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2015年6月25日木曜日

柔道技『○○落』のやり方

恵比寿で開催された、中島先生による動作術の会に参加した。
恵比寿での稽古会は、中島先生の説明を聞いて稽古するもよし、自分のテーマで稽古するもよし、なので、私は構造動作トレーニングの動きを少し確かめてからSさんと柔道と柔術の稽古をした。



私が翌日のOさん主催の稽古会をお休みするので、この日の内に『空気投げ』をSさんに受けてもらった。
確認できたのは、
・崩しの重心移動
・崩しの引き手
・崩しの釣り手

・投げの引き手
・重心を落とすタイミング
・重心の落下から投げに繋げる体捌き


特に引き手の使い方がわかった事で、手技に分類される柔道技が根本的な仕組みの上では同じやり方だと理解できた。
・空気投げ(隅落)
・体落
・背負落
・浮落

こうしてみると共通して『○落』という名前だ。このことからも今回の理解の正しさが伺える。


世界で活躍した柔道家のTさん式の『小内刈』をSさんに受けてもらった。
Tさん式では、なぜ重力落下より速い速度で下方向に投げられるのか、理解できずにいたが、その理由が理解できた。
相手を後ろに押しやる力が下方向に転化されているからだ。



Sさんは柔術の色々な形を紹介してくれたが、私が手順を覚えられない上にどれも難しいので、先日Iさんとやった形に絞って練習した。
形の説明は省略するが、久しぶりにお会いしたUさんのアドバイスで形の意味が理解できた。
体捌きで相手を崩せているかがポイントだ。手を引っ張るのではないし、足で踏ん張るのでもない。
前回は自分で何がいいのか悪いのかわからなかったが、今回足が踏ん張っているかどうか自覚できるようになって、練習しやすくなった。
重心の移動がスムーズに行えたときは自分の足の踏ん張りを感じない上に、受ける側も気持ちよく転がる。

私の課題は、座りから立つまでの動作の中で、重心が左右に揺れてしまう点だ。
踏ん張ると左右に揺れてしまう。その情報は相手に手がかりとして伝わってしまう。



先日の試合で痛めた足指も稽古中は気にならなくなってきている。

再来週くらいから柔道練習も再開していきたい。


Sさんとの稽古の途中、中島先生から深部感覚トレーニングの説明があり、それを試してから稽古を再開すると、お互い体の軸が整ったまま動けるようになって驚いた。
姿勢が重要とはよく聞く話だが、自分の姿勢を感じ取れる感覚とセットになっている必要があるということだ。

2015年6月23日火曜日

『はふう』松聲館技法レポート(最新技速報)

甲野先生の松聲館道場でメルマガ用の動画撮影をしてきた。


甲野先生「関西にいっている間、また色々ありましたから。たいさんは音楽家講座で少しやりましたね。」


■『はふう』
先生が『羽風(はふう)(仮称?)』と呼ぶ手の内と、『浮木の腿』を用いた、『浪之上』『浪之下』が格段に持ちにくくなった。 
格段にという表現は大袈裟でない。
こちらはしっかり持っている実感があるのだが、何故か体ごと大きく動かされてしまう気味の悪い感触を味わった。
先生の腕を持った感触は人によっても違うと思うので、是非受けてみていただきたい。

また、同じく参加していたKさんと『羽風』を試してみたが、どんなに腕をしっかり持たれても気にならない。
腕をねじりあげられそうになっていても、やられていて気にならない。
気にならないまま動けるので、相手はいつのまにか崩される。
効果は『虎ひしぎ』に似ているが、私の感覚では『虎ひしぎ』が足の力が強くなるのに対して、『羽風』は背中が楽になっている。

それにしても『はふう』とは何とも力の入らないネーミングだ。
しかし先生は、『はふう』と発音する感じが、随分前に蛙を踏んで気づいた『バフーッ』よりもしっくりくるという。


※甲野先生の講習会では、希望すれば技を受けられます。
 裏を返せば、希望した方を優先して技をかけるので、
 受けたい方はどんどん先生にリクエストすると良いです。
 当然ですが、先生も相手を見て加減していますので、
 私がブログに書いているように吹っ飛ばされる心配もいりません(たぶん)。


■払えない突き
私の右肩あたりに向かってゆっくりと出てくる甲野先生の左腕を、私が右手で払おうとするが、先生の腕に触れると体ごと弾き飛ばされる。
肩甲骨が下がる『山を潰す』体の使い方が進展していた。

甲野先生の『払えない突き』に対して、私がKDS空手で習った『騎馬立ち』をしながら受けると、はじめのうちは、突きを止められた。この方法を用いると足の力を腕に伝えて大きな力を出せるのだ。
しかし、その場で先生が突きを少し修正すると、また払えなくなってしまった。

先生が修正されたのは、突きをだす左手ではなく、空いている右手だった。
銃で撃ち落とすと例えられる動作で、先生は右手を銃のごとく使って、私の肩あたりを感覚を使って撃っていたのだ。
その狙いを肩から肘に変更すると、私に技が通るようになったという。
結局、私が先生の突きを払えたのははじめの数回だけであった。



■したから影抜き
この日は剣術も今までにない形を見ることが出来た。
甲野先生が『陰の影抜き(仮称?)』と呼ぶ動きは、こちらの剣とまさに打ち合わせんとするところを先生の剣が上からではなく、下から剣がすり抜けてくる。


これら最新の動きは、各地のセミナーに参加されるか、甲野先生のメルマガに掲載される動画で確認していただくのがよい。

この日の動画は7月2回目の発信に掲載されるらしい(現時点では確定していないため、変更される場合があります)ので、お楽しみに。

2015年6月20日土曜日

乗馬でリアル『騎馬立ち』

アイススケートに飽きた娘が次に興味をもったのは乗馬。

市内のそう遠くないところでホースセラピー(馬に乗って癒やされる?)のイベントがあり、親子で乗馬体験が出来るというので行ってきた。


娘は乗る前の餌やりからご機嫌だった。
一回二周の乗馬を体験した後で、もう一回乗りたがって、計四周乗ってご満悦の様子。
乗りながら首やタテガミを触らせてもらったりして、楽しそうで何よりだった。



せっかく来たので私も乗馬を体験した。
体験は一回あたり、直径20m程の円の円周を二周するという短いものだったが、馬の背から見る景色は、肩車をされた所から見渡すようでいつもより広がる視界が心地よかった。

馬の背から伝わってくる振動も心地よく、ホースセラピーの名の通り、確かに癒しの効果がありそうだ。


乗馬は少し前から体験したいと思っていて、今回は見つけたタイミングも良かった。
KDS空手で習った『騎馬立ち』と呼ばれる姿勢が、文字通り馬上で取る姿勢なのかを体験してみたいと思っていたところ、ちょうどよく今回のイベントが開催されていたのだ。


感想としては「たぶんそうなのかな」、という程度で確信には至っていないが、足を馬の背幅に開き、体の軸を立てて馬に乗る姿勢は、KDS空手で習った『騎馬立ち』に近いものを感じた。



もう少し長い時間、速度も出しながら乗ってみたい。
と思って、近くの乗馬教室を調べたら、40分5000円で体験乗馬が出来るらしい。
さすがにいい値段だ。
娘の興味がアイススケートに戻る事を祈ろう。


2015年6月19日金曜日

『空気投げ』手の使い方

Oさん主催の恵比寿稽古会に、いつものSさんだけではなく、居合いをされているIさんも参加した。


◆柔術稽古
Iさんが以前やっていたという、柔術の稽古を紹介していただいた。
私が休んだ時にIさんとOさんが稽古していた動画を事前に見せてもらっていたが、見るのと体験するのとでは大違いだった。

見た目に柔らかな動きとは違って、崩しの速度は速く、重さのかかり方は急激だった。
受け身が間に合わないと板間ということもあって痛い。
Iさんとの柔術稽古で用いられた投げの原理はとても勉強になった。


動きの質をあげるには丁寧に稽古を続けていく必要があるが、どこが出来ていないかもわからないのと稽古にならない。
その意味で今回とても勉強になった。



KDS空手
Sさんと話をしていて、explosionの状態が、一瞬の爆発力なのか持続するものかという話になったが、私がMrs.ベルナルド先生に聞いた範囲では、後者だった(英語だったがおそらく間違いない)。



空気投げ
Sさんに少し抵抗を強くしてもらった条件で私の『空気投げ』を受けてもらうと、全然うまくいかないどころか、だんだん悪くなるような感じすら出てきてしまった。
手の使い方だけ、体捌きだけなどと、動きを分解した稽古ではうまくいくものが、それらを統合しようとすると、今の私の場合うまくいかない。
動きを分解した稽古を丁寧にやり続けるというアプローチもあるが、合わせて統合した動きの練習もしておきたい。
このあたりは、私が柔道をやるときに普段の稽古に比べてかなり力んでしまう事にも関連している。


Sさんとともに困ったときの原点、三船十段の映像に立ち返ると、Iさんとの柔術稽古のおかげで気がつけた、手の使い方に新たな発見があった。

体捌きに先んじて手を動かしているようにも見える。

しかし手の部分だけ見ていてはいけない。
重心の移動を伴いながら、手が動いている。
右足を回し運びつつ、手を動かし相手を崩す。
体の沈みも使って引き手に重さをのせ、沈む動きを止めずにウォータースライダーの如くそのまま前方向に重心移動を続けて投げる。


2015年6月17日水曜日

卓球『アープ理論』

(私にとって)全ての道は『空気投げ』に通ず

夜間飛行の編集者で、ギターの演奏家で、卓球指導者のTさんと話をする機会があった。

Tさんが取り組む卓球は、元世界チャンピオンの山中教子先生が提唱する『アープ理論』に基づいている。

どの分野でも世界のトップになるような人は、どこか異端なところがある。
見た目には同じに思えても、やっていることは全く違ったりする。


以前にも少し伺ったが、アープ理論についてまた少し聞くことが出来て、ますます山中先生が気になってきた。
山中先生の卓球指導を受けるには、私はあまりにもど素人過ぎるので、レッスンではなく、講演会があれば是非一度話を聴いてみたい。
(と思っていたら茂木先生との対談映像(※)が見つかったので見てみようと思います。)




アープ理論
ARPとは
A(AXIS)軸
R(RYTHEM)リズム
P(POSTURE)姿勢



・重心を移動してから球を打つ。
・球を二度打つ。打ちたい場所から重心を移動して、ラケットにあてる。
・手は使わない。
・球をおさない。むしろ引くくらい。
・卓球をやっている時間とは、自分が自由でいられる時間。
・ラケットを振り終わってから球が飛んでいく。
・スマッシュを打つときは1m以上も横に移動している。



『空気投げ』に通じるものを感じました。
重心の移動を伝えることが重要で、腕力でどうにかするものではないということです。
さらに重心の移動を伝えるには、『謙譲の美徳』に通じる動きが隠されているように思えます。
この辺りはTさんと共有できる感覚で、試してみる価値はありそうです。



動画見ました。
美しいと強いは共存するんですね。
この考えに美しさを感じます。


甲野善紀『音楽家講座』

新宿では最後の甲野善紀先生による音楽家講座に参加した。


演奏者に対する甲野先生のアドバイスはいつもの講座で聞くものとは違う。
姿勢や動作など、体の状態に直接働きかけるアドバイスもあるが、心の状態から体に働きかけるアドバイスが目立った。
イメージを先に伝えてから、そのときの体の状態を説明する。
甲野先生は相手を見て伝え方を変えられているようで、芸術家はイメージを伝えられるとそれだけでピンと来る人も少なくないようだ。


この日アドバイスをうけた方々の楽器は次のようなものだったが、それぞれの方の音がその場で変化していた。
これも音楽家講座の面白いところで、技の効きは相手によるので変化の度合いが分かりにくいが、楽器ある意味ごまかしが効かないので、非常に分かりやすくビフォーアフターを確認することが出来る。
体を楽器にして演奏するという言葉を聞いたことがあるが、人によっては驚くほど音が変わるので、まさにその通りなのだと納得出来た。



重心側から動く『浮木の腿』、相手に譲ろうとすると相手が譲ってくれる『謙譲の美徳』、腰の状態を寝かす、起こす、反るに変化させる動き『山を潰すからの展開(名称なし)』なども実演し、主催者の白川さんからのリクエストで最後に抜刀を披露するなど、盛り沢山で充実した講座になった。


音楽家講座そのものは今後も場所を変えて継続されるので、また是非参加したい。


この日アドバイスを受けていた方々の楽器。
・アコーディオン
・津軽三味線
・トランペット
・鍵盤ハーモニカ
・フルート



『謙譲の美徳』の説明では、甲野先生から声がかかって、私が実演した。
そのため後から参加者の方に「あれはいつでも連続で使えるのですか?」と質問を受けた。
講座中だったので結論だけ答えて終わったが、興味を持たれていたようだったので詳しくお伝えしたかった。
懇親会で機会があるかと思ったが、残念ながら参加されていなかったので、読んでいないと思うけれどここにもう少しかいておこうと思う。


質問:『謙譲の美徳』はいつでも連続で使えるか?
回答:『謙譲の美徳』はいつでも連続で使える。


補足:『謙譲の美徳』の説明。
ビリヤードで打った手球が他の球に当たって止まり、当てられた球だけ動く原理と(たぶん)同じ。
人がやる場合、接触した相手に自分が向かっている場所を譲ろうとすると導き出される。
連続で行う場合、触れた相手をその場にある壁のように思って、押す(壁なので押した自分が後ろに跳ばされると思って押す)。


応用:押す動きだけでなく、引く動きや上下、左右の方向にも『謙譲の美徳』は応用できる。どの方向に働かせる場合でも共通するのは、『相手に場所を譲ろうとする』事。


2015年6月14日日曜日

一輪車

娘のアイススケートブームは去ったらしい。
前回T字ストップのやり方がわかってこれからというときに残念だったが、私もそのあとで怪我もしたし仕方がない。

娘が代わりに遊んでいるのが一輪車。
ついこの前まで掴まりながら進むのが精一杯だったと思っていたが、掴まらずに10m以上も進めるようになっていて驚かされた。
私は一輪車に全くのれないので、娘が完全に独学で身に付けていることになる。

ほっといても上達してしまうんですね。
一輪車、パパの分も買って練習したいなぁ。

2015年6月12日金曜日

KDS空手、空気投げ、柔術

KDS空手
Oさんが簡単な体操のような基本稽古を紹介してくれた。
動きに慣れるのが目的で、気軽に取り組むといいらしい。
一時間くらいやると誰でも慣れてくるので、やってみるといいとの事だった。


この説明を聞きながら、『空気投げ』もこの段階をクリアしないとモノには出来ないと感じた。
簡単な動きではないと思うが、慣れていない動きをする必要があって、それはやり方を調べるというものではなく、動きを身に付けるということ。
例えるなら一輪車に乗れるようになることと似ている気がする。
今の『空気投げ』を一輪車にたとえるなら、掴まりながらなら少しペダルを漕げるといった段階か。



explosion
相手が両手を掴みに来るところを、explosionの状態で受けるという稽古。
Mrs.ベルナルドがMr.ベルナルドを吹っ飛ばしていた稽古だ。
しかし、吹っ飛ばそうと意識してしまうとかえって効果がなくなってしまう。
legを使うことが肝要であるから、足の上下動を腕の前方向への動きに伝わる状態にしておく必要がある。
感覚的には、相手の動きを吸収するなら下方向へ、相手を弾き飛ばすなら上方向への力を足から腕に伝えると良さそうだ。
腕には力を籠めるが、自由に動けるようにしておく必要がある。
この日やらなかったが、相手と手を合わせて前からプレッシャーをかけ続けてもらい、自分はexplosionを保ちつつ、それに耐えるという練習もやるとよさそうだ。もちろん手を合わせつつ、肘、肩、手首、体は自由に動かせるようにしておく必要がある。



空気投げ
相手の重心移動を、最初から右足加重になるようにしむけつつ、左足を前に出させる崩しの研究。
片足一本で立つように仕向けた方が投げやすいと思ったもの。
今やるとぎこちなくなってしまうが、方向はよさそうだ。



柔術
先週Iさんとやったという、稽古を紹介してもらった。
捨て身の威力を、一見して身を捨てずに発揮する質の技だと思われる。
Iさんと稽古できる日が待ち遠しい。