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2015年9月30日水曜日

『人間鞠からの展開とまらず』松聲館技法レポート(最新技速報)

甲野先生のメルマガ動画撮影のため、松聲館にいってきた。
いつも参加しているKさんの都合がつかず、先生と私のマンツーマンという贅沢な稽古になった。


持たれ技にかつてない新展開があったという。
私は私で足の飆拳が普通の感覚になりつつあるので、それで先生の技を受けたときにどのような反応になるのか楽しみだった。


できないことをやろうとする効果
『浪之下』で先生の腕を掴む。こちらは足の飆拳でいる。
するとそう簡単にはやられない感じが出ているのが自分でもわかる。
しかし先生がなにやらしている様子になった直後、気配のない動きで大きく動かされた。

「なにをやったかわかりますか?」

全くわからなかったが、何かをした結果かわったようだった。
この続きはメルマガで確認していただくか、各地の講習会で体験していただきたいと言うべきところかも知れないが、私がすぐにその各地の講習会に出てその様子をブログに載せると結局ここで書かなくても次のブログに載ってしまう。

「親指、人差し指以外の三本を横方向に動かしながら、指を曲げています。」

しかしこれは『虎ひしぎ』などのように出来ればOKというものではなく、やりにくい事に意味があるという。
やりにくいことをやろうとすることで、相手のことが気にならなくなり、気配が消えるというわけだ。
だからこの動きができる人は、これとは別にできないことを探さなくてはならない。
出来ては駄目なところが面白い。

足の飆拳をかけて甲野先生の技を受けていたら、この日は先生の小手返しが私にかからなかった。
座り技もほとんど崩されることがなかった。
驚くべき足の飆拳の効果である。

ところが。

毎回これがあるのだけれど、先生が「これは動画に載せられないか。」と言うほどに何だか怪しい動き(これも飆拳)をすると、体がこの前と比べて格段に強力にまとまった。
さっきまで耐えられていた小手返しにあっさりとかかってしまう。

『払えない突き』では、これに『謙譲の美徳』による動きを加わることで今までにない質の力を感じた。
触れた瞬間、腕ではなく上体に波のような力を感じて跳ね返される。
王コウサイの逸話ではないが、こちらが纏まれば纏まるほど受ける衝撃はあがっていくのではないだろうか。
スーパーボールの衝突実験を連想した。
こんなイメージです。


ちなみにどういうものなのかわからないとリクエストを受けることが多くなってきた『謙譲の美徳』は、「ニュートンの揺りかご」の原理で技が効くのだと考えています。


参考になれば幸いです。

2015年9月28日月曜日

棒手裏剣

Oさんの好意で貸していただいている人形町の稽古スペースで手裏剣稽古会を行った。

いつものことながら前日の夜にお知らせするという直前過ぎる案内にもかかわらず、一年以上ぶりとなるS水さんが参加できた。
途中でOさんも合流して三人で手裏剣を打った。


私は前半は右で練習して、後半は左で練習した。
左手の感覚が育っていないので、右に比べると全然飛ばない、刺さらない。
右でできることが左で全くできない。これが面白い。
また初心の状態からの上達の過程を経験することができる。


左の飛距離が延びてくると以前忍者のIさんに教えてもらった左右の連打がよりスムーズに見えてくるはずだ。

手裏剣の練習は止め時が難しいと言われる。
やればやるだけ感じるものがあるし、刺さっても次はこう、刺さらなくてもそれならばこう、と工夫の余地がいくらでもあるのだ。
この日は19時半から始めて、会場を出たのは23時過ぎだった。

2015年9月27日日曜日

釣りと柔道

最近のマイブームは釣りだ。
娘と近所にある釣り堀へ鯉釣りに行ってきた。

最近は何をしていても武術や柔道、構造動作トレーニングに結びつけてしまう。
釣りも例外ではない。

普段の武術稽古で染み付いた『まず相手の技を受ける』という習性が、柔道の試合では悪い癖となって現れているが、釣りをしていても同じく悪影響が出てしまっている。

浮き仕掛けの針に餌をつけて、糸を垂らす。
魚が餌をくわえると浮きが反応するので、浮きの反応を見て、竿を素早くあげるいわゆる“合わせ”をおこなう。
これで魚に針がかかり釣れる。

釣り堀に掲示している説明によると、合わせのタイミングは、浮きがスッと水中に沈むか、横方向に走るか、横倒しになるか、沈んだまま上がってこないいずれかだという。
浮きがチョンチョン動いているうちはまだ餌を突っついているだけなので針にはかからない。

この合わせのタイミングを掴むことと、柔道の乱取りで技を施す機会を掴むことには、共通点がある。

同じチャンスは二度と回ってこない。
私は慣れていないせいもあるが、浮きが沈む一回目のタイミングをよく見逃してしまう。
二回目があれば合わせの反応は出来るのだが、一回目を逃すとしばらく餌に寄ってこない。
時間制限がある釣り堀でこのロスは避けたい。

うまい人を見ていると、私のように合わせのタイミングを見逃すことは全くない。
魚が掛からないことはあっても、反応できないことはないのだ。

柔道でも技を掛ける機会を逃さず動けるようにならなければならない。
機会が巡ってきているにもかかわらず動けないのは致命的なミスと心得なければならない。

マイブームの釣りで機会を逃さない感覚を磨くことにしよう。


2015年9月25日金曜日

構造動作トレーニング『重さを乗せるスクワット』

中村考宏先生の構造動作トレーニングセミナー、Takahiroラボに参加した。

今回参加したのは『重さをのせるスクワット』というテーマにひかれたからだ。
中村先生の誕生日だから、ではない(笑)
さて、どういうことだろうか?

その前にダンサーの先生から質問。
「肩甲骨を動かせるように意識することは有効か?(そうとは思えない。)」
勘違いしやすい問題だ。
よい動きをしている人の肩甲骨はよく動く。
では肩甲骨を動かせるようになればよい動きが出来るようになるのではないか?
これは論理的に正しくない。

中村先生によれば、重要なのは体幹だという。
「体幹がしっかりしていれば、肩甲骨がスムーズに動くようになる。」

では体幹とは何か?
直接的な説明はなかったが、私は姿勢を保つ力と理解している。

ここからスクワットの話になる。
基本ポーズから腕を前へならえの形に伸ばす(手のひらは下向きのまま)。
構造動作トレーニングのスクワットは腕を前に伸ばしてしゃがむのだ。
基本ポーズができていれば広背筋が収縮している。腕を伸ばしていくときに注意したいのが、背中が抜けないようにする点だ。
背中が抜けるとは、広背筋の収縮が解けるということ。意外と難しいので、伸ばして背中が抜けるくらいなら、小さく前へならへの形にしておいて伸ばさない方がいい。
背中が抜けない範囲で丁寧に取り組むことが大切だ。

腕を伸ばせたらいよいよしゃがむのだが、検証のために、誰かに向かい合って立って手のひらを出してもらい、そこに伸ばした手を乗せた状態からスタートする。
真っ直ぐにしゃがむことができれば相手の手のひらに重さがかかり、一緒にしゃがむことができる。
そうでなければ自分だけしゃがんだり、相手が後ろに押されていってしまったりしてしまう。

第一関門
手を相手にあずける。
開始時点で、手の重さを相手にあずける必要がある。
肩から先の腕の重さを相手に引き受けてもらう。
・遠慮して手を空中に浮かせないこと(相手が手をパッと外したら自分の腕が下に落ちる状態にしておくこと)。
・体ごと寄りかからないこと(相手が手をパッと外しても自分の体が前のめりにならない状態にしておくこと)。

第二関門
背中を抜かずにしゃがむ。しゃがむに従い背中をキープする(広背筋を収縮させておく)のが難しくなる。
キープできなくなるくらいなら、それ以上しゃがむのを止めておいたほうが良い。
丁寧に取り組むことが大切だ。

第三関門
真っ直ぐにしゃがむ。
足裏に感じる重さの分布が変わらないようにしゃがむ。
重さをかけようと、体を傾けるようにして相手に寄りかかってしまうと、相手は下方向ではなく後ろ方向に動いてしまう。
相手に寄りかからないようにと意識しすぎて、あるいは背中が抜けてしまって後ろ重心になると、相手をおいて自分だけしゃがんでしまう。

 構造動作トレーニングにけるスクワットとはしゃがむ動作のことだ。
しゃがんでいる間、体幹がしっかりしていなくてはならない。
こうしてやってみるとしゃがむのは意外に
難しい。
中村先生によれば私の動きは出来ていたという評価だったので、ブログに書いた説明も的はずれではないということになる。
「たいさんは骨盤おこしトレーナーですから。」
「実力者。」
ここまで言われてはいっそう気を引き締めて取り組んでいかなくてはならない。
丁寧に、地道に。


中村考宏先生のブログ記事での紹介リンクから来られた方、この横顔を見たらお声掛け下さい。
出来る限りお答えします。



2015年9月24日木曜日

『足の飆拳(ひょうけん)』が効く理由

中島先生に教わることもできて、自由に稽古できる恵比寿での動作術の会に参加した。


柔道の一人練習メニューである足蹴り、足回しで左足の回転があまい。
股関節の可動域を広げる必要があると考え、腰割り、股割りなどに取り組んだ。
足回しは骨盤ごと動かすとスムーズに動けるようになる。



マルミツのバランスボードを一本足にしてその上に立つ。
姿勢を整えると安定する。安定すると書くと固定すると誤解をされるかもしれないが
そうではなく、動ける状態で立つと動かなくてすむ。
久しぶりにバランスボードの上でスクワットが出来た。



『足の飆拳(ひょうけん)』の説明が、中島先生の『骨なりに立つ』でも説明がつくことがわかった。
私は『足の飆拳』をいつでもその場にきちんと立ち続けている状態だと表現してきたが、その裏付けが取れたことになる。
脛の真っ直ぐ、大腿骨の真っ直ぐ、重心の位置を整えると骨なりに立てる。
相手に押されたり引かれたりしても、骨なりに立ったまま、崩れないように動くと相手にとって予想外の反応となり、相手が崩れる。



稽古後は、私が考える受け身教室の構想をお話ししたり、中井祐樹先生に「『空気投げ』と言えばたいさん。」と言ってもらえた自慢話をしたり、体の運動に関する本を紹介してもらったり、こちらが伝えたいことと相手が興味を持つことのギャップについて教える側はどうすべきか、なかなか悩ましいという話をしたり。

2015年9月20日日曜日

『中井祐樹先生がゲスト参加!』つくば身体操法稽古会

つくばで毎月開催されている、つくば身体操法研究稽古会に、ブラジリアン柔術(BJJ)の中井祐樹先生がゲスト参加されるという話を聞いて驚いた。
ここには過去三回参加しているが、参加してきた稽古内容からは想像できないゲストだった。

稽古会は、前半は普段の稽古会を中井先生にも体験してもらう形で進み、後半は中井イズム全開のBJJ体験セミナーとなった。

私はシルバーウィークの渋滞につかまり遅れて到着してしまったが、会場に着くと中井先生が世話人の林さんと稽古をしているのが見えた。
私は以前稽古した柔道経験者のSさんから『空気投げ』のリクエスト受けて、早速着替えて稽古に合流した。
Sさんは私のブログを読んで気になっていたそうで、今回体験していただけてよかった。
他にもアームレスリングの方も交えて腕相撲の宴会芸の練習や、普段やらないミットへの突きを『謙譲の美徳』を使うとどうなるかなどを試しながら、中井先生と触れ合う機会を微妙に逃しつつ(!)過ごした。
つくば稽古会のサイトにある写真を見ると、腕立て伏せ状態で腕をおさえてもらってからの『辰巳返し』(合気あげ)などを中井先生に体験していただいていたようだった。

休憩をはさんで後半はBJJセミナー形式で中井先生がぐいぐいリードする形で進んだ。
私は最初から柔道着だったが、柔道有段者のKさんもバッチリ柔道着に着替えて参加された。
今回もフィニッシュとなる技の練習を中心に教わることができた。
・裸絞め
・三角絞め
・肩固めの絞め
    なるべく下がってから上がる。
・腕挫十字固
     親指が上にならない時は、小指の逆側へ
・横四方からの腕絡み(その1)
    相手を手前に転がして極める
・横四方からの腕十字
・横四方からの腕絡み(その2)
    相手の体側に腕をつけて極める
・袈裟固めからの足を使った腕十字
    足を上下に使う
・袈裟固めからの足を使った腕絡み

途中で世話人の林さんが『空気投げ』の話題に触れたとき、すかさず中井先生が「『空気投げ』はたいさんでしょう。」と返答して下さった。
私が『空気投げ』を研究していることは中井祐樹先生にもはっきりと認知されていることを確認できました!
(※『空気投げ』を認めてもらったわけではありません。念のため。)
これはますます張り切っていかなくてはならない。

後半、特に見応えがあったのは最後の最後、柔道有段者のSさんとKさんが中井先生と寝技スパーリングをした場面だった。
Sさんは亀状態の中井先生を攻めるところから、Kさんは肩固めの絞めを9割極めたところからのスタートだったが、息を飲むような攻防の末、いずれも中井先生が極め返した。
はやり本物は違う。周りで見ていた私を含む寝技素人の人たちも感じ取っていたことと思う。


稽古後は有志で懇親会が開催されて、私も参加した。
中井先生は、技もすごいが話もすごい。
貴重な話をたくさん聞かせていただけた。
楽しい話の中から終始感じられたのは、中井先生のBJJ愛とプロフェッショナリズムだった。
本当に徹底されているし、貪欲だが謙虚な姿勢には頭が下がるばかりだった。


中井祐樹先生が代表をつとめるパラエストラ東京はこちら

2015年9月18日金曜日

壁に向かって立ち、座る

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。

Sさんが仕事で来れず、OさんWさんと私の三人稽古になった。
三人稽古といいつつ、始めに起倒流の形をやった以外はほとんど話をしていた。




私は先輩方が喜んでくれそうなネタはあまり持ち合わせていないので構造動作トレーニングをしながら話を聞いていた。
トレーニングメニューは股割りだ。
股割りはいつも同じようなところで股関節の可動がとまってしまう。
あらためて思ったが骨盤を起こすのは楽じゃない。
それでも自分の体だから自分で動けるようになるしかない。
この日は股割り、腰割りに取り組んだ。
地道の一歩だ。


OさんとWさんが壁に向かって立って何かしているので私もやってみたいと思いやり方を聞いてみた。
・壁に向かって立つ。
・足を肩幅にひらく。
・爪先を壁につける。
・爪先を並行にする。
・そのまましゃがむ。


やってみたら出来たが、あるポイントで後ろに倒れないことをWさんに不思議がられたので簡単な動きではないことがわかる。
実際やってみても股関節と胸椎が動かないと後ろに倒れてしまう動きだと感じた。
やってみるとわかるが、膝が壁方向を向いているので横に逃がすことができない。
逃がせないと当然お尻が壁から遠ざかるので重心が後ろに行きそうになる。
ここをいかにして調節するかがこの動きの課題とみた。
私がやったのはこうだった。
骨盤を起こしながら股関節を畳んでしゃがむ。
腹圧をかけて胸椎を前にだし、頭部と胸部を前方位置させることで前重心をキープした。
膝が90度になるまではこれでいく。
そこからさらにしゃがむには骨盤を寝かせていく。体の前方に丸め込んでいくような動きになる。
これでしゃがみきれる。
同じことを逆にやって立つ。
後でWさんの見解を聞いたら大腿骨が短い人の方がやり易いのではとのことだった。私は足が短いので当てはまる(笑)
自分の体の動かない部分を自覚できたりするので、成否はともかくやろうとしてみると面白い。



全く別の話の流れで一般に受けるネタも持つべきだという話になり、私の出来る宴会芸を2つ披露した。
正座から立つ(名古屋の山口先生に見せてもらった立ち方。武蔵一族の技名は『炎龍立ち』)と、腕相撲で負けたところから相手を転がすやつ(八光流の広沢先生に習ったその名も『宴会芸』)だ。
やらなかったが、辰巳返しも受けがいい。


2015年9月15日火曜日

甲野善紀『ゴルフスイング』

東京武道館で行われた甲野先生のセミナーに参加した。

女性の参加者が多かったせいか、手の形でのからだの変化や、立ち方、座り方などの説明が多くなった。

見どころはゴルフのレッスンプロからの質問に答える形で、ゴルフクラブでのスイングをされたところ。
甲野先生のスイングは超独特ですが、レッスンプロが教えるのに苦労するという、膝が伸びあがってしまう問題(すみません、私はゴルフをやらないので良くわかりませんが)の解決にヒントになったようです。


BLINKのセミナーは格闘技やスポーツをされている方の参加が多く、その方々からの質問に答える形で新しい発見があることもあります。
参加する機会があれば、積極的に質問されることをおすすめします。



久しぶりに『屏風座り』をやったが、これは重心が後ろに寄るので、もっとさげておしりを床につけ、そのまま徐々に背中をつけていって、全部ついたところから逆再生のように立ち上がれないかと試してみたが、起き上がれない。
月間秘伝にも記事になっていた浅谷さんの地球体操をイメージしてやってみたのだけれど、全然動けなかった。
座ってから立ち上がる過程で、重心を前に移動させたいので、骨盤を起こす必要があるのだけれど、起きて欲しいところで起きてこない。
骨盤を起こすのも楽じゃない。というより、なかなか起きてくれないものだと久しぶりに自覚した。
地道にやっていこう。



この日参加されていた現役警察官の方の話を講座後の食事会で聞くことが出来たが、この方は普段の備えを怠らない努力を続けられていて感心した。
フィリピン武術などを学んだり、自費で渡米し著名な指導者のもと、射撃の訓練を受けたりしているという。
非番の時も合法的かつ有効な備えという道具類を見せて貰ったが、単なる健康器具であったりして、技術が伴わないと使い物にならないのだが、それは強力な武器を持っていても同じだろう。
不祥事を起こすような者は論外だが、真っ当な警察官がみんなこのような姿勢で治安を守ってくれたら頼もしいことこの上ない。

2015年9月13日日曜日

柔道練習45回目『子供達の練習相手』

少しだけエビと腰割りをしましたが、ほぼ子供たちの練習相手に終始しました。
こんな日もあります。


子供たちの相手をするときは、普段されている説明通りに動けているか確認して、動けていれば技にかかるようにしています。

<立ち技>
・大外刈り:刈る方の足に相手の重心を寄せる動きが出来ているか
・大内刈り:刈る方の足に相手の重心を寄せる動きが出来ているか
他にも
・1回目にかけた技が掛からなくても、相手が崩れたところに連続技で攻めているか

<寝技>
・袈裟固め:(掛けた時)後ろ側の足を相手に絡ませない事。
               脇に挟んだ相手の腕を弛めないこと
       (掛けられた時)脇に挟まれた腕を引っこ抜く事。
               腕が抜けたらそのまま伏せる方向に体を回転させること。
・横四方:(掛けた時)相手の腰に膝を当てて隙間を無くす事。
      (掛けられた時)海老でお尻を相手から遠ざけて、腰と相手の膝に隙間を作る事。
                隙間が出来たら自分の膝を入れてつっかえ棒にする事。


前にも書いたが練習後、先生から先日1回戦負けした大会で私が敢闘賞に表彰されたという話とともに賞状をいただいた。

返し技が評価されたようです。

2015年9月11日金曜日

起倒流一本目『軆(たい)』

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。

この日は何と言っても起倒流の一本目『軆(たい)』だろう。
Oさんが先週Wさんと一緒に検討したという形を紹介してくれた。
見た目には、技が掛かるようには見えない。


「その受けの仕掛けに対して、その取りの動きで技が掛かりますか?」

全然技が効くように見えないのだが、疑問を確かめるにはやってみるのが一番早い。

私が受けでOさんとやってみると、面白いことに、これが掛かる。
柔らかく、抵抗感が出ない質の、まさしく柔術の形といって差し支えない感触だった。


床が板なのでゆっくりとだったが、二本目の『夢中(ゆめのうち)』もこれの続きとしてやってみると、取りも面白い。
身を捨てるだけ。技を施している感触が全くないのだが、相手は前に転がるのだ。
甲野先生の著書『神技の系譜』にも記載があるが、起倒流の名人と言われた加藤有慶の『私が投げたのか相手が転んだのか、それは私にもわからない』という台詞が、実感と現実味を帯びてくる。


一本目の感覚は、形は違うが先日やった柔道の試合で施した返し技の感覚に近い。
試合では一緒に倒れた結果相手に一本が入ったが、『軆』の体捌きで返せば綺麗な一本になりそうだ。


実際に『大内刈』の仕掛けに対して、『軆』と同じように返すというのを試してみたが、やはり実践でも有効なのではないかと思われる。
そこから、軆で返すときの体捌きでは、Iさんがやっていた流派の胸を直線的に落としていくような体捌きが有効だと確認できた。
この体捌きは、『体落』にも応用できる。


講堂館柔道『古式の形』に伝わる『起倒流』の研究から、柔道技への応用に繋がり、また柔術の体捌きにいってそれを柔道に応用するという、私にとっては何をしても楽しい稽古になった。

2015年9月10日木曜日

柔らかい稽古

恵比寿での動作術の会に参加した。

ここは自由に稽古できるのだけれど『空気投げ』は、少しお休み。

半身の稽古を木刀による抜刀でやった。
右腰が右に避けてしまう感じが嫌だったのが、だいぶ修正できた。
抜刀もいい。


あとは、繋がりと崩しの柔らかい稽古。
以前八光流の稽古で教わった形を借りると、うまく力が抜けたまま動けるが、柔道の組手の形になると、繋がりまではまだよいが、崩しが入らない。
こちらの腰が固まっているのが原因のようだ。
これはこれで長年の課題だから何とかしたい。

2015年9月8日火曜日

『全く別の展開へ』松聲館技法レポート(最新技速報)

甲野先生のメルマガ動画撮影で松聲館に行った。


人間鞠からの展開を整理した。
これからは全く別の方向に向かうという。

整理するだけのはずが、進展してしまう。
柔道技への返しが、ヒョウ拳の感覚で、鋭く速くなった。


また、以前と少し違っていたのは浪之下、波切、浪之上だ。
相手につかませることを不意打ちを受けるといっていたが、それを相手に近づけることで克服した。


これがヒントになって、私の浪之下が久しぶりに変化した。
相手十分に持たせた不意打ち状態から、平面ではなく、立体的に相手に近づくことでこちらの状態が良いところまで持っていって、そこから動くやり方だ。
Kさん十分に持たせた状態では甲野先生も苦労されていたので、この効果にはKさんも驚かれていた。


先生にこの発見を報告すると、やり方はすぐにわかったようだったが、先生がやるとまるで違う形と威力となって現れた。
体ごと思いきり振り飛ばされてしまう。


この日は甲野先生の『空気投げ』を教わることが出来た。
相手が襟・袖を掴みに来るところを、『糸吐きの手』で捉え、腕を捕まえてそのまま投げる。
甲野先生によれば、ポイントは”相手に十分に襟・袖を掴ませるつもりでいる。”だそうだ。
柔道の練習を積めば積むほど、抵抗感が増すやっかいな質の技だった(笑)


それにしても甲野先生は今後、”全く別の展開”になるという話をされていた。
これまでの延長線上にない方向に進む事になるらしいが、本人にもどうなるかはわからないという。
キーワードだけ伺った。
「時間」
だそうです。

2015年9月6日日曜日

柔道大会出場!

柔道の県大会に参加した。

相手に奧襟を許す苦しい展開から、相手の大内刈を堪えて、小外掛(掛ける足は相手の軸足)に返した。
止めてから返した感触は悪くなかったが、相手の一本勝ち。

審判のかたとは別の角度で見ていた別ブロックの選手達が試合の後で、「旗は相手だったけど、あれは返し技が入っていた。」と言ってくれたので、悪くはなかったようだ。
今回の試合は今までで一番落ち着いてできた。40才(!)を目前にして柔道がますます楽しくなってきた。

反省点ははっきりしている。
・自分から技を仕掛けられなかった
・倒れたあとすぐに寝技に入れなかった
・技を決めきる粘りがなかった

どれも乱取り練習の不足によるもので、努力の前に環境を変えないといけない。
道場の先生も問題に思っていて、OBを集めて大人だけの練習日を作ろうかなど考えて下さっているが、声をかけて集まってもらうのはなかなか難しいだろう。
少し困った。
そう言えば講堂館で練習ができると聞いたからこちらも調べてみるか。

※追記

なんと、返し技が評価されて敢闘賞をいただきました!

2015年9月4日金曜日

丈夫と固まるの違い

Oさん主宰の恵比寿稽古会に参加した。


Sさんの剣術稽古の受けで、剣を通して相手を崩す稽古をやったところ、私がなかなか崩れない。
私の感覚では、繋がりを保ったままほぼ真下に崩す形だとぶつからずに崩れそうだった。
何度か試しているとそれっぽくなったり、ならなかったりしてきたので、この辺で終了。
座りの稽古では居付かないで立つ、座る練習した。


終了時間が過ぎたあと、Oさんに『足のヒョウ拳』の感触を受けてもらって稽古を続けた。
受けでは相手を受け付けない強さがあるが、仕掛けるときはそれが足かせになって、体が動きに参加しなくなってしまう落とし穴があるとわかった。
ちょっと稽古の順番も悪かったのだけれど、この課題が柔道大会前にはっきりと認識できたのは良かった。
この状態に頼ってしまうことがあったら、何も出来ずにただ耐えるだけのつまらない試合をするところだった。


何度も書いているが、稽古環境に恵まれている。ありがたいことだ。

2015年9月3日木曜日

松聲館の今を稽古する

先日変わった座りの動きを先生に受けてもらおうと、恵比寿に参加した。

小手返し、浪之下などを受けたが、思っていた以上の効果をあげていた。
先日ひっくり返された小手返しにもふわりと対応できて、自分の変化が嬉しい。
興味深いのが、先生の動きに対する私の動きが、自動的になっているところ。
感覚的には勝手に動いて技を防いでいるようだった。
甲野先生からも、「ずいぶん足が効いてますね。」と言っていただいたが、足のヒョウ拳の弱点になりがちだった大きな崩しへの対処が、軽い身のこなしあるのは、間違い無さそうだ。
三船十段の動きに近づきつつあるか?!




しかしというか、ところでというか、この日の先生は事前に宣言されていた通りではあったが、何か根本的に見直そうとされているらしく、まだその最中にいるといった感じだった。
そんな中でも、正面の斬りや、斬り込み入り身で、相手にまっすぐ向かいながら、心は太刀奪りという、新しい動きを試されていて、これにはせっかく変化した私の対応が間に合わなかった。
しかし、いつものような新発見を掘り下げていく方向には進まなかったから、先生が変わろうとしているのは、もっと違うところなあるのかも知れない。



個人的には、空気投げもたくさんのヒントとダメ出しを貰えた。
やはり、色々な人に受けてもらうのは貴重だ。
甲野先生が色々な人と稽古をしているわけがわかったような気がした。


柔道の試合直前にしては宿題ばかりもらってしまった感じもするけれど、それはそれ、これはこれ。
そのうち一緒になってくれるはず。


座りの動きの変化を空気投げに。つまり足のヒョウ拳のまま、左右で上下バラバラに謙譲の美徳をかける。左は上ではなく、相手が崩れる方向でかつ、自分から離れていかない、体捌きに沿った方向。
繋がり。何かあるといつも指摘される。大事だができていないところ。遊びをとって崩す。
左右別々の動きが出来るように。右半身と左半身の使いこなし。難しいが、技で相手の虚をつくなら難易度の高い動きを身に付けなければならない。