部分腰椎のすぐ上あたりにテンションがかかる。ここが前に出るようになれば、もっと重心を前に移動することが出来そうである。
股関節の爆発的な回転力は得られるか!?
東京武道館では珍しく、T居さんやO女史にもお会いできた。
O女史の太刀奪りの避け方が独特。 T居さんとも稽古したかったなぁ。

参加されたみなさま、ありがとうございました!!

2011年9月1日木曜日

爆発的な回転力@構造動作トレーニング MATAWARIチャレンジ


構造動作トレーニング。今月はMATAWARIチャレンジの回に参加

『股は腹で割る。』

先日のDVD撮影で初段(?)のお祝いにいただいた、MATAWARI専用クッションを持参して参加。

この日はフリースタイル縄跳び(そういうものがあるという事を初めて知りました)の2008年世界3位という経歴を持つSADAさんが参加。
「ちょっとやってみて下さいよ。」
という中村先生のナイスなリクエストのおかげでフリースタイル縄跳びというものを目の前でみることが出来た。
新体操とブルース・リーを融合させたような動きはSADAさんのオリジナル。
いいものを見せていただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=IMwSXXsaOaA


股は腹で割るのである。

スタートポジションで前重心を取るということ。
下についた腕に体重が乗るかどうか、これが大事。
まずはこのポジションがとれるようにトレーニングするのだ。
前重心にならないと股関節がフリーにならない。
股関節がフリーになると、、、爆発的な回転力!!が生まれるらしい。
「股関節フリー」と「爆発的な回転力」が中村先生のブーム(笑)

スタートポジションで股関節がフリーになったら、そのポジションで足首の背屈・底屈。
足指をぎゅっと握ったまま繰り返す。

背中をきめる。
腕を上に、力こぶが上に向くように腕を横に広げながらおろす。
腕頭関節を内側に回して腕をおろす。
これで力こぶが正面を向く。さらにポジションが整っていれば同時に背中の感覚が変わる。
どう変わるかは変わればわかる(中村先生みたいな言い回しですね(笑))。
私の感覚では背骨が凹む感じ。気のせいではない変化を感じるはずです。

股割り中はこの背中をキープする。

セミナーの最後にみんなでMATAWARIチャレンジ!
「やる気のある人。前に来てください。」
「たいさんとか。」
「たいさんとか、たいさんとか。」
「たいさんとか、たいさんとか、たいさんとか。」

MATAWARIチャレンジ!!

スタートポジション。
前重心で股関節フリー。
腕頭関節回内で、背中をきめる。
爆発的な回転力で前へ!
爆発せず。

「腹で割って下さい。」
「もっともっと」
「もっともっと」
「もっともっと」
「はい、そこで腹圧キープ。Kさん数えて。」

Kさん「いち、、、、に、、、さん、、、」
私(数えるの遅っ!!)

Kさん「・・・きゅう・・・、、、」
私(え?ここで溜め?!)

Kさん「、、、じゅうーーー」

Kさんもチャレンジしながらのカウントなので、KさんがSなのかMなのかどっちかわからないが、
Kさんのカウントのおかげでいつもより余計に頑張れました(笑)

参加された皆様ありがとうございました!!

新井桁術理@技で振り返る松聲館の歴史

カメラ係で参加。 


■講座開始前、方条さんと 
・推手 
方条さんがKさんから聞いた稽古ネタ。 

・浪之下 
 ちょっとずつがたくさん版 
 ちょっとずつがずっと版 
 結果としてたくさん版 
研究熱心な方条さんの浪之下のバージョンは数限りないが、今回の最新版も強力。 
リラックスして自分なりに相手が動いたら自動的に止められるような状態で止めにかかっても、崩されるのを感じるまもなく突破される。 


■新井桁術理 
・一教の形 
舞:動けるところをふんわりと動かすと相手が崩れる。 
パタパタ:舞のふんわりした感じを排除し、関節をパタパタ折って相手に進入する。舞のまとわりつく感じに比べるとさっぱりしている。 
キャスター・風見鶏の原理に通じるものがあると思ったりした。 

・中間重心(一足立ちから、浮き) 
一足立ちは、「重心のお手玉現象を抑止する」と解釈していたが、「上半身と下半身の捻れが解消される」と解釈し直したところ、技のききが変わったというもの。 
その一足立ちの効果を残したまま両足で立つという気づきが中間重心なのだそう。 
股の間を下からツンとされている状態をキープし続けると中間重心になるというが、、、 
中島先生のように、四点不動が身体に染み着いてないとそのイメージで効果を得るのは厳しいか。 
しかし、このツンとなった状態が「浮き」の状態と言えるとのこと。 

・例の力 
小手返しで相手の反対側にもう一人の自分がいて、その辺で何かしている感じ。 
手を直接どうこうするのではなく、手を通して相手の身体を崩す動きをしているように見えました。 
呼び名の由来は良くわからない。霊の力ではないようです。 

・納刀の手の内 
脇が締まるという護身術で紹介している手の内。納刀のとは言わないけれど同じ形。 

・卵殻の手の内 
これも最近陽紀さんが発見した「出来かけパー」に近い感じ。最近手の内に凝っていると思ったら、前から凝ってたんですね。 


そのまま懇親会 

整体の勉強をしているAさんと 
「足裏の垂直離陸をしているとき、膝から下はどういう意識ですか?」 
という質問が。 
いわれてみて着目すると、足首を背屈方向に使う、膝を引き上げる=結果として膝と股関節を曲げる。上体は乗せておく。 
という感じ。気分的には身体が上下方向に圧縮される感じだ。 

その後は最近の稽古会で気づかせてもらった、繋がる感じ。動きの過程を大事にする感じ。などの話と稽古をちょこちょこと。 

で、楽しい時間はあっという間に終了。 
ありがとうございました!! 

この日は続けてMATAWARIセミナーへ参加。