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2010年5月25日火曜日

準3級?!@第22回骨盤おこしセミナー

今回前置きがちょっと長くて本文はもっと長いです。

■前置き
中村先生の言う、股関節主導(非ストレッチ)動作で行う『股割り』は奥が深い。
毎日風呂上がりにちょっとずつやっていればいつか出来るというものではない。
むしろストレッチ動作が習慣化されると出来なくなってしまう動作である。
しかも骨盤おこしは『股割り』が出来ておしまいというわけではないのだ。
1年ほど前だっただろうか、中島先生が言っていた「骨盤おこしがきちんと出来れば、甲野先生の技の半分くらいは出来るようになる。」
との言葉がまんざら嘘ではないように感じる(もちろん”出来る”にもレベル高低がある前提ですが)。
私がこんなことを思うのはおそらく、武術の稽古で「出来たと思った直後、新たに出来ていない事に気づく。
その出来ていない事はさっき出来たことよりも遠い事のように感じる。」ということをしばしば体験するのだけれど、
股関節トレーニングでも全く同じような体験を続けているからであろう。
しかし中島先生、中村先生の言うとおり骨盤おこしが動作の基礎だとすれば、それを応用した武術の動作の奥深さは計り知れない。
甲野先生が養老先生に言った言葉ではないが、どうやら一生退屈することはなさそうである(笑)


■本編
前置きが長くなりましたが、そんな思いで参加した骨盤おこしセミナーの話。
参加者の顔ぶれがお琴奏者、ハタヨガ2回、ムエタイ、何もしていない(エアロビをやってみたい)方。
とバラエティに飛んでいたのも手伝って色々勉強になった。
甲野先生の音楽家講座でもその場で音が変わるということがしばしばあるが、骨盤おこしセミナーでも同じような自称が起こっているのだ。
これが見逃せない。

今回の参加者の中で最も驚きの変化を見せていたのが、何もしていない(エアロビをやってみたい)方であった。
長身で猫背の彼は、立位体前屈をやれば腰椎、頸椎から折れ曲がり股関節はほとんど働いておらず、
股割りの格好になれば骨盤は完全に大腿骨と一直線に並ぶというほどに寝ている状態から動かない。
見るからに重症(骨盤おこし的にという意味です)なのであった。
しかし、その彼に骨盤おこし式『立位体前屈』をやってもらうと、その場で驚きの変化があらわれた。
おさえたポイントは、およそ以下の通り。
・足をハの字に広げる(閉じた足は膝がロックされる)。
・膝裏をロックしない(膝を曲げても良い)。
・お尻を後ろにひかない。
・手を前につく。
・重心をついた手のひらに載せる。

結果、猫背はかなり解消され、心なしか前に出てきた胸のせいで男らしさもUP、そうなるとおそらく身長も伸びているはずである。
たまにその場で変わってしまう方が出てくるが、本当にこうまで変わってしまうのだから面白い。
何もしていないというのは同時にくせが無いというのは強みなり得るのである。
私も何もしていない部類に入るはずだが、高校から始めたサッカーの影響が根強く残っている。
長年それなりに頑張ってきたせいで、左足内腿の張りは相当頑固者だ(笑)


■足小指と股関節の連動。
前々回あたりにも着目して気をつけていたのだけれど、今回のセミナーで体感出来たのが、股割りの準備運動における足小指と股関節の繋がりであった。
今回感じたのは、『骨盤がおきてきた位置からようやく足の小指と股関節の繋がりが感じられはじめる。』ということである。
ということは骨盤後傾の位置でいくら足小指をウンウンいって床に着けても非効率的であると思われる。
座布団を使ってでも骨盤をおこしてから足小指をつけた方がよさそうだ。


■「開脚は関係ない」(私にとっての)重要なポイント
股割りのトレーニングでロールオーバーを(妄想で)考えたとき、(もう少し開脚角度が広がればあるいは、、、)
という考えが浮かんでは消えて、また浮かんでいた。
今回中村先生に「開脚は?」と聞いたところ「開脚は関係ない。」と一蹴されてしまった。
話がそれるがセミナー常連のはずの私とS水さんの質問は中村先生に一蹴されることが多い(笑)
話を戻すと結果としての開脚角度が関係ないはずはないのだろうけれど、トレーニング途中で角度にとらわれると動作を誤るということだろう。
ここは重要なポイントだと感じる。
トレーニングの目的は、ストレッチ的に伸ばしていって見た目にロールオーバーが出来るようになるのではなく、
股関節の可動域を広げることである。
ストレッチ的動作は、中村先生でも気づかずにやってしまうことがあるというほど陥りやすい罠なので、
私など『股割り』のつもりが、いつの間にかおもいっきり『股裂きストレッチ』だったりすることだってあるのである。
中村先生より発令中の『ストレッチ禁止令』を遵守して進めていきたい。


■骨盤おこし式ゆっくり走りで蘇る記憶
骨盤おこし式ゆっくり走りは以下の点に気をつける。
・足は骨盤幅に開く(このとき下を向かない!)
・足首はハの字(このときも下を向かない!!)
・腹圧をかけて重心を前へ
・土踏まずを踏まずに足裏全体で接地(下を向かない!)
・歩くのではなく走る。
・蹴らずに腹圧で生じた前重心の分だけ、少しずつ前へ
・一定のリズム
・30分程度は続ける(足幅、下を向かない、腹圧、足裏!)
「では歩いてください。」と言われて歩くとうまく身体が緩んだ方は、
(そう言えば軽くなったかな)と思う程度ではなく”明らかに”感覚が変わります。
と、今では感動するほどの感覚変化なのだけれど、このレポートを書いていて
”走り終えた直後になぜか楽に動ける”という子供の頃の記憶が蘇る。
そうだったんだよなー。


■おまけ
中島先生の腹圧は本気(マジ)で妊婦なみ。
今回のセミナーで初披露された生腹圧に、会場がどよめいたほどである。機会のある方は是非一度ご覧ください(笑)

そういえば休憩時間にこっそりと座布団3枚での股割り新記録に挑戦したのだった。
結果は見た目なんとなく成功だけど腹圧が抜けていたのでNG~。
でもそれに自分で気づけたからおまけして準3級(※)かな?!もっとがんばります。
(座布団の枚数=級という非公認かついい加減な簡易認定制度)

なんか色々課題と収穫があったけどコツコツやっていくということで良いようだ。

2010年5月23日日曜日

おこり@半身動作研究会

半身動作研究会@恵比寿の話。
早く着いたので骨盤おこしトレーニング、
バランズボードで身体の連動の確認、
システマ受け身などで身体のメンテナンス。


■おこりをとらえる
Iさんと。
袋竹刀で相手が打ってくる動きに対して、受け側はそれを竹刀で止めるというもの。
最近、”おこりをとらえる”ということについてあれこれ考えていたところ。
そこにこの稽古を提案されるとはIさんとの稽古相性は相当良いらしい(笑)
打つ方は『影抜き』『抜き小手』などの変化技を意識的に多く使ってもらい、変化されてもそれを止めるという受け。
受けの目標を一言でいえば”変化する前に止める受け”が出来ないかというところ。

動こうとする側がいまのは本当に動こうとしたのか完全にフライングだったのかを教える。
こうすることで、タイミングや思いこみによるフライングかどうかはっきりさせるのだ。
この稽古で”おこりをとらえる”事についての考えが少しまとまってきた感じがする。
そのうちまとめて書くかも知れません。

H川さん、Rさんと。
H川さんとRさんが面白そうな事をやっていた。
相手が手を伸ばして身体に触れにくるのを、手刀を立てて防ぐ。同時に半身を切るというもの。
(わあ!おこりをとらえる稽古だー!)とすぐに食いつき、私も混ぜていただいた。
・ぼんやり見ていると何となくおこりは感じるものらしい。
・手刀を立てる速度は相手のおこりがとらえられていれば、ゆっくりで間に合う。
・相手の動きが速い場合も、おこりをとらえる精度をあげること方向で練っていけば良さそう。
・先に動こうとする側がおこりを消すように工夫するとこの稽古の精度をどんどんあげていくことが可能。
・自分で動こうとするのではなく、相手に導かれるように動き始められると良い感じ。

今回の形ではないけれど、城間流で稽古したような相手の突きに対して、”入る”、”透かす”為にはおこりをとらえることと、動きに身体全体が参加するようにならなければ難しいだろう。
”おこりをとらえる”は、面白い!!


■体幹部
Iさんと。
正面の斬りの形で検証。
動きが粗くなっている点を指摘され、ハッとした。
千代田で強力な人と稽古していたが、そのときに力んでもOKとしていた動きが、気づかないうちに恵比寿の稽古でも出てしまっていた。
自分でやっていないつもりのものについて、自分で気づくというのは難しい。
ここで指摘してもらえなかったらしばらくの間、力みっぱなしだっただろう。
そう指摘されてからIさんの動きを受けてみると、今まで気づかなかった動きと感触が伝わってくる。
力まずにいた方が、稽古をする上での受けの質があがるということだ。
具体的な気づきとしては、(今の私にとっては)十分働いていると思っていた股関節まわりがいざ動き始めるとほとんど働かなくなっていることに気づいた。
動きに全身が参加するというのは、とーーっても大事なんですねぇ。


■スポンジ
中島先生がまあるいスポンジを両手に持ってその辺の人(参加者のことです)を崩しまくっていた。
中でもこめかみあたりをスポンジで挟まれて崩されるミッキー崩し(私が言っているだけ。仮称です)は、
スポンジでミッキーマウスのような耳を付けれたようにかわいくされつつ、崩されるという恐ろしい技。
個人的には格好いい武器以外の道具使用は認めたくないが、効果は認めざるを得ない(笑)

■呼気、吸気
剣を落とすように動かすとき、吸気とともにその動作にはいると動きの鋭さが増すというもの。
相当前の日付だったと思うが、甲野先生の随感録に書かれていた吸気の動き。
中島先生があらためてメモを書いていたのでご紹介。
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0876.html



そうそう、相当前の日付と言えば7月にIさん世話人のもと中島先生講師による新しい稽古会が開かれる事になった。
今や動きの中に隠れてしまって手がかりが見えなくなってしまった甲野先生の技をその変遷を知る中島先生に再現して貰ってみんなで体験しよう&稽古の手がかりを掴もう!
という楽しそうな企画。
会場はこれから決まるのですが、銀座とか築地近辺が予定されているそうです。
詳しい案内はまだですが、そのうちこちらに掲載されるはずです。
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/
是非ご検討ください!!

2010年5月19日水曜日

平根鏃(やじり)の原理@池袋コミュニティカレッジ


ちょっと遅れて参加できた甲野先生の講座@池袋コミュニティカレッジの話


■平根鏃(ひらねやじり)の原理
講座後の随感録でも触れられている(http://www.shouseikan.com/zuikan1005.htm#3)最新の気づき『平根鏃(やじり)の原理』。
気づきの順序は、斜め→ギロチン→平根鏃(やじり)らしい。
主に『正面の斬り@座り』の形で説明されていた。
説明に用いていた言葉は主にこんな感じ。
・相手に向かわない
・相手を狙っていない
・巻き添えをくわせる
→相手は自分のことではなく隣の出来事のように思っているから対処できない。

●見た感じ
相手に向かわないという説明の通り、先生は相手とは正面で向き合わず肩口の方向に向きなおしていた。
肘が鏃(やじり)の先端で折り畳まれた状態の肘が先行し、
相手に触れるとともに肘の角度(鏃)がひろがっていくようだ。
「相手に向かわない」とは、”動作の方向”のことで相手にとっては矢の向きが自分を向いていないと感じる動きのことか。
「巻き添え」とは、”腕と身体の開き”のことで、矢が通り過ぎると思っていたらこのひろがった鏃(やじり)に巻き込まれてしまうということではないかと思う。

●受けた感じ
先生の説明では矢はあくまで相手をかすめるように飛んでいくということであったが、
受けてみた感想としては鏃(やじり)が広がる過程で矢の向きがこちらに向いているようだった。
そういえば「矢が曲がる」というような話もされていたような気がするが、ちょっと思い出せない。
久しぶりにかなり派手に吹っ飛ばされた。
関係ないけど池袋の常連の方が(吹っ飛ばされた)私の受けに感心していた。
何が良かったのかわからないけど、感心してもらえて良かった(笑)

池袋の講座は実演もあるが、講義形式になっているので私もここではその場でメモを取りながら聞いている。
この日の先生は自分でも調子が良いと感じていたらしく、
講座の途中で、「今日は喩えの調子がいいな。メモを取っている人に後で聞いてみよう。」
などとまわりでメモを取っている人を見ながら発言された。
その中には私もいたため、そこからはいつになくたくさんメモを取ってしまった。


せっかく取ったのでメモのご紹介。
■上体おこし
この形は身体に負荷を感じない。
トレーニングするというが、その目的はなにか?
・身体の使い方の向上か
・単に筋力をつけることか
仕事として身体を使うときはなるべく負担がかからないようにする。
転倒してけがをした選手に向かって筋力不足、ストレッチ不足という指摘は的を外れている。これは受け身が下手なだけ。
・あるところでストレッチ前後の運動能力を調べたら、ストレッチ後に動きが衰えたという結果が出たという話。

■キャスター・風見鶏の原理
斬りの形、タックル潰しの形
・相手に対して反応してはいけない。
・身体を装置化して扱う。
『犬が西向きゃ尾は東』
『シーソーが上下するのを反応するとは言わない』

■ラオスの虫取り名人
虫を追いかけて橋の手すり部分(?)をスタスタと歩いていったという虫取り名人の話し。
・網の部分に空気抵抗があるので刀とは異なり、手は寄せずに離して持つ。槍のように扱う。
・名人の網の使い方は、両手で持つが片方の手は動かさずもう片方の手で網を操作するのだという話。

■太刀取り
相手の刀を正面から受け止めるくらいのつもりでギリギリまで待つ。
形を見て動きを真似しても相手あってのもの。
U田さんからアドバイスをいただいたが、ゆっくりとした動きでの稽古、
あるいは止まった状態で相手との位置関係や自分、相手にとってどのような状態にあるかを検証する稽古が有効。
確かに形を追ってスピードをあげたところで、相手に斬られる位置に素早く飛び込んでしまってはどうしようもない。
と書きつつ、先生の足運びをメモってしまった。
形先行になってはいけないので足運びのメモは非公開にしておきます(笑)

■片手辰巳返し
相手を肩車する感覚
動き始めた時には相手が完全に崩れていなければならない。
誘われやすい形。人間ジャッキと原理は似ているが、誘われやすさが違う。
『気にしない技術』というのもなかなか大変という話。

メモはここまで。

講座後は参加者でお茶。
ライブハウスのIFさんと初のリアルでトークが出来た。
もっとお話したかったので次にお会いするのが楽しみ。

ご一緒していただいた参加者のみなさまありがとうございました!

そう言えば『ギロチンの原理』から『平根鏃(やじり)の原理』への変化は、
綾瀬の講座での私の受けが関係していることを付け加えておこう!
(先生はあの日の後、お風呂に入りながら考えてピンときたそうです。)
もちろん私だけが関係しているわけではないのでしょうけど。

追記:
写真追加しました。
形状別:左から4本のとがった鏃:征矢(そや)
真ん中4本の三角の鏃:平根(ひらね)
右3本の二股の鏃:雁股(かりまた)
です。
これもメモってました(笑)

2010年5月12日水曜日

武術の実演と解説@東京武道館

条件付(保育園送迎2日間)の参加許可を得て参加した綾瀬にある東京武道館で行われた甲野先生の講座。
(その後、条件は無事にクリアしました)

■甲野先生の術理解説
格闘技をやっているらしい熱心な若者が色々と聞いてくれたので、
先生もいつになく詳しい説明をされていた。
おかげで私もとても参考になった。

質問していた方は身体がよく動いていて、結局完全に崩されていなかったが、それでも熱心に質問してくれたのが良かった。
多方向同時に作用させると相手がどこから力が来ているのかわからなくなり、崩されてしまうと言う話。
太刀捕りの動きを利用して相手の攻撃を避ける動きでは、
相手の動きに反応するのではなく、それどころではない状態に自分を持っていく。
家が火事だという電話がかかってきている時だったら、
包丁を持った強盗に「金を出せ」と言われてもそれどころではないというたとえ話。
たとえば相手の攻撃時に天井の梁が落ちてきて、
しかもそれが自分に向かってきている状態で、その梁を避ける動きをする(太刀捕りの動き)。

■浪之下
久しぶりのI上さんと。
I上さんは胸の連動。
私は真っ直ぐと重心位置の検証。
真っ直ぐで重心が一定の位置にあると重みが伝わりやすいことがわかった。

■平蜘蛛返し
A沼さんを返せば平蜘蛛10段@筑波稽古会ということで挑戦。
持ち上がるもまったく返せず。
重い。
私も受けるが、返されず。専守防衛は強い。
でもA沼さん曰く、稽古慣れしていない人に対してかけるとクルクルと返るらしい。
お互い上達しながら確かめあっているという証拠。
この形で目指しているのは専守防衛で返されまいとする人に対して、
(返されそう)と思うか思わないうちに、あるいはそう思われないように返してしまう動き。

■小手返し
甲野先生の最近の気づきである『ゴースト』は、この技で説明されることが多い。
相手の状態によって『ゴースト』の位置が変わり、その『ゴースト』に対して技をかけるというもの。
私がやっているやり方は以前、江東友の会の斉藤氏に教わったもの(私は霊感が無いので『ゴースト』は見えない)。
胸の前をスッと横に通すと相手が勝手に崩れるというもの。
甲野先生相手にけっこう粘っていたA沼さんやI上さんにそれなりの効果があったのでこれはこれで良さそう。
このやり方でも力を入れてしまっては、相手が嫌がる動きになってしまい(私の好きな感じの)技にならない。

■緊張を解消することと相手の予測を外すこと
中島さんと。
技がかかる要素の一つに「相手の予測から外れる。」というものがある。
相手を掴む、掴まれるときに発生するわずかな力み。
これを解消すべくフッと力を抜く。
すると相手の予測が外れる。
予測を外された相手は勝手に崩れ始める。
相手が崩れるのにあわせてついていくと相手が崩れ続ける。
それはそうと、最近中島さんが技の説明に共通的なものを求めておられるご様子。
そのうち技の原理について整理された説明を受けられるのではないかと勝手に期待している。

■腕相撲vs指相撲
見た目には立ったまま腕相撲をやっているようだが、受けは相手の人差し指と中指の指2本を掴んでいる状態。
城間流セミナーで会員の方にやってもらった技。
受けた感覚が残っているうちに稽古しておこうとI上さんをつかまえて稽古。
まともにぶつかってしまっては指が2本ともグンニャリいってしまうので、相手に力をぶつけないように動く。
はじめは失敗してしまったが、受けを取ったI上さんのアドバイスによりスッと動ける感じが出てきた。
私の動いた感覚では、突きの要素が動きに入ってくるとぶつかる感じがなくなった。
(空手のセミナーで体験した動きなので突きの要素が入っていると感じたのはあながち間違いではなさそうだ。)
などと妄想による自己満足でこの日の稽古はおしまい。

楽しかった。
お相手して下さったみなさんと家族に感謝。

2010年5月7日金曜日

千代田武術研究会

甲野先生の最近の気づきは『ゴースト』
見えるのではなく感じるのだそう。

■小手返し
掴まれている相手の位置ではなく、ゴーストを感じるところ、つまりゴーストを相手に技をかける。
かけられたほうは抵抗のしどころがなくきれいに技にかかってしまう。
以前にも『立体井桁』や『小人』といった当人以外の幻(?)に関する説明があったが今回はどのように違うものなのか。
それにしてもきれいにかかり過ぎと言ってもいいくらい気持ちよく崩された。


■一畳相撲
J会のN本さんと。
「何かやりましょうか。」と声をかけていただいたので一畳相撲をリクエスト。
『ぐねぐね版』と『強い構造版』で受けていただいた。
「良くなってますよ。」とはN本さんの言葉。

同じくJ会のH川君と。
J会の稽古で積んだ鍛錬の賜物か、ずいぶん久しぶりに受けるH川君の動きは見違えるようだった(しゃべりすぎなのは相変わらずだったが)。
特に『間』をおさえる動き。私が普段やっていないものだ。
これを制されると満足に動けないまま崩される。
前方向の圧力は増しているはずだが、横からの崩しに弱い。高速道路で急に横風を受けるとハンドルを取られやすいのと同じだろうか。
半身で相手に進入するとき、身体の後ろ側が参加していないらしい。
それはつまり捻れているということではないか。いかんね。

禅のG籐さんと
粘り強くなっていると誉められる
G籐さんは以外とお年らしいということが判明し、驚いた。

ところで普段の稽古では一畳相撲を全くといってよいほどやらない。
それでも「良くなった。」と言われるのは、股割り効果ではないかと思っている。
股関節が効いて、自分の姿勢が丈夫になれる体制をとり続けるだけで、構造的な強さにより崩れにくくなるのだ。
しばらくは一畳相撲を股割り効果の検証用に位置づけようと思う。


■システマ式寸剄
T須賀さんと。
はじめは拳を相手に当てたまま、重みを載せて相手を動かす。
次に1cmの深さのところまで重みを当ててから相手を動かす。
次に5cm、10cmと深さをかえていく。
やり方は拳を相手に当てている時と同じ。
このトレーニングでは膝の沈み込みはやらなくてよい。


シニアインストラクターによるシステマセミナー帰りのK川さんが遅れて登場。
セミナー土産を聞きに輪が出来る。
■掴まれた腕から、掴んでいる相手の緊張を感じ取って、緊張している部分を崩す。
というドリル。
と聞いて腕を掴んだ(ドリルに沿ってわざと掴んだ側を緊張させて)ところにストライクがズドン。
「緊張している人はストライク打っちゃえばいいんだけどねー。」
取りあえず一発受ける(笑)
「こういう風に受け慣れている人はいいんだけど。」と私を指して言われていたが、いつも必死でリラックスしている状態で、ちょっとでも気がゆるめば緊張してしまう。
(というよりもこのときはわざと緊張多めだったのだ。)
それでもシステマで習った呼吸とリラックスでダメージから回復。
チャレンジ精神を発揮して受けていたA沼さんは、思った以上にダメージを受けていたご様子であった。
K川さんには早く自分がパワーアップしていることに気づいて欲しい(笑)

■グラウンドから手を掴んだまま起きあがる
起きあがる方向に動くと関節が極まるように誘導する。
極まりそうになったら逆らわずに動き続ける。
最後は指を掴まれた状態で逆らわずに動き続けるが出来なくなってしまった。
きたろうさんは、「触れている状態で相手が固まって動けなくなることもある。」と言われていたが、
この動きの先にそのような状態は十分あり得ると感じた。

■浪之下
なんとK川さんと。
私が受け。固い受けと柔らかい受け(当社比)の2パターン。
固い受けだときたろうさんの場合、ストライクが飛んでくる可能性が高いからとうわけではないが、途中から柔らかく受けるに専念。
結果は色々
・腕が外れる
・下がらない
・重くて耐えられない

この場合はさすがはシステマインストラクターというよりも、さすがは恵比寿の大先輩というべきか。
色々試されているうちに結局私の全力受けを崩されてしまった。

今回も千代田は濃かった。

2010年5月6日木曜日

地道@第21回骨盤おこしセミナー

GWをはさんで書きたい日記がたまっている。
まずは第21回骨盤おこしセミナーに参加した話。

この日はサーフィン、ゴルフ、合気道などの動作についての指導を見ることが出来て興味深かった。

■ゆっくり走り
歩くよりゆっくり走る。
30分ほど走るが、歩くよりもゆっくりなので普段走りなれていない人でも全く問題ない。
股関節が使えて太股の前側ではなく後ろ側(ハムストリング)を使えると30分後に面白い変化が待っている。
「軽い!」「おお!勝手に進んでる!!」
が出てくれば成功。
この感覚が出ないという方もいたが、それは走っているときに太腿の前側ばかり使っているということ。

この日のセミナーでは股割りをやらなかったが、最近、股割りをやった直後にこのゆっくり走り後と同じ状態になる感覚があったので、中村先生に報告しようと思っていた。
股割りの後に立位体前屈をやると嘘のようにスムーズになるのだ。
中村先生に聞いてみたところこの感覚がでるのはOKらしい。
感覚は良い感じがしていたのだけれど、前傾角度(つまり見た目的)は逆に退化してきていたので、少しだけ不安かかえつつやっていたのだった。
今回それが払拭された。股割りはこの調子で続けます!!

それにしてもロールオーバーまでの道のりは遠い。近づいたと思ったら遠ざかり、遠ざかったと思ったら遠ざかる。
しかし方向さえ間違えなければ着実に近づいているはず。いずれきっと!!

以降はセミナーの内容
■骨盤が真っ直ぐの姿勢
いつもの通り、骨盤が真っ直ぐになる姿勢を確認。
大抵の場合、骨盤は後傾しているので上体を前に倒して骨盤をおこす。
股関節から前傾出来る人はほとんど上体を傾けなくても骨盤が真っ直ぐの位置に持ってくることが出来る
しかし股関節で曲がわずに腰で曲がってしまう人は、床と平行になるくらいまで前傾してもおきてこない事もある。
しかし、このような方でも股関節で動く感覚が出てくればそこまで前傾しなくても骨盤をおこせるようになるのである。

■腹圧をかけるということ
動きすぎな腰椎の動きをおさえ、股関節から動ける手助けをしてくれる腹圧。
腹圧は「ベルトを内側から押し退けるようにお腹を膨らませる。」と説明される。
セミナーでやったのは仰向けに寝たお腹を誰かに両手で体重をかけながら押さえてもらい、
その手を押し退けるように腹圧をかけるというもの。
膨らませる方向にばかり目がいってしまうが、
へこませる方向にも目を向けなければならないらしい。
「たいさんはへこませるほうも膨らませるほうも可動の幅をひろげるように。」
へこませる時(相手の手がお腹にググーっと入ってくる時)にお腹の奥が痛むことがあるが、これは大腰筋の痛みだとのこと。
普段縮ませすぎている影響が出ているらしい。
それはわかったとして、、、大腰筋が伸びる姿勢ってやっぱり腹圧をかけるしかないのかな?!


■真っ直ぐなスネ、スネで立つということ
椅子に座った姿勢でスネを真っ直ぐに立たせる。
スネの真っ直ぐは膝の向きが足の人差し指の方向を向いた位置。
この位置にあるとき、膝の上から両手で体重を乗せられても膝はぐらつかず、重さもほとんど感じない。
この位置を立ってもキープするのだけれど、座って確認するのとは違って骨盤をおこして前重心になる必要があり、
言われた通りの姿勢をとることは難しい。


■足首の背屈、歩くということ
立つ場合にも当てはまるが、スネを真っ直ぐの位置に保つのには足首の背屈が重要である。
背屈がキープ出来ないと膝が内側を向いてしまい、スネが真っ直ぐにならないのだ。
これは中村先生には未確認の私の感覚だが、背屈をキープするには股関節の内外旋可動域が必要に感じる(もちろんこれだけではないと思うが)。
以前、足首が固くて踵をつけたまましゃがめないと言っている方に、
膝を広げてしゃがんでもらったところ見た目に改善されたことがあった。
内外旋可動域を広げるには『股割り』である。
やはり『股割り』を地道にやっていくということで良さそうだ。