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2009年7月27日月曜日

システマ白

システマジャパンインストラクターの北川 先生によるシステマ講習会の話。
全2回(白と黒)のうち、今回参加したのは1回目の白。
『しまうまの白』?『シマウマの黒』?
じゃなくて、白では「戦いかたの原理」、黒では「戦いかたの技術」となっている。
これまでも何度か参加しているけど、どのテーマでも面白いところは、自分の中で何かしらの殻が破れたり、発見や課題が見つかったりするところ。
そして終わった後、身体も心もとてもスッキリしているのが特徴だ。


今回は「みんなのための戦いかた」がテーマ。
私のプロフィールに”対人で戦うとかはやりません”とあるように避けているジャンルであったが、”武道初心者や運動不足の方、弱虫、泣き虫の方も含めて、老若男女問わずどなたにもお楽しみ頂ける”と銘打ってあったこともあって、さらに北川さんが講師であることもあって安心して参加出来た。

実際参加してみると、生々しい戦う感じは北川先生とキシタカさんのデモンストレーションくらい(笑)で、
メニューの中では終始丁寧に動きを確認していくという感じで進んだ。

今回の発見は、けっこう冷静にトレーニングが進められたこと。
攻めの時に相手の弱そうなところを探し当てることが出来たり、受けの時に素直に崩れることが出来たりしていた。
ちょっと前までは相手の弱そうなところなど感じることは出来なかったし、
崩して下さいと言われても、1つか2つデモで見せてもらった動きを真似し続けることしか出来なかった。
今回は動きの中で自然に出てきた崩しなどもあって、それがやはり自然であたりの柔らかい動きになっていたので自分でも冷静でありながら驚いてしまった。
唯一にひとさんと組んだときだけは、何故か変に考えてしまう瞬間があって、
たまに動きが止まってしまったりしたが、、、精進しなければ。

出来ない、動けない場合のトレーニングのコツを 北川 先生がアドバイスしていた。
そのコツとは、
「もっとゆっくり、もっと丁寧に動く。」
というもの。
この日のトレーニングでもこのアドバイスが実感できた。
実際の戦いとなれば、今日練習した動きよりもお互い速く動くことになるが、そのスピードでは練習しない。
相手の拳の形、動く方向が感じられる程度の速度で動くことで、丁寧に動きを確認する事が出来る。
その効果は、最後のメニューではっきりと確認することが出来た。
最後のメニュー
「(少し距離を置いた位置から)相手が本気で殴りかかってくる(!!!)のを冷静に避ける。」
だ。
こんなスピードで練習していなかったが、モーションの大きい相手の動きは次に動く場所がはっきりわかり、余裕を持って避けることが出来る。
この練習をこの日のはじめにやっていたら、余裕などなく相手が動いた瞬間、身を屈めるか明後日の方向に走って逃げるしかなかったかも知れない。


戦いかたとは関係ないところで課題も見つかった。
『プッシュアップ』と『ローリング』。
『プッシュアップ』はある程度回数が出来るといっても力みまくっているし、拳は痛いし。
もっと楽なところを探さないとな。
『ローリング』では腰に自分で意識出来ない塊があるらしく、ゆっくり転がろうとしていても、腰のあたりの一部分だけはゴロンと進んでしまう。
呼吸でリラックスだ。

北川 先生はじめ、ご一緒してくださったみなさまありがとございました!
次回は「システマ・黒」
ちょっと私用と重なっているけど、行きたいなぁ。

2009年7月26日日曜日

柾目返し@半身動作研究会

熱海の研修からそのまま参加した恵比寿の話。
『柾目返し』で金縛りにあった話。

■柾目返し
中島先生と。
「この方向」
中島先生の技を受けさせて頂く。
「この場合は、この方向」
接触面の状態を変えない。この為、受けの押さえ方によって動きが変わってくる。

「今のは肘が出た。」
中島先生に受けて頂く。

「指先が動く。」
丁寧に説明して頂く。

「こっちの方向。」
手取り足取り教えて頂く。

「それは肘。」
「持ち上げようとしてる。」
「それは肘。」
「指先から動く。」
「身体がねじれてる。」

(うーん。。。)
金縛りのように動けなくなってしまった。
あの接触面の誘惑は強烈だ。


他にも稽古しました。
■正面押し
Iさんと。
まだまだ時間がかかるけど、以前より『ふわふわ離陸(仮称)』状態になる準備が徐々になくなってきたぞ。
以前Iさんがだいぶ前に言っていた、『負ける気づき』とはこの事に間違いないらしい。
Iさんはこの気づきの後しばらくして、腰に関して大きな気づきがあったのだという。
自分もこの先が楽しみだ。
リンシさんと。
「自分の力が跳ね返ってくる感じ。」
まるで達人の技を受けたような感想ではないか!(もちろんそんなわけないが)
『ふわふわ離陸』は、やっている自分の感触も面白いのだ。


■正面の斬り
リンシさんらと。
胸の井桁で動く。下を向かない。手を使わない。
大きな綿菓子を潰さないように、落とさないように抱えたつもりで動くと手を使わずに動けるようだった。


■正面の斬りから胸を合わせる
正面の斬り@胸の井桁で技に入ると、相手は少し斜めに崩れる。
そこを胸をあわせにいくと相手はまた少し斜めに崩れる。
ずーっと胸を合わせ続けると相手は崩れ続ける。


■小手返し
接触面の圧を変えない。
数ヶ月前に聞いた甲野先生の言葉を思い出した。小手返しに入る体勢で私の握りこぶしを手のひらに包みながら、
「これくらい」
技にかからないように待ち構えている私には何が変わったのかわからない。
しかしその直後、私の身体はぐるりと回り天井を向いて倒れていた。

「これくらい」
せめてセリフだけでも。と言うわけでもないが甲野先生と同じ言葉を発してみる(笑)
いや、受けて貰ったIさんによると決して悪くはないようだ。
接触面を大事にしながら運ぶようにすると、技に近づくらしい。


■浪之下
Iさんと。
自分の身体の重さをかけるこの技は、相手に強引な感触を与えることが多い。
初動で崩した後の状態を変えないように重さをかけ続けられれば、
「ついていく浪之下」になり、この技の感触は決して強引ではなくきっと受けていて「面白い」はずだ。
と思っているが道は遠い。
止められたかどうかに関わらず、いかに流れを止めずに重みをかけられるか。
Iさんのテーマはこれ。
私が理想とする『浪之下』に近づく内容だ。
日記を書きながら思ったが、この『浪之下』の稽古は受けの強弱を加減して稽古していたが、
『正面押し』のようにある方向には強く、技の動きをした時にはしっかりかかるような受けの”形”を加減する型があれば稽古としてやり易くなりそうだ。

2009年7月25日土曜日

丸1年@第12回骨盤おこしセミナー

今回は人数が少な目だったこともあって、
色々なメニューを丁寧に指導してもらうことができた。
第12回骨盤おこしセミナーの話。

■歩き方
いつの間にか足指がしっかり握れていた。足の小指を手でぐいぐいやられても握っていられる。
歩いても指の腹から着地できているようだ。
以前は握ったまま着地出来ていなかった。着地の際、自重で反ってしまった指を”握ろうとする”のが精一杯だったのだ。
靴の中でもとにかく指を握って歩くようにしてきたが、その効果がここにきて出てきたようだ。
中村先生も「たいさんみたいな感じの足指がいいです。」だって!
褒められた(^^)v

1.足を骨盤幅にひらき、足先を逆ハの字に広げる。
2.胸を前に出して、骨盤をおこす(前重心へ)。
3.膝をロックさせないように足の外側の指3本に体重がかかるようにする(親指を浮かすという意味ではない)。
4.足指の腹で着地する為に足指で握り拳を作る。
①.前重心になっているので、踵をグッと踏むと前方向に動き出す。
②.動き出して足を交互に着地させるときも重心が足の親指を通らないようにしっかり足に乗り込みながら歩く。
③.着地の時は足指を握り、指の腹から着地する。


■立位体前屈
近づきすぎるとすぐに前に倒れてしまうが、壁を背にしてやるといい。お尻を引けば壁にぶつかる。
ゆっくりと股関節を折り畳む。
中村先生から「いいじゃないですかー!」
褒められた(^^)v

1.股関節から上体を倒していく。
2.お尻を後ろに引かないように。
3.膝をゆるめたまま(ロックしない)。
4.足の小指側に体重が乗るように(親指側によらない)
5.着いた手に体重が乗るように。
6.顔を下に向けない(腰を曲げない)
7.腹圧をかける(腰を曲げない)
8.倒れるときはなるべくゆっくり。

8に気をつけようとすると2が疎かになりがち。
両方とも徐々に出来るようになっていくようにトレーニングするといいようだ。
壁にくっつき過ぎにも注意。


■胸を出す
これまでは胸骨を前に出していくという指導に基づいて、
胸椎の若い番号の骨(上の方)を中心に動かせるようにトレーニングしてきた。
今回受けたアドバイスは、胸椎の下の方(12番)に頭の重みが乗るようにしていくと良いというもの。
中村先生の補助で姿勢を変えてもらったが、これまでにない感覚であった。
見た目には腰を反らせているように見えてしまうかも知れないが、
そのような違和感は全くなく、未体験の心地よい姿勢であった。
胸椎の12番の位置は自分では腰椎だと思って反らさないように気をつけていたところだ。
これからは遠慮なく出していくぞ!
でも腰椎が近いから、腰を反らないように注意が必要だ。


■股割り
実は腰に少し違和感があったので前回の参加以来、股割りは休憩中であった。
やはりやった分だけ動けるようになるということだ。今回は大きな進展は無く、ギリギリで現状維持。
しかし中村先生のアドバイスでちょっとだけ「その先」を体験できた。
座布団を3枚重ね、やや後ろの位置に座った状態で股割りをする。
こうすると普段よりも多めに股関節を動かすことが出来るのだ。
この方法ではしっかりと踵をつけて、床に押しつけ続けることがとっても重要。もちろん背屈も忘れてはいけない。
実力以上に効果が出る反面、下手をすると怪我をしかねないので自分一人でやる場合には注意が必要だ。


初参加から丸1年が経過した。
次回も何かしらの進歩に気づけるようにトレーニングを続けるぞ!!

2009年7月23日木曜日

稽古@熱海

職場の泊まり込み研修で熱海に来ています。

同室の方がY系の合気道経験者&甲野先生に興味があるということが判明し、『稽古をしましょう』と意気投合(^o^)

まさか熱海で稽古が出来るとは!

『上体おこし』
『添え立ち』
『正面押し』
『正面の斬り』
『小手返し』
『征目返し』
もちろん『宴会芸』も!
とっても興味を持って貰えたようだし、稽古も出来たし良かった良かった(^.^)

2009年7月22日水曜日

離陸の続き@東京武道館

この日は作務衣@うちだのきものデビュー。
帯も巻かず(持っていない)、ポケットもはずさないでおいたので純粋な作務衣姿。
「どこの職人さん?」「陶芸家みたい。」「技が出来る人っぽい。」など評価は上々(?)
気をよくして稽古にも熱が入る。

『離陸』の気づきから色々な技が進展をみせてきた。
『正面押し@離陸』
胸椎から骨盤にかけて前後の離陸をかけながら手を伸ばす。
感触は受け手によって様々であることがはっきりしてきた。何となくだが2つに分けられた。
1つは稽古でよくやる形の肘を伸ばして1方向に体重を乗せて受ける場合や、初心の方に多い力みながら押さえる受けの場合で、
これらの受け方では、触れた瞬間受けが後ろに倒れ始めるようだ。
もう1つは柔らかくこちらの出方を待って受ける場合や、身体全体を協調させて受ける場合で、
こちらの受けの場合は触れた瞬間に崩れ始めるということはないようだ。
後者の場合も相手の柔らかさにあわせて離陸をかけることが出来れば(あるいは柔らかい離陸がかかっていれば)触れた瞬間に崩れるまでいかなくとも、反応するということはあるようなので、
この先まだまだ進展がありそうで楽しみだ。

『小手返し@離陸』
こちらも『離陸』で進展あり。
受けの抵抗がない場合は、相手の手を掴んだ状態を変えずに(離陸の1要素)、自分がいい位置であり続けられるように動くと受け側も抵抗する気がおきないまま技に入る事が出来る。
受けの抵抗がある場合(といっても突然走り出すとかではなくその場から動かない前提での抵抗)は、
掴んだ手首に抵抗する気がおきないほど僅かに変化の方向を加える。その力の方向と相手の無意識状態でのわずかな抵抗の方向が変化しないように(接触面の圧が変わらない:離陸の1要素)前者の動きを行う。
いずれの場合も取りが少しでも腕力で捻ろうとすれば、受けの抵抗にあい技は成立しない。

K藤さんの受けで色々と試す。
K藤さんの受けは強力で、掴まれた瞬間に「出来ない感じ」に襲われる(笑)
『正面押し@離陸』は全く通用せず。もっと離陸の精度を高めてからチャレンジしたい。
『正面の斬り@離陸』も同じ。この形の場合は「身体をまとめる」方法の方がが有効なようだが、今は『離陸』が熱いので技の効果が退化しても『離陸』を手がかりにしていきたい。
k2さんの受けは、先回りをされているような感覚を受ける。
起こりのない動きが出来ないと何をやっても技に入る前に受けきられてしまうようだ。

ダンスをやっているらしき方と『正面押し』
中島さんの説明を横で熱心に聞いていた方がいたので、
「やってみますか?」と声をかけた。
作務衣効果か「お願いします」と丁寧にお願いされた。
どうやら初心の方のようだったので、「手を伸ばす」説明から。
まずは私が寄りかかって手を伸ばすと抵抗しやすいが、寄りかからずに手を伸ばすと抵抗感がなく相手が後ろに倒れるという動きを実践してみせる。
こういう時に自分勝手に(マイブームの)『離陸』の説明をしてしまうと相手の方はきっと混乱するので、
「手を伸ばそうと思ったら相手がしっかりしていたから自分が倒れてしまう。そのつもりで手を伸ばすと相手が倒れてしまうのでついて行く。」という自分が中島さんに受けてきたものと同じ内容で説明する。
ダンスをやっているせいか、飲み込みが早く相手に寄りかからない状態で手を伸ばすが出来るようになった。
中島さんの講座を紹介するという営業活動も忘れずにしておいたから、この方も興味を持ってくれてまたちょくちょく稽古出来るといいなぁ(笑)
以前稽古会を紹介したおじさまは今では常連のように顔をあわせるようになったし。


払えない突き
静岡から来られた方の気づき。「やめて下さい」というつもりで手を伸ばすと払えない質の突きになる。
これが有効なのは、「やめて下さい」と手を伸ばして逃げるようにする事で、
自分が突いた場合の前方向とは逆向きの力、すなわち『離陸』がかかる為ではないか。
などと勝手に『離陸』で解釈してみる。
便利だぞ、『離陸』。

今度試したいこと
『肩に触れて後ろに崩す(崩れてくる)@離陸』。
この技では接触面の圧をかえない、均等に圧力をかけるという『離陸』の要素はもともと必要だが、
このときに意識的に手に『離陸』をかけて触れたらどうなるだろうか。この技ももっと精度が高められる気がしてきている。
うーん、やっぱり離陸は楽しい。

肝心の甲野先生の話は、すごすぎて書ききれないので今回は省略(笑)
と思ったけど、ちょっとだけ。
相手側いなしありの片手対片手で相手を制する動きや、
組み手争いで手を払いながらかつ後ろに逃げる相手を追い詰める動きなど、
甲野先生曰く、ここ1ヶ月の技の進展はかつてないほどの急激な進展だとの事。
まだ受けていない方、機会があれば是非受けてみてください。


うちだのきものホームページ
http://www.uchidanokimono.co.jp/index.html
この日着た作務衣のページ
http://www.uchidanokimono.co.jp/goods4-3.html

2009年7月18日土曜日

離陸で考える@垂直離陸講習会から

稽古関係者向けのブログに投稿した内容ですが、こっちにも書きます。


先日、甲野先生の最新の気づき「後ろから吸い込まれるような感じ」での『正面の斬り』を受ける機会があった。
触れたときにはもう崩されているのだけれど、強引に押し込まれた感触ではなくむしろ先生はひっついているだけのような感触。
崩される過程の中、ずーっと接触面にぴったりとついて来られる。
この技を受けた後で伝わってきた感触を思い返しながら(これは離陸だ!)と思った。

なぜこのように感じたのか考えていたら、何度か受けている中島先生の垂直離陸講習会での説明が思い浮かんだ。
そして『離陸』でほとんどの技が説明出来るような気がしてきたのだ。
ここで断っておかなければいけないのは、『説明出来る』というのは『技が出来る』わけでも『技の原理を完璧に理解出来る』わけでもない。
あくまで『私が稽古する上で、技を解釈する手がかりに利用出来る』という意味だ。

中島先生の説明によれば『離陸』とは”力の拮抗状態”のこと。
拮抗するのは相手と自分ではなく、自分の中での拮抗状態である。
代表的な『足裏の垂直離陸』では、足をあげようとする上方向と、重力による下方向の”力の拮抗状態”を作る。
これが足裏に『離陸』がかかった状態である。
見た目に同じだからと言って、何もせずに立っているのは『離陸』の状態ではない。

この『離陸』は足裏にかぎらず手や腕などどこにでもかけることが出来る。
同じく中島先生が垂直離陸講座で説明する『どこでも離陸』のことだ。
たとえば『手のひらの離陸』では手のひらに動作方向(押す方向)と逆向き(引く方向)の”力の拮抗状態”を作り出しながら相手に触れる。
こうして触れられた時の感触は、実際には押されているのに、押されていないような不思議な感触で、何となく抵抗が出来ずに崩されてしまう。
掴んで引く動作のときは、相手の腕を掴む方向の力と逆向き(手のひらを開く方向)の”力の拮抗状態”を作り出しながら腕を引く。
するとやはり相手は抵抗が出来ずに崩されてしまう。
このように”力の拮抗状態”を考えると、他にも色々と思い浮かぶ。
・自分が腕を掴まれた場合は腕の内側の方向
・腕相撲で負けた状態から開始位置に戻す場合では負ける方向
・手刀の形で斬り落とす場合は引き上げる方向

実際の『離陸』の稽古では”力の拮抗状態”を作り出すのにわざと力んた状態を作り出す。
この為、はじめて説明を聞いたりやってみたりしたときは(こんなしんどい技なの?!)とか(これはさすがに違うんじゃないの?!)とか心配になったりするが、
力むのは『離陸』の状態を比較的簡単に作り出す為であって、慣れてくれば意識して力む必要はない。

ここからは教わったことに加えて私の勝手な解釈が含まれてくるのでその当たりを注意して読んで下さい。
技とその説明については99%が教わったものなので、そのあたり(この人なんでこんなことがわかるの?)とかは、(教わった事を自分なりにまとめているのね)と適宜解釈してください。

はじめに言葉の定義。
『力む離陸』は”ギリギリと力がせめぎあっている状態”と説明されることがあるので、
ここでは『ギリギリ離陸』とします。
対する『力まない離陸』は、技を受けた感触がふわふわしているので、
『ふわふわ離陸』とします。
筋肉痛になってしまう『ギリギリ離陸』ではなく、はじめから『ふわふわ離陸』が稽古出来ればいいのだけれどそう簡単な話ではない。
『ギリギリ離陸』の稽古は、いわば闇夜の灯台のようなもので、(少なくとも私は)これがないとどのように稽古したら良いのか見当がつかないのだ。

この『ギリギリ離陸』を稽古すると『離陸』の状態とはどのようなものかが体感出来る。
これを体感すると『ふわふわ離陸』が『ギリギリ離陸』を手がかりに理解できるようになってくる。
では『ふわふわ離陸』とはどのようなものだろうか。
『離陸とは拮抗状態である』という説明に従って動くと、相手が受ける接触面の感触が『押されもせず引かれもしない』状態になる。
また『足裏の垂直離陸歩法』で”平起平落”と説明されているように、接触面の圧力に偏りがなくなる。
余談だが、以前、甲野先生にリクエストして『足裏の垂直離陸歩法』で私の手の甲を踏みながら歩いてもらった事があるが、その圧力は先生の足が乗ってから離れるまで終始均等であった。

『ふわふわ離陸』に必要なものは大きく2点。
・接触面が押しもせず引かれもしない。
・接触面の圧力に偏りがない。
実はこれ『ギリギリ離陸』でも同じである。
つまり『ギリギリ離陸』から上記の要素を残して、”力み”を抜いたものが『ふわふわ離陸』であると考えられる。
この『ふわふわ離陸』を手がかりにすると色々な技について、
稽古の手がかりが見えてくる。

1つ1つの技についてこれが本当に当てはまるかどうかわからないけれど、
例えば『振り払おうとする相手の腕を掴んで崩す』技では、
甲野先生が”ぴったりとくっつくように(ドアノブを回すくらいの感覚で)掴む”という説明をされていたが、
この技は『ふわふわ離陸』に必要な2点を手がかりに稽古できそうだ。

甲野先生の最新の気づき@正面の斬りも体全体で前後の拮抗状態を生み出し、
相手との接触面に『ふわふわ離陸』の状態を作り出すと考えれば、
(喩え甲野先生の動きと全然違ったとしても)ずいぶん稽古に手がかりが見えてくる。

というわけでしばらくの間、『離陸』を手がかりに稽古を続けてみようと思います。
『離陸』は楽しい!!

2009年7月12日日曜日

座りの正面押し@半身動作研究会

半身動作研究会@新川での気づきの話し。

座りの正面押しでの気づき。
■座りの正面押し
向かい合って座り、”小さく前へならえ”状態の手を相手に掴んでもらい、そのまま手を伸ばすという形の稽古。
いかに受けが抵抗を出来ない(したくならない)状態で手を伸ばせるかというの稽古のポイントにおいている。
見た目には地味な稽古だけど、自分の力みがわかりやすい形なのでけっこう気に入っている。

今回の気づきでの動きは、かつてない程に柔らかい感触だ。
気づきといっても甲野先生が「吸い込まれる」中島先生が「後ろに引かれる」「自分が倒れるつもり」と説明されているもの。
自分の感覚としては、背中が落ちていくようになっている状態で手を伸ばすというもの。
ここ数日で甲野先生と中島先生から技を受けて魔法にでもかかったのか、ここまで柔らかい感触(というより感触がない)で動けたのは初めてだ。

骨盤をおこして強い姿勢になった場合も抵抗を感じないという意味では柔らかい感触ではあったが、今回の動きと比べたら丈夫さ故の硬さのようなものがあったと感じる。

『正面押し』の稽古は、”フラフラしている状態で”とか”自分が動かされるつもりで”という説明を受けてきたが、説明を聞いて想像していた以上に微妙な感覚だ。
それに加えて、骨盤おこしの姿勢をとるときのように明確に操作感のある手順を踏まないので、
どうやったら出来る状態になるのかわからない。
なかなか発現しないのが難点だ。

恐れながら甲野先生の言葉を借りて言えば、出来る状態になったときは技に入る前から「出来ない気がしない(by甲野先生)」くらいの感覚。

先日の気づきと一緒にこれも冷や水を受けるまでの暫くの間うかれておこう(^^)v


なんて考えていたのに、調子に乗って家で妻に受けてもらったら全然駄目だった。
まさかあんなにガッツリ抵抗されるとは、、、
「甘いな。」とまで言われてしまった(T。T)


でもこの技が出来たときの感触は私が大好きな感触なので、
どこかで私を見かけた方で、受けを取ってあげても良いという方、
是非声をかけて下さいませ(冷や水にめげない人)。

もう1つ離陸について書きたいけれど、これはまた別の機会に書きます。

2009年7月7日火曜日

発見!@垂直離陸講習会

これまでに何度か参加している垂直離陸講習会の話。
いつもより少な目の参加人数で全員複数回目の参加だったせいか、
稽古の内容が濃く、私にとっても思いがけず大きな発見があった。


骨盤おこしの姿勢に離陸の要素があることが中島さんの説明であらためてわかった。
以前から足首の背屈による歩法に垂直離陸歩法と通じる部分があることは話していたが、
座りの『正面押し』でも、骨盤をおこし、腹圧をかけ、胸を出して、床との接地面(膝、スネ、足の甲)に重心の偏りが無いようにすると、
離陸の要素を満たすことが出来るようだ。
(骨盤後傾で座ると踵付近に重心が偏りやすい。)


この形でS水さんと色々試していたら、突然ほぼ同時にお互い気づきがあった。
それは「(今さらながら)力を入れずに動いていい。」ということ。
どうやら姿勢を整えておくと、力は勝手に働くものらしい。
お互い急に動きの効果に対して力感がなくなったので、お互いがそれぞれびっくりしてしまった。
実感としてこれは思った以上の大発見ではなかろうかと思っていたが、
この後でS水さんが中島さんの『正面押し@離陸版』をがっちり止めていたので間違いない。
姿勢が持つ力については、中島さんから「それだけで働くもの」と聞いていて、一応は理解していたつもりだったけれど、
この日の気づきはそれをあらためて体感出来たということだろう。
以前から聞いていたのに、何か全く新しいものを発見したかのような感覚だ。
我々の動きをみた中島さん曰く「肥田式みたい」なこの姿勢、我々にとってはやっぱり大発見だ。
S水さんが書かれた日記によるとこの興奮はS水さんも私と同じ(あるいはそれ以上)だったようだ。
こういう事があるから稽古はやめられない。


それにしても虎哲さんは正面押しといい、四股相撲といい1年前とは別人のように変化されている。
(2008年6月)千代田の体育館で私を相手に一畳相撲でコロコロ転がっていた虎哲さんはどこへいったのか。
半年ほど前には「技の稽古の前に身体が、、、」などと言われていたが、
今の身体で動けば相手によってはそれだけで技になってしまうほどの変化を手に入れている。
つくづく「継続は力なり」を感じさせられる。

この時以来、特別になにをするわけではないけど、とてもやる気が出てきて困る(笑)


この日稽古したたくさんの離陸。
※★印は私の食いつき度が特に高かったもの。
■相手を押す手のひらに離陸
■腕相撲の負け状態で接地面と手のひらに離陸 ★
■ゴムボールを掴んだつもりで、手と腕に離陸 ★
■よりかかった壁から離すつもりで、指先に離陸
■パントマイムで相手の手を掴んで、手の内に離陸 ★
■掴まれた箇所(腕)に離陸
■掴まれる前から離陸 ★
■骨盤おこし式、足首の背屈による離陸
■足裏の垂直離陸

虎哲さんからゲットした骨盤おこしトレーニングメニュー
いずれも虎哲さんの変化に納得の、キク実感があるメニューだ。
■四股からの突っ張り
■大腿四頭筋を使わない階段登り


今までのパターンからすると、この興奮も冷や水を浴びて冷めてしまうのだろうけど、
しばしの間はうかれて過ごすことにしよう(笑)

2009年7月5日日曜日

気づき、手放す@ノーブランド柔術研究会

久しぶりにKさん、Sさんにも会えた。
『何もしない』ノーブランド柔術研究会の話。
力みを取るぞー!!と力んでしまったどうかは知りませんが、
途中何度も動けなくなってしまった。
肘ーーーー!!!!!

相手の状態が鏡に写したように伝わってくる。
伝わってきた力みに気づき、手放す。
・気づけるかどうか。
・手放せるかどうか。
これが稽古。
こちらが脱力すれば相手も脱力する。
相手が自分の脱力に気づけないと、ほんとに軽い感触で動ける。
気づきあいの手放しあい。


■八光捕り
肘の力みが取れない。
意識して脱力しすぎれば引いてしまうし、引かないように意識すれば押してしまう。
む、む、むむむ。。。
強く掴まれると誘われてしまうのだ。


■引き投げ@脱力
肩、肘を弛める。これも特に肘をかためないこと。
肘は動きの途中でもかたまるので要注意。
私は骨盤おこしトレーニングのくせか、股関節から回ってしまって下に崩れずに横に回ってしまう。
半身の動きで自分の身体を引き裂くように手を引く。
引く側の足に重心が乗るように。


■引き投げ@呼吸
吸気で相手は後ろに動かされるので、ここというタイミングで技に入ると相手は動き出す。
広沢先生は私の呼吸だけで壁まで飛んでいってしまった(笑)


■背落とし
相手の状態が移る。
膝をロックした状態とロックしない状態。
触れられている場所は肩だけなのに、広沢先生の膝がロックされているかどうかが伝わってくる。
ロックされた状態で技をかけられると(崩れたくても)崩れられない。
ロックされない状態で技をかけられると、こちらも膝から崩れ落ちる。


■咬ませてから動く@強く咬ませる
掴まれた手を引いて、遊びをとってから動く。
体重をかけて強く咬んでいる場合は、相手の状態に影響を受けやすい。つい相手の力に対抗して引き返す動きが出るが、こうなるともう動かない。
強く引かれても接触面を直接操作せずに膝の抜きなどで、動くと大きく崩れる。膝を抜くときに接触面の咬んだ状態をキープできるかがポイント。


■咬ませてから動く@座布団2枚の上から
座布団を2枚重ねてかかえて立つ。
技をかける方は拳を座布団に柔らかくあててじんわりと押す。
この時座布団を抱えた人がやはりじんわり反応して、拳に寄ってくる。まさに寄ってきた瞬間「咬んだ」状態が発生するので、拳をもう少しだけ押し込むと相手が崩れる。


■咬ませてから動く@座布団6枚の上から
2枚のときと同じ


■咬ませてから動く@座布団2枚持った3人重ねで
2枚のときと同じ


■宴会芸
両手押さえバージョンを披露。改善の余地はあるけどアリはアリ!
同じ形で広沢先生が片手でやると、ひっくり返された。
私が出来なかったのは単に未熟だったからのようです(笑)

みなさまありがとうございました!

お茶稽古@半身動作研究会

仕事後、遅れて参加した恵比寿の稽古 の後のお茶の話。

この日はMさんが稽古後のお茶から参加というので、
せっかくだから私も稽古後、参加させていただくことにした。
お茶会では初参加の方がとても熱心に質問されていて、
中島さんが『少しだけなら動く』『相手は自分の鏡』ということを実技を交えながら丁寧に説明されていた。
・皮膚を操作することで動き出す。
・接点圧力(皮膚の状態)を変えないようについていく。
・臨界点を超える(動きすぎる)と止まってしまう。
・相手は自分の鏡。
・寄れば近づき、引けば遠ざかる。
初参加の彼は感心しきりだったけど、横で聞いていた自分もあらためて勉強になった。
途中、その彼が「腕相撲なんかも負けないようになるんじゃないですか?!」と、
ほぼ宴会芸のリクエストと取っていいほどの発言をしてくれたので、
話の流れで受けていただけることになった。
こちらも喜んで頂けたようで良かった(^^)
自分の場合、技に入る前の準備としてある状態を作り出す作業が必要なのだけれど、
その様子を見た中島さんから、「普段からその状態であれば、いつでもスムーズに技に入れる。」というようなアドバイスを頂いた。
芸人たるもの(?)いつでも芸ができる状態であれということでしょうか(笑)


道場での稽古は今回もほぼIさんと。
稽古の内容もメモしておこう。
■浪之下
胸鎖関節を使ったバージョンなどを試すが、
鎌柄の応用が自分にはしっくりくるようだ。


■鎌柄
負傷(笑)
全力取りと全力受け(逃げ)。
逃げる方向が変わるのが不思議がられる。
何故かと思うが、勝手に(逃げる方向が)決まるのでわからない。
逃げ方を変えたらIさんが私の腕で突き指した。
以前は私の胸を突いて、胸が内出血したことがあったっけ。
お互い意外と危険(笑)


■バランスボード
バランスを取るのに上半身がグラグラしたり、捻れたりするのは自分の中でNGというルール。
上半身はまっすぐ安定させたまま、股関節から下でバランスを取る。
この後正座で挑戦したけどこれは無理だった。


■足相撲(世界大会)
世界ランク1位(私)と2位(方条さん)で練習していると、
世界を狙う猛者達が集まってきた。ランキング変動しまくり(笑)
軸足は床から離さない。
相撲のように土俵から出たら負け。
とか、みんなでやる場合は長引かない為のルールが必要ですね。
軸足がめっちゃつかれたけど、大腿四頭筋ではなくハムストリング(股関節)に負荷がかかっていたのは嬉しかった。


■宴会芸開発
先週披露した腕相撲の負け状態から相手をひっくり返す
という広沢さん直伝の宴会芸の流れから、
他にも開発してみようという事になった。
腕相撲の負け状態でさらに両手で押さえられた形から、
相手をひっくり返す。
Iさんと介護技の上体おこしの応用やそれに体捌きを加えるなどの研究を行った。
ちょっと起こしてから手だけ横にのばすと自然な感じに近づいてきた。
もはや腕相撲の原形を留めていないが、これはこれで研究のしがいがある。


■斬り落とし
あえて肘をのばした状態からの斬り落とし。
胸鎖関節から動くとつまりにくい。
受け方が難しいが、御輿を担ぐように受けてしまっては厳しすぎる。
胸鎖関節を楽にして、体幹部に重さを通すようにすると疲れすぎずに適度な負荷をかけられるようだ。


■直入り身
■直入り身返し
負傷(笑)
止めるなら技をかけなければならないが、この形は取りが有利であるらしい。
外れた腕が顔に当たるなどして流血したり。
これも意外と危険。


■鎌柄
お茶会でMさんと(で?)遊ぶ。
反応が楽しくて良いです(笑)
途中でIさんと勘違いされたのか、遊び過ぎたせいか1発攻撃を受ける。


■柔術
Mさんが習っている柔術の技を受ける。
両手を掴まれた状態から、最終的に肘を極めた腕に肘うちを食らわせるという怖い技。
これはハイキック同様、Iさんにお願いします(笑)


■@恵比寿駅
お茶のときの中島さんの話、『寄ろうとすると近づく』の応用で跳ね吊り。
一歩出るくらいの加減。
『寄ろうとする』を身体が飛び出すようにするととても楽。
”身体が飛び出す”は胸椎が前に出される感じでやるとスムーズ。
Mさんにゆあんと触れるが、崩れず。
精進します!!

2009年7月3日金曜日

一人稽古)僕と握手!

色々稽古してみたが、今のところ右手の方が左よりも技の利きがよいようだ。
確かに左手より右手の方が力みが取れていて、よい状態にある。
単に右利きで右手のほうが器用なせいかも知れない。
中学生の頃から右肩よりも左肩のほうが見てわかるくらい上がっているので、
そもそもの姿勢の関係もあるかもしれない。
中村先生が聞いたら「左胸が前に出ていないからだ」と注意されそうだ(笑)

そんな左手の力みを抜く一人稽古を思いついてやってみた。

1.右手と左手で祈るように指をからませて握手。
2.がっちり組んでわざと両手を手のひらから肩まで力ませる。
3.手のひら以外(肩、肘、腕、手首)を脱力する。
得意な右手の方が脱力が進む。
4.苦手な左手の方は右手を鏡のように参考にして脱力していく。
5.右手の脱力を確認して力んでいるところをもっと脱力する。
(4と5を繰り返す)

この日記を書きながらこの稽古をやっていたら、
比較的脱力できていると思っていた右手も手首が力んでいることに気がついた。
あとこの稽古を続けていたら胸椎のあたりがすごくもぞもぞして来る。
なんでしょうか、これは。